初めてのフランス旅行となればしっかりとした下調べは必須です。今回は、特に初めてのフランス旅行を検討されている人向けに、フランスの概要、おすすめグルメ、観光スポット、旅行の際の注意点などについてお伝えしていきます。
フランスってどんなところ?
フランスはヨーロッパの中西部にある国で、国土面積は約55万1,500平方キロメートルと日本の1.5倍、首都はファッションの都としても有名なパリです。フランスは芸術・文化の国として人気があり、毎年多くの観光客が訪れています。フランスには四季があり、一年を通じて気候は穏やかです。北部・西部地方は涼しく比較的湿潤で、地中海地方は気温が高めで乾燥傾向にあります。夏場はTシャツで過ごせる一方、冬場はしっかりとした防寒対策が必要になります。夏であっても、すぐに羽織れる上着を一枚持っていくと良いでしょう。
フランスのグルメ
フランスはグルメの国として世界的に知られており、その食文化はユネスコの無形文化遺産に登録されています。フランスを旅行するなら、高級レストランのフルコース料理はもちろん、各地方に根ざした伝統料理を体験しない手はありません。フォアグラやカスーレ、コンフィといったフランス南西部の料理、オリーブオイルが中心の健康的な地中海料理、ボルドーワインとの相性が抜群のアキテーヌ地方の料理など、地元ならではのグルメはきっと良いフランス旅行の思い出になるでしょう。
フランスの観光スポット
観光大国フランスの中でも、多くの観光客を魅了しているのが花の都パリです。パリ万博のために建造された「エッフェル塔」、かつて皇帝ナポレオンが作ったパリの象徴である「凱旋門」、ゴシック建築の傑作とされる「ノートルダム寺院」など数多くの観光スポットがあります。
パリ以外の都市では、円形闘技場や古代劇場などローマ時代の遺跡が今に残り、ゴッホが過ごした町としても有名なアルルやかつてのヨーロッパ貴族の避暑地であり現在でも地中海の自然と美しいビーチに恵まれた人気のリゾート都市であるニースなどがおすすめです。
フランスの貨幣
フランスはEU加盟国であり、通貨単位はユーロ、補助単位として100分の1ユーロであるユーロ・セントが使われています。フランス現地での両替は空港、銀行、郵便局、鉄道駅、ホテル、市内の両替所などでできます。日本でユーロを両替していくと、現地で両替する手間が省けます。フランスでは多くのお店、ホテルでクレジットカードを利用できるので便利です。また手持ちの現金が少なくなった場合のリスクを避けるためにも、クレジットカードを一枚は持っていきましょう。フランスではサービスに対してチップを渡す文化がありますが、義務ではありません。参考としてのチップの相場は、ホテルでのサービスには1ユーロ(約130円)、カフェやレストランでは支払額の5~10%、タクシーでは支払額の10%程度です。あくまで目安なので、神経質にならずに気持ち良いサービスに応じて渡す形で良いでしょう。
※2018年5月16日23時14分調査時点の料金
フランスの交通事情
パリの公共交通機関は発達しており、一枚のチケットで地下鉄、市内バス、トラムを利用することができます。他の都市や地域では地下鉄がなかったり、バスに乗らなくても徒歩で町を回れたりするので、一概には言えません。旅行前には必ず旅行先で利用できる移動手段について調べておきましょう。タクシー利用の場合は無認可タクシー(いわゆる白タク)ではなくメーター制タクシーを利用しましょう。しっかりとメーターが動いているかの確認も大切です。レンタル自転車サービスのある都市もあるので、自分の旅行スタイルに合わせて利用しましょう。
フランス旅行の注意点
フランスでの旅行者の犯罪被害は増加傾向にあり、主な被害としてはひったくり、スリ、置き引きなどがあります。旅行中は常に体から荷物を離さない、夜間は出歩かない、知らない人間に声をかけられても不用意についていかないなど、基本的な防犯対策を意識しましょう。旅行中、パスポートの紛失やその他のトラブルが起こった際は、現地にある在外公館(大使館、総領事館)に相談しましょう。万が一のパスポート紛失に備えて、帰国のための渡航書の発給に必要な自分の顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)を2枚用意しておくと良いでしょう。
さいごに
フランスはパリをはじめ世界的な観光都市が数多くあります。また、世界遺産に登録された美食の国でもあり、グルメ旅行にもぴったりの国です。今回紹介したおすすめスポットやグルメ情報を活用し、日本とフランスの違いと注意点を意識して安全で楽しいフランス旅行を楽しみましょう。
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