タイといえば暖かな南国や美味しい料理を思い浮かべますが、特に初めてのタイ旅行となると何を用意するべきか、どんな点に注意するべきか戸惑う人も多いのではないでしょうか。今回は、タイの概要からグルメ、おすすめの観光スポット、タイ特有の注意点など、初めてタイ旅行をする上で必須となる知識についてご紹介します。
タイってどんなところ?
タイは東南アジアにある国で、面積は日本の1.5倍あります。熱帯性気候であるタイの年間平均気温は約29℃で11月~2月の乾期、3月~5月の暑期、6月~10月の雨期と3つの季節があります。使われている言葉はタイ語ですが、ホテルやレストランなどでは英語も通じます。
タイのグルメ
タイ料理は世界三大スープの1つであり日本でも有名なトムヤンクンをはじめ、スパイスの香りが豊かなタイカレーや種類豊富な麺類など多彩な味わいが楽しめます。辛い料理が多いイメージのあるタイ料理ですが、辛いだけではなく酸味や甘味と味の幅が広く、ココナッツミルクのマイルドなカレーやスイーツなどもあるので自分好みの味の料理がきっと見つかるでしょう。
タイの観光スポット
タイの代表的観光スポットは、三大寺院である「ワット・プラ・ケオ」「ワット・ポー」「ワット・アルン」です。特にワット・ポーにある長さ46m、高さ15mの巨大な黄金の涅槃像は圧巻そのもの。
タイ観光の魅力はお寺だけではありません。活気あふれる公共市場のチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットや川沿いのエキゾチックなナイトマーケット「アジアティーク・ザ・リバー・フロント」、高級ブランド品が集まったサイアム・パラゴンや東南アジア最大級のショッピングモール、セントラル・ワールドなどもおすすめの観光スポットです。
タイの貨幣
タイの貨幣はバーツです。出国の際、日本への持ち帰りできるバーツの上限は1人5万バーツまでとなっています。入国時のバーツの持ち込みには制限はありません。外貨に関しては持ち込みの制限はありませんが、2万アメリカドル相当の外貨に関しては税関への申告が義務付けられています。申告漏れの場合は罰金になるので注意しましょう。円、ドルなどの外貨は、空港やホテルなどを除いて基本的には使用できません。タイ入国前の日本の空港か、タイ入国後の到着空港にて両替を行いましょう。スワンナプーム国際空港の両替所は24時間営業、市内の銀行は月〜金10時~16時まで、観光地やショッピングセンターなどに設置されている出張両替所は、場所によって異なりますが8時30分~20時頃まで営業しています。
タイに持ち込む通貨の種類は、両替所で両替できる外貨である日本円やドルか、盗難防止のためのトラベラーズチェックとなります。
タイの交通事情
タイの交通状況は、特にバンコクなどの都市での渋滞が有名です。スワンナプーム国際空港からバンコク市内へのアクセスはエアポート・レイル・リンク(都市高速鉄道)を利用した場合は30分、タクシーの場合は高速道路利用で30分程度ですが、渋滞などその時の交通状況に大きく左右されます。バンコク市内の公共交通機関として高架鉄道「バンコク・スカイトレイン(BTS)」や地下鉄の「バンコク・メトロ(MRT)」などがあります。そのほか、タイの特色でもある三輪タクシートゥクトゥクや川を移動するエクスプレス・ボートなども利用できます。
タイの運転マナー、技術は良いとは決していえず、交通事故が頻繁に発生しています。市内移動の際は安全に十分留意し、道路の横断時は青信号でも左右の確認を十分に行いましょう。
タイ旅行の注意点
タイでは貴重品管理や面識のない人物との接触に気をつける、夜間の一人歩きを避けるなど一般的な意識を持って行動すれば問題ありません。置き引きやひったくりなどの被害にあわないように、荷物は体から離さないように常に注意しましょう。万一の事態が起こっても対応できる様に当地の日本大使館の連絡先を確認しておきましょう。タクシー利用の際はメータータクシーを使い、その都度、会社名とタクシー番号はメモにとりましょう。タクシーでの忘れ物や苦情については、タクシー会社かツーリストポリスに問い合わせを行いましょう。ツーリストポリスは24時間対応で、連絡先は局番なしの1155です。
水分補給は生水を避け、ミネラルウォーターを利用すれば安心です。タイでは特に寺院を訪れる際は露出度の高い服装は避け、カーディガン、長ズボンを用意しましょう。女性が僧侶に触れる、寺院内で男女が触れ合うといった行動も避けましょう。その他の持ち物としては、日焼け止め、虫除けスプレー、ウェットティッシュなどがあれば便利です。電源プラグは日本と同じAタイプが主流ですがC、BFタイプもあり、また電圧が220Vと異なるので必要に応じて変換プラグや変圧器を用意しましょう。
さいごに
タイは気候が温暖でバラエティ豊かな料理や歴史的価値の高いスポット、ショッピングに最適なマーケットなど素晴らしい観光が楽しめる国です。一方で交通マナーの問題や習慣の違いなど、海外ならではの注意すべき点もあります。今回紹介した内容を確認して、タイへ旅行しに出かけてみてはいかがでしょうか。
航空券予約