徳島を代表する観光スポットといえば、自然の神秘・渦潮を間近で感じられる鳴門海峡をイメージする人が多いのではないでしょうか。最近では世界遺産の登録を目指し、周辺地域では盛り上がりを見せるなど注目を集めています。今回は、徳島県の人気スポットである鳴門海峡の楽しみ方についてご紹介します。
鳴門海峡ってどんな場所?
鳴門海峡は、徳島県鳴門市と兵庫県の淡路島の間にある海峡のことです。古くから海上交易の主要航路ではありながら、瀬戸内海と紀伊水道の間わずか1.3kmしかない大変狭い幅は、大型船になるとすれ違うのもようやくという難所でした。
現在は迫力の渦潮を楽しめるクルージングに乗るために、全国から多くの観光客が訪れます。その神秘的な光景は歌謡曲にも歌われているほどで、鳴門海峡すぐ近くの網干休憩所には伍代夏子のヒット曲「鳴門海峡」の歌碑が建てられています。
鳴門の渦潮が発生する仕組みは、瀬戸内海と紀伊水道の狭い幅と深い海底という複雑な構造に秘密があります。この狭い幅に勢いよく流れ込む海水と、干潮・満潮時の落差で渦潮が生まれます。
天候や時間によって1日に4回ほど観測できますが、1番の見頃は春と秋の大潮の時期です。大きいものになると、最大直径20~30mもの迫力の渦潮を楽しめます。
鳴門海峡へのアクセス
バス
鳴門駅→鳴門公園行きバス乗車→鳴門観光港下車(所要時間約20分)
車
鳴門北IC下車約3.4km(約4分)
鳴門海峡の楽しみ方
渦潮クルージングを楽しもう
鳴門海峡の最大の見どころといえば、やはり渦潮クルージングです。鳴門市側と淡路島側でそれぞれクルージング船が運航しています。
鳴門市側では鳴門観光汽船のうずしお観潮船が運航しています。大型船と小型船の2種類があり、小型船のデッキからは鳴門の渦潮をより身近に観察できます。予約不要の大型船では、ゆったりと渦潮を観察できます。
運航情報
大型船わんだーなると(予約不要):大人1,800円、子ども900円(1日12便、所要時間約30分)
小型船アクアエディ(予約制):大人2,400円、子ども1,200円(1日15便、所要時間約25分)
渦の道で海上散歩を楽しもう
鳴門市と淡路島を結ぶ大鳴門橋には、「渦の道」と呼ばれる遊歩道が整備されています。高度45mから渦潮を眼下に見下ろす迫力の光景は、絶景です。渦の道公式サイトで渦潮の見頃時間を調べておくと、より楽しめます。
季節によっては早朝からも営業しており、初日の出を渦の道から眺めることができるイベントも定期的に開催されています。
営業時間・料金
営業時間
3月~9月:9時~18時
10月~2月:9時~17時
GW・夏休み期間:8時~19時
入場料
大人510円、中高生410円、小学生250円
大鳴門橋でドライブを楽しもう
神戸淡路鳴門自動車道の1つでもある大鳴門橋は、ドライブにも人気のスポットです。鳴門海峡と調和した美しい景観は日本の道100選にも選ばれています。また、多くの映画のロケ地としても使われています。
淡路島にも「道の駅うずしお」や「大鳴門橋記念館」というグルメを楽しめるスポットもあるので、ドライブの途中で小腹が減ったらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
さいごに
世界最大級の渦潮速度から生み出された渦潮を楽しめる鳴門海峡。渦潮クルージング以外にも、海上散歩やドライブも楽しめます。
徳島県へ旅行しに出かけた際は、鳴門海峡へ足を運んでみてはいかがでしょうか。