十和田湖冬物語は青森県十和田湖で毎年行われるお祭です。かまくらのなかに入って寒い時期にぴったりの地元グルメを体験したり、雪上でそり遊びや乗馬体験など、雪国ならではの遊びをしたりすることができます。今回は、十和田湖冬物語の魅力をご紹介します。
十和田湖冬物語はどんなおまつり?
十和田湖冬物語は、毎年青森県の十和田湖畔で行われる冬のお祭りです。十和田湖は、2000年前の火山活動でできたとされる二重式カルデラ湖で、周囲の長さは約46km、湖は最深326.8mと日本で三番目の深さを誇る、自然豊かな湖として知られています。
十和田湖の湖畔で行われる十和田湖冬物語では、大小さまざまな雪像や雪灯篭、雪上の花火が見られるほか、かまくらで熱々の鍋や郷土料理など、地元グルメが味わうことができます。十和田湖冬物語は、毎年異なるテーマが決まっており、2018年の十和田湖冬物語のテーマは、「雪と光のパジェント・真冬のファンタジー」を予定しています。
開催時期・時間
2018年2月2日(金)〜2018年2月25日(日)
土日祝日:11:00~21:00
平日:15:00~21:00
開催場所
十和田湖畔休屋 冬物語特設会場
十和田湖冬物語が行われる会場へのアクセス
車利用の場合
東北道小坂ICから車で45分
十和田南駅からタクシーで50分
バス利用の場合
JRバス 冬のおいらせ号
・運行日:2018年1月20日~2018年2月25日(土日祝運行)の9日間
・運行区間:八戸駅西口 ⇔ 奥入瀬渓流・十和田湖
・運行本数:1日1往復(八戸駅11:10発、十和田湖16:00発)
十和田湖冬物語の見どころ
冬の花火やライブなどのイベント
毎年恒例の「津軽三味線ライブ」では、冬の夜に熱い三味線の音色が会場に響き渡ります。雪と光に包まれたステージは圧巻です。また十和田湖冬物語にかかせないイベントが「ねぶたハネト体験」です。ハネトとは、ねぶた祭りの踊り子のことで、囃子と「ラッセーラー」のねぶたのかけ声と共に、会場にいる人々も踊り、例年ステージ全体で大きな盛り上がりを見せています。
冬の澄み切った夜空に打ち上がった花火は、雪景色の白さと相まって夏の花火とは趣の異なる美しさがあります。
幻想的な雪像や氷のオブジェ
雪景色に染まった会場では、さまざまな雪像や氷のオブジェが見られます。夜にはイルミネーションの光とも相まって、雪と光の幻想的な雰囲気に包まれます。アニメのキャラクターやドラゴンなど地元の人々が気持ちを込めて作った多種多様な雪像や、地元の小学生などが作った雪ランプ、大小さまざまな頑丈で暖かみのあるかまくらを見られます。
陸上自衛隊八戸駐屯地の隊員たちによって作られる大きなメイン雪像もお祭りの目玉の1つ。そして注目したいのが、乙女の像ライトアップ。十和田湖のシンボルである乙女の像は、詩人としても彫刻家としても有名な高村光太郎の手による作品で、彫刻家としての最後の作品としても知られています。
雪国ならではの体験
イベント会場では、雪上で乗馬したり、馬ぞりを体験したりできるホーストレッキングや、ランタンやひめますなどのものづくり体験などさまざまなイベントが楽しめます。
「ゆきあかり横丁」では、アツアツの鍋や地酒、十和田バラ焼きといった地元グルメが冷えた体を温めてくれます。かまくらの中でこたつに入りながら青森県や秋田県の日本酒を味わったり、氷のグラスでグリューワインを飲んだりと、冬物語の名にふさわしい体験ができます。
さいごに
十和田湖冬物語では、雪国ならではの神秘的な雪景色やイベント、体験を満喫できます。日中はソリなどの雪遊びやランタンなどのものづくりを体験でき、夜はかまくらの灯りやイルミネーションの灯りに包まれた幻想的な雪の風景を楽しむことができます。
昼と夜、全く異なる2つの雪景色を同時に体験できる十和田湖冬物語、冬の旅行シーズンに足を運んでみてははいかがでしょうか。