大塚国際美術館は、モナ・リザや最後の審判などの名画を楽しめる観光スポットです。今回は、大塚国際美術館の楽しみ方についてご紹介します。
大塚国際美術館ってどんなところ?
鳴門海峡を有する徳島県鳴門市にある大塚国際美術館は、豊富な種類の栄養サプリで知られる製薬会社である大塚グループの創立75周年を記念して1998年に建てられた美術館です。約4kmもの広大な館内の中には、モナ・リザや最後の審判、受胎告知、ゲルニカなど教科書でもお馴染みの西洋名画1,000点以上が展示されています。転写した原画を陶器の板に焼き付けた「陶板名画」という手法で再現されたこれらの作品は、偽物とはいえ本物さながらのクオリティと実寸で忠実に再現されています。
スケッチや写真撮影も自由にできるので、美術の教材としても最適です。子どもから大人まで幅広い層がアートを楽しめます。
開館時間と料金
営業時間:9時30分~17時
入場料:一般3240円、大学生2160円、小中高生540円
大塚国際美術館へのアクセス
バス
JR鳴門駅から鳴門公園行き路線バス乗車→大塚国際美術館前下車(約15分)
JR徳島駅から鳴門公園行き徳島バス乗車→大塚国際美術館前下車(約70分)
車
神戸淡路鳴門自動車道・鳴門北IC下車→鳴門海峡方面(約3分)
約340台停車可能な駐車場完備
大塚国際美術館の楽しみ方
本物さながらの名画を楽しもう
大塚国際美術館は地上2階、地下3階の全5階建ての構造になっています。1階~2階はピカソの大作「ゲルニカ」をはじめとした近代・現代絵画、地下1階はミレーの「落ち穂拾い」やゴッホの「ヒマワリ」をはじめとしたバロック~近代絵画、地下2階はレオナルド・ダ・ビンチの「モナ・リザ」「最後の晩餐」をはじめとしたルネサンス~バロック絵画、地下3階は美術館最大の目玉である完全再現されたシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」をはじめとした古代~中世の絵画が展示されています。
また、地下3階のミュージアムショップでは約100点の絵画解説を聞ける音声ガイド(1台500円)を借りることができます。
ガイド案内・ギャラリートークを楽しもう
大塚国際美術館では、毎日7回(土日月は6回)、美術ボランティアの展示解説ガイドを開催しています。時間やテーマによって1時間~2時間、詳しい解説を聞きながら美術館を巡ります。
また、毎週金・土・日曜日に開催される週末ギャラリートークは、各テーマに合わせた名画の楽しみ方を紹介してくれるイベントです。「名作アニメ・漫画に登場する名画ツアー」や「怖い絵ツアー」など、毎回ユニークなテーマで開催されるので、名画を異なる視点から楽しむことができるでしょう。
名画の世界を再現した庭園で写真を撮影しよう
地下2階には、日本で人気の高いモネの連作「睡蓮」の世界を再現した屋外庭園「大睡蓮」があります。
温帯性睡蓮や熱帯性睡蓮、古代蓮など数種類が植えられており、毎年春から夏頃にかけて見頃を迎えます。睡蓮は10時から15時にかけて開花します。
庭園の傍にはカフェもあるので、スイーツや軽食を楽しみながら庭園をゆったりと眺めるのもおすすめです。
イベントを楽しもう
大塚国際美術館では、システィーナ礼拝堂の歌舞伎公演やバレンタインアートマップなど定期的に企画展を開催しています。
イベントの内容は公式サイトでチェックできます。開催期間は短いものが多いので、イベントの開催期間に合わせて来館すると良いでしょう。
お土産を購入しよう
地下3階のミュージアムショップでは、ここでしか購入できないオリジナルグッズやアートグッズが販売されています。特に、展示作品と同じ手法を使っているミニサイズの美術陶板は価格もリーズナブルで人気があります。現画のクオリティさながらの「モナ・リザ」「睡蓮」「ヒマワリ」などの名作をご家庭でも楽しめます。
さいごに
2018年3月21日に開館20周年を迎える大塚国際美術館。従来のラインナップに加え、新しい名作絵画も追加される予定です。
徳島県へ旅行しに出かけた際は、ぜひ大塚国際美術館でアートの世界を楽しんでみてください。