これから初めての海外旅行に出かけようとしている方のなかには、パスポートの作り方が分からずに困っているという方も多いのではないでしょうか。パスポートの申請は作り方さえ分かればとても簡単にできるものなので、海外旅行を予定している方はぜひ今のうちからパスポート申請のための準備を始めておきましょう。今回は「パスポートの作り方」についてご紹介します。
パスポートの種類と料金
2018年5月現在、日本のパスポートには有効期限が5年の紺色のパスポート(以降「5年パスポート」)と、有効期限が10年の赤色のパスポート(以降「10年パスポート」)の2種類があり、そのどちらを申請するのかによって料金(手数料)は変わります。また「10年パスポート」は、20歳以上の方のみが申請することができます。
パスポートの作り方1 必要な書類を揃える
まずはパスポートの申請をするために必要な書類を揃えることから始めましょう。パスポートの申請に必要な書類は以下の通りです。
一般旅券発給申請書:1通
パスポートの申請書のことで、各パスポート申請窓口に行けば入手することができます。申請書には「5年用」と「10年用」の2種類があるので間違えないようにしましょう。
戸籍謄本(または戸籍抄本):1通
申請日前6カ月以内に作成されたものを用意しましょう。
住民票の写し:1通
ただし、住民基本台帳ネットワークシステムを利用することによって、現在は原則不要となっています。
パスポート用の写真:1枚
・縦45ミリメートル×横35ミリメートルの縁なしで、無背景(無地で淡い色)の写真。
・申請日前6カ月以内に撮影されたもの。
・無帽で正面を向いたもの
上記の条件に加えて、申請書に記載されている規格をすべて満たしている写真を用意しましょう。
本人確認書類
運転免許証や個人番号カード(マイナンバーカード)など、写真付きで張り替え防止措置がされている書類であれば1点でよいとされています。本人確認書類として有効な書類は都道府県によって若干異なりますので、気になった方は事前に申請窓口に電話などで確認しておきましょう。
パスポートの作り方2 申請する
必要書類を持って、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請をしましょう。申請時の注意点は次の通りです。
・未成年者が申請をする場合には、申請書の裏面にある「法定代理人署名」の欄に親権者(父母又はそのいずれか一方)もしくは後見人が署名をする必要があります
・申請者が未就学の乳幼児などの場合は、親権者や後見人が代理署名をします
・代理人が申請書を代理提出する場合には、代理人の本人確認書類も必要となります
・パスポートの申請から受領までには、通常1週間程度(土・日・休日を除く)の期間がかかります
パスポートの作り方3 パスポートを受け取る
パスポート申請時に渡された受理票(受領証)と手数料を持参して、名義人本人が交付窓口までパスポートを受け取りに行きましょう。パスポート受領時に必要な手数料は以下の通りです。
10年パスポート:16,000円(都道府県収入印紙2,000円+収入印紙14,000円)
5年パスポート(12歳以上):11,000円(都道府県収入印紙2,000円+収入印紙9,000円)
5年パスポート(12歳未満):6,000円(都道府県収入印紙2,000円+収入印紙4,000円)
さいごに
今回は海外旅行の必需品であるパスポートの作り方について紹介いたしました。パスポートを申請してから受け取るまでには短くても1週間はかかってしまうので、パスポート申請のための準備はなるべく早いタイミングで始めるようにしましょう。