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当日でもお得!ANAの株主優待割引を利用した場合、いくら安くなる?使用方法は?

ANAの株主優待券を利用した航空券には、多くのメリットがあります。今回は、ANAの株主優待割引を利用した料金、メリットについてまとめました。
※最新の情報については、公共交通機関(各航空会社やJR)のWEBページ等でご確認くださいませ。

そもそもANAの株主優待券ってなに?
利用した時の料金はどれくらい?
ANAの株主優待券を利用するメリットとは
ANAの株主優待券を利用すると、いくら安くなる?
割引率は50%!
早割よりも割引率が高い
株主優待券と早割をシーズンごとに比較
ANAの株主優待券を使う手順
ANA公式サイトで予約する
購入手続きを行う
株主優待番号と登録用パスワードを登録する
登録用コードをスクラッチ部分を削って確認する
株主優待番号・登録用パスワードを入力する
電話や旅行会社での予約の場合
出発当日に搭乗手続きをする
オンラインチェックインを活用しよう
念のため株主優待券は空港に持っていこう
ANAの株主優待券は予約変更できる?
ANA国内線予約・案内センターでのみ可能
変更手数料は不要だが、差額の支払いは発生する
ANA株主優待券は払い戻しできる?
払戻手数料が必要
払い戻ししても再利用が可能
さいごに

そもそもANAの株主優待券ってなに?

ANAの株主優待券は、航空券の予約時に普通運賃の料金を半額にできる券種です。株主優待券は、12歳以上の搭乗者はもちろんのこと、3歳以上~12歳未満の子どもが利用できる小児運賃にも適用されます。

航空券の有効期間は、発行日および翌日から起算して1年間です。ただし、航空券の発行日にかかわらず、株主優待番号案内書に記載された株主優待番号の有効期間内でなければ利用できません。マイルの積算比率は普通運賃の航空券と比べて低く、75%になります。また、ANAの場合一部の便で株主優待券の販売座席数が制限されるため注意が必要です。一方、株主優待券のメリットとして挙げられるのは、普通運賃と同様に予約の変更が可能な点です。これに対して、早期購入割引のチケットでは予約の変更はできません。

エアトリでは、ANAの株主優待券を利用した航空券を予約できます。航空券を予約する画面で「変更可能運賃のみ」を選ぶだけで利用することができます。

株主優待割引については次の記事を参考にしてください
当日に格安で予約するならこれ!飛行機の株主優待券ってなに?

利用した時の料金はどれくらい?

ANAの株主優待券を旅行代理店などで予約する場合、普通運賃の半額の料金に、旅行代理店が株主優待券を仕入れた金額を追加した料金で予約できます。

次の表は、羽田空港発-那覇空港着の普通運賃の航空券とANAの株主優待券を利用した航空券を、エアトリで予約した場合の料金で比較した表です。

普通運賃 (フレックス運賃) 株主優待割引運賃
53,110円 39,860円
株主優待割引: 26,860円
株主優待使用料: 13,000円

株主優待割引を利用すると、普通運賃と比べて13,000円程度もお得です。往復で26,000円程度もの料金差になるため、浮いた移動費を他の費用に充てることもできます。また、お盆など航空券の料金が高く設定されている時期でも、株主優待割引を利用すれば、早期購入割引よりもお得になるケースが多くあります。

お盆の時期のANAの株主優待券を利用した航空券については次の記事を参考にしてください
保存版!お盆の国内線の航空券を安くとる方法を参考にしてください。

※2023年10月調査時点での料金
2023年1月27日 羽田空港6:20発-那覇空港9:20着

ANAの株主優待券を利用するメリットとは

ANAの株主優待券を利用するメリットは、普通運賃に3,000~15,000円を追加すれば利用できる「プレミアムクラス」をお得に予約できる点です。プレミアムクラスにアップグレードするための追加料金は受付日や路線によって異なりますが、いずれも株主優待割引の利用で普通運賃よりも料金がお得になります。プレミアムクラスは普通席より座席の幅が広く、快適な空の旅を楽しめるクラスです。機内食やお酒なども無料で、サービスが充実しています。
また、ANAの株主優待券を利用した航空券は予約の変更が可能です。急な予定変更の可能性がある場合には大きなメリットとなるでしょう。

以下は、羽田空港発-那覇空港着の普通運賃とANAの株主優待割引をエアトリで予約した場合の料金に、プレミアムクラスの料金を追加した表です。

プレミアムクラスの料金を追加した普通運賃 プレミアムクラスの料金を追加した株主優待運賃
62,390円 46,490円
株主優待割引: 36,990円
仕入金: 9,500円

プレミアムクラスの料金を追加した普通運賃と株主優待割引運賃には、18,000円程度も料金差があり、プレミアムクラスの料金を追加していない普通運賃と比べても同等の価格となります。

ANAのプレミアムクラスについてはANAのプレミアムクラスで、国内線で快適な空の旅!を参考にしてください。

※2023年10月調査時点での料金
2023年12月6日 羽田空港6:35発-那覇空港9:30着

ANAの株主優待券を利用すると、いくら安くなる?

割引率は50%!

ANAの株主優待券割引運賃で航空券を予約すると、片道1区間の運賃が通常の半額で利用することができます。
以下の表は、東京-沖縄間の普通席運賃と、株主優待割引を利用した際の運賃を比較したものです。普通運賃だと55,610円ですが、株主優待割引運賃だと28,110円となり、割引率約50%の運賃でチケットを購入することができます。(株主優待券の料金を除く)

普通運賃 (フレックス運賃) 株主優待割引運賃
55,610円 28,110円
※2023年10月調査時点での料金
2024年3月27日 羽田空港6:20発ー那覇空港9:00着

早割よりも割引率が高い

ANAには、「ANAバリュー」、「ANAスーパーバリュー」といった早割運賃のチケットもあります。以下の表は、東京ー沖縄間の早割運賃と株主優待割引運賃を比較したものです。

ANAバリュー ANAスーパーバリュー 株主優待割引運賃
40,810円 25,210円 26,860円
※2023年10月調査時点での料金
2024年9月14日の運賃 羽田空港6:15発-那覇空港8:55着

表の通り、株主優待券の割引率は「ANAバリュー」よりも割引率が高いことが分かります。「ANAスーパーバリュー」と株主優待券の割引率を比較すると、わずかに「ANAスーパーバリュー」の方が、割引率は高くなっておりますが、繁忙期は株主優待券の割引率の方が高くなる場合があります。また、ANAの早割運賃は、早期に予約を取る必要がある他、チケットの変更が不可であったり、取消する際には取消手数料がかかってしまったりなどのデメリットがあります。一方、株主優待券であれば、空席があれば当日でも予約が可能です。また、チケットの変更も可能で、変更手数料もかからないといったメリットがあります。

株主優待券と早割をシーズンごとに比較

下の表は、株主優待割引運賃と、早割運賃を比較したものです。(※4月27日はゴールデンウィーク初日、8月10日はお盆休み初日)

搭乗日 ANAバリュー ANAスーパーバリュー 株主優待割引運賃
10月28日(土) 42,310円 28,910円 26,860円
4月27日(土) 48,110円 40,210円 満席
6月8日(土) 40,110円 17,710円 26,860円
8月10日(土) 48,110円 43,910円 満席
※2023年10月調査時点での料金
2023年10月28日 羽田空港6:15発-那覇空港8:55着
2024年4月27日 羽田空港6:15発-那覇空港8:55着
2024年6月8日 羽田空港6:15発-那覇空港8:55着
2024年8月10日 羽田空港6:15発-那覇空港8:55着

繁忙期は「ANAスーパーバリュー」でも、割引率が低くなる場合もあります。閑散期は、「ANAスーパーバリュー」の方が割引率が高くなる場合もありますが、10月28日のように予約日が出発日に近い場合は、株主優待券の方が割引率が高くなります。
株主優待券を利用する場合は、繁忙期を狙うのがおすすめです。しかし、繁忙期は、人気の時間帯が満席となる場合がありますので、早めの予約や人気の時間帯を避けるなどを意識して予約をするとよいでしょう。

ANAの株主優待券を使う手順

ANA公式サイトで予約する

まず初めに、ANAの公式予約サイトでチケットを予約します。TOPページの検索画面で、「出発空港」「到着空港」「搭乗日」「人数」など必要項目を入力し、予約する便を検索します。

予約する便が決まったら、「おもな運賃」もしくは「その他の運賃」の中から「株主優待割引」と書かれた欄に記載のある料金を選択します。選択後、ページ下部にある「確認画面へ」のボタンをクリックし、確認画面へ進んでください。

確認画面へ進んだら、「会員ログインせずに次へ」もしくは「会員ログインして次へ」のボタンをクリックして、搭乗者情報入力画面へ進んでください。

搭乗者情報の入力後、「予約する」のボタンをクリックして予約完了です。

購入手続きを行う

チケットの予約が完了したら、次に購入手続きを行います。予約完了後、続けて購入まで行う場合には、「購入手続きへ」のボタンをクリックし、支払方法選択へ進みます。
支払方法選択後、「購入する」のボタンをクリックで、購入手続きが完了です。

チケット予約後、改めて購入手続きを行う場合は、TOPページのメニューをクリックし、予約確認を選択してください。予約確認選択後、予約検索画面に切り替わります。ANAマイレージクラブ会員の方は、「お客様番号」「パスワード」を入力し、購入手続きを進めてください。一般の方は、「搭乗日」「便名」「予約番号」「姓・名」などの必要事項を記入し、予約したチケットを検索し、購入手続きを進めてください。

株主優待番号と登録用パスワードを登録する

株主優待券の購入後、「株主優待番号」と「登録用パスワード」の登録を忘れずに行ってください。ANA株主優待券に「株主優待番号」と「登録パスワード」は記載されています。チケット購入後、搭乗手続きまでに登録を完了させないと、株主優待券は利用できないので、ご注意ください。

登録用コードをスクラッチ部分を削って確認する

株主優待券(株主優待番号ご案内書)には、以下の項目が記載されています。

・有効期間(搭乗可能期間)
・株主優待番号
・登録用パスワード
・登録用二次元コード

「登録用パスワード」と「登録用二次元コード」はスクラッチ部分となっています。コインなどで削り、記載内容を表示させてください。強く削るとスクラッチ下の文字が削れてしまう場合がありますのでご注意ください。

株主優待番号・登録用パスワードを入力する

株主優待券番号登録画面で、「株主優待番号」、「登録用パスワード」を入力し、登録してください。以上で購入までの手続きは終了です。
株主優待番号、登録用パスワード登録後も「株主優待券(株主優待番号ご案内書)」は搭乗が終了するまで大切に保管してください。

電話や旅行会社での予約の場合

ANAウェブサイトでの予約が難しいと感じる方は、ANA予約・案内センター、ANA空港カウンターでの電話予約や旅行会社での予約も可能です。
電話での予約、旅行会社での予約どちらの場合でも、株主優待券を利用したチケットの予約であることを伝えてください。購入手続きに進む際には、「株主優待番号」、「登録用パスワード」も併せて伝えましょう。

出発当日に搭乗手続きをする

出発当日は、搭乗手続きを行いましょう。空港に設置された自動チェックイン機、もしくは空港カウンターで搭乗手続きを進めてください。搭乗手続きの際には。確認番号と予約番号が必要となるので、事前に準備をしておきましょう。預け手荷物がある場合は、手荷物カウンターで手荷物を預けましょう。手荷物を預けた後、出発時刻の20分前までに保安検査場を通過してください。その後、搭乗口に向かい、出発時刻の10分前までに通過してください。
保安検査場、搭乗口通過の際には、搭乗券が必要ですので、スムーズに取り出せるようにしておきましょう。

オンラインチェックインを活用しよう

搭乗手続きにおすすめなサービスがオンラインチェックインです。オンラインチェックインとは、搭乗する便の出発時刻の24時間前から、搭乗手続きと搭乗券発行ができるサービスです。事前に株主優待番号と登録用パスワードの登録を行った場合は、オンラインチェックインを利用できるので是非活用してください。
チェックイン方法は、アプリまたはブラウザの2つです。チェックイン時に、認証コード(ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)/WEBパスワード もしくは、搭乗日/便名/確認番号(9桁)予約番号(4桁)/姓名)が必要になりますので、ご用意ください。
搭乗日当日には、搭乗券を発行し、出発時刻の20分前までに保安検査場を、出発時刻の10分前までに搭乗口を通過してください。通過の際に、発行した搭乗券のQRコードを読み取り機にタッチしてください。通過時間を過ぎてしまうと、搭乗ができません。時間に余裕を持って行動しましょう。

念のため株主優待券は空港に持っていこう

株主優待券(株主優待番号ご案内書)は再発行されませんので、紛失には十分ご注意ください。株主優待番号と登録用パスワードを登録後は株主優待券を破棄せずに、搭乗が終了するまで大切に保管しておきましょう。
念のため、搭乗当日に株主優待券(株主優待番号ご案内書)を空港へ持っていくと安心です。

ANAの株主優待券は予約変更できる?

ANAウェブサイト、ANA国内線予約・案内センター、空港カウンターで可能

「株主優待券(株主優待番号ご案内書)」に記載の有効期間内であれば、予約の変更が可能です。ただし、逆区間への変更および、航空券の名義、区間、他社便への変更はできません。
変更したい場合は、ANAウェブサイト、ANA国内線予約・案内センター、空港カウンターで手続きを進めてください。

変更手数料は不要だが、差額の支払いは発生する

株主優待割引での予約を変更する際、変更手数料はかかりません。しかし、購入時の運賃と搭乗時の適用運賃に差がある場合は、差額調整により、不足分の支払いや余剰分の返金が発生します。
また、株主優待券(株主優待番号ご案内書)の有効期間外へ搭乗日を変更する場合は、変更後の搭乗日が有効期間内である株主優待券を用意する必要があるのでご注意ください。

ANA株主優待券は払い戻しできる?

払戻手数料が必要

ANA株主優待券の払い戻しは可能です。払い戻しをご希望の方は、ANAウェブサイト、ANA国内線予約・案内センター、空港カウンター、ご購入店舗のいずれかで払い戻し手続きを進めてください。
ただし、払い戻しの際には、払戻手数料がかかります。(取り消し手数料はかかりません)払戻手数料は、1人人区間440円です。出発時刻を過ぎてから手続きを行うと、運賃の約20%相当額の取消手数料がかかるのでご注意ください。
病気などが理由で旅行が不可能な場合は、払戻手数料・取消手数料は適用されず、全額払い戻しを受けることができます。ANA国内線予約・案内センター、ANA国内線空港カウンターで医師の診断書を提出の上、出発時刻の前までに手続きを行ってください。

払い戻ししても再利用が可能

株主優待番号の登録後にチケットの払い戻しを行った場合、有効期間内であれば、登録した株主優待番号と登録用パスワードの利用で、別の便に搭乗することができます。払い戻しにより再度利用が可能となった株主優待番号と登録用パスワードは、後日確認することができます。ANA公式サイトTOPページの「国内線 予約確認・購入・変更」から確認を行ってください。その際、払い戻しを行なったチケットの認証コード(10桁のANAマイレージクラブお客様番号、確認番号、チケット購入時に使用したクレジットカード番号)が必要になるので予め準備しておくことをおすすめします。

さいごに

ANAの株主優待券を利用した航空券には、普通運賃の半額で予約可能で、小児運賃でも適用されるという特徴があります。旅行代理店などでANAの株主優待券を利用した航空券を予約する場合、普通運賃の半額の料金に株主優待券の仕入れ金額を追加した料金で予約できます。ANAの株主優待券には、プレミアムクラスをお得に利用できるメリットもあります。お盆の時期や年末年始などの航空券の料金が高くなる時期には特に、株主優待券の利用を検討すべきでしょう。

ANAの株主優待券を利用した航空券には多くのメリットがあります。出張や旅行の際に利用してみてはいかがでしょうか?

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