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「南禅寺」の見どころ!京都の素晴らしい絶景が広がるお寺

南禅寺は国宝や重要文化財が数多くあるお寺です。南禅寺だけでなく周辺にも見どころが数多くあります。今回は、南禅寺の見どころについてご紹介します。

※ページ内の情報は、2022年6月時点のものです。最新の情報については、航空会社や空港WEBページ等でご確認ください。

南禅寺ってどんなお寺?

南禅寺は臨済宗南禅寺派の総本山で、今から700年以上前の1291年に開創されたといわれています。室町時代には隆盛を極めていましたが、応仁の乱で主要伽藍が焼失してしまいました。しかしその後、「黒衣の宰相」の異名をとった、徳川家康に仕える以心崇伝によって復興しました。広い境内には一直線に勅使門、三門、法堂、方丈の伽藍が建っており、その周辺には12の塔頭が並びます。

南禅寺のアクセス・拝観時間・拝観料金

アクセス

南禅寺の最寄り駅は、地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅で、徒歩約10分です。「ねじりまんぽ」と呼ばれる赤レンガのトンネルを通ると近道です。バスの場合は、東天王町または南禅寺・永観堂道下車で、徒歩約10分です。

拝観時間・料金

拝観時間
拝観時間は、12月1日~2月28日が8:40~16:30、3月1日~11月30日が8:40~17:00です。拝観の受付は終了時間の20分前までです。お休みはありませんが、年末の12月28日~31日は一般拝観を受けつけていません。

拝観料
拝観料は、一般500円、高校生400円、小中学生300円です。なお、三門は別途料金が必要になります。

南禅寺の見どころ

三門

仏教には「空」「無相」「無作」という悟りに至るために通過しなければならない3つの関門があり、その門の総称を三門といいます。南禅寺の三門は重要文化財に指定されており、別名「天下竜門」と呼ばれる日本三大門の1つに数えられています。当初のものは焼失していて、現在みられる三門は藤堂高虎が大坂夏の陣で亡くなった家来の菩提を弔うために1628年に寄進したものといわれています。南禅寺の三門は大きく、約22mもあるので、京都市内を遠望できます。

南禅院

南禅院は南禅寺発祥の場所です。今の建物は1703年に徳川家綱の母である桂昌院の寄進で再建されたものです。御霊殿には重要文化財の亀山法皇の坐像が安置されています。また、襖絵は狩野養朴とその子如川隋川の手による水墨画です。南禅院の庭園は亀山法皇によって作られた「池泉廻遊式庭園」で、京都唯一の鎌倉時代の名園です。周囲を深い樹林で囲まれ、当時の面影を残した庭園の「幽玄閑寂」の趣きは別格といわれています。

方丈

国宝の南禅寺方丈は、大方丈と小方丈の2つがつながって成り立っています。大方丈は御所の内裏清涼殿を移築したとされるもので、大小さまざまな部屋がある入母屋造、杮(こけら)葺の建物です。内部の欄間彫刻や天井、板扉は近世宮室建築の姿を伝える遺構です。小方丈は伏見城の遺構で、探幽作の群虎図(重要文化財)40面がある虎の間と三室、広縁からなっています。探幽作と伝えられている虎の間の襖絵「水呑みの虎図」は必見です。大方丈前面の庭園は「虎の子渡しの庭」と呼ばれており、小堀遠州による作品と伝えられています。

疎水

疎水とは水路のことです。ここでは、関西の水がめであるお隣滋賀県の琵琶湖から京都市内まで引かれた水路を指します。滋賀県大津市から始まり、南禅寺の横を通り、京都市東山蹴上までつながっています。南禅寺の境内で見られる疎水は、赤レンガのアーチ状の水道橋で、今も水が流れています。明治時代に西洋の文化を取り入れて作られたため、古い煉瓦と周囲の緑がお寺の趣きとは全く異なる雰囲気をかもし出しており、映画やドラマの撮影でもよく使われています。

南禅寺といえば湯豆腐

京都には様々なグルメがありますが、南禅寺で有名なグルメといえば「湯豆腐」です。南禅寺周辺が湯豆腐の発祥の地といわれており、今でも数多くの湯豆腐のお店があります。
南禅寺周辺の湯豆腐のお店は江戸時代から続くような老舗が多く、手入れが行き届いた美しい庭園や趣きがあるお部屋など、日常とは少し異なる雰囲気の中でグルメを楽しめます。ランチであれば湯豆腐をお得に食べることができるお店もあるので、南禅寺に行く前に確認しておくと良いでしょう。

南禅寺周辺のおすすめ観光スポット

平安神宮

平安神宮は、平安遷都1100年を記念して、明治28年(1895)に創建された神社です。ご祭神は平安遷都の立役者である第50代桓武天皇で、朱色が色鮮やかな境内が有名です。見どころは平安時代の建築技術を用いた、豪華絢爛な社殿や、京都・岡崎の街のシンボルにもなっている大鳥居、明治の有名な造園家7代目小川治兵衛の手により、日本の造園技法を結集して作庭された神苑(しんえん)などがあります。

京都市動物園

京都市動物園は1903年に開園し、上野動物園に次いで日本で2番目に古い動物園です。2015年秋にリニューアルされ、6つに別れたゾーンでは直接動物とふれあう事のできるゾーンや、もうじゅうワールドやアフリカの草原など、それぞれ特徴があります。特に人気なのが【ゴリラのおうち】で、ゴリラがタッチパネルを使って勉強する姿を見る事ができます。

禅林寺 (永観堂)

禅林寺は、京都市左京区永観堂町にある浄土宗西山禅林寺派の総本山の寺院で、阿弥陀如来が本尊としてまつられています。通称では永観堂の名で知られており、秋の紅葉シーズンには名所の多い京都でも、特に人気のスポットです。

さいごに

京都南禅寺のあれこれをご紹介しました。桜の時期、新緑の時期、紅葉の時期など、どの時期でも美しい姿を楽しむことができます。京都観光の際には、ぜひ南禅寺にも立ち寄ってみはいかがでしょうか。

各地からの、南禅寺に最寄りの空港である伊丹空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。羽田からは飛行機で約65分、早めに予約すれば新幹線より安い7,500円程度で予約できます。
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