初めてのベトナム旅行！必要な持ち物は？注意点はある？

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ベトナム

初めてのベトナム旅行は楽しみな反面、必要なものや注意事項など、事前に知っておきたい点や不安な点を確認しておきたい方も多いのではないでしょうか。今回は、ベトナムの概要からおすすめのグルメや観光スポット、通貨や両替をどうするか、気になる治安状況や交通状況などベトナム旅行に必要となる基本知識についてお伝えしていきます。

ベトナムってどんなところ？

ベトナムは東南アジアの国の1つで、面積は32万9,241平方キロメートルと日本よりやや小さいですが、国土の4分の３が山岳地帯であることや、海にも面していて南北に伸びた地形など、日本との共通点が多い国です。海や山の産物に恵まれ、穀倉地帯が広がる豊かな自然がベトナムの特徴といえます。

ベトナムのグルメ

ベトナム料理は、自国の豊富な自然の産物が中華料理やフランス料理といった多様な食文化の影響を受けています。東南アジアの料理としては辛さが控えめで、多種多様なハーブをふんだんに使うのが特徴です。南北の気候の違いから地元ならではの料理を味わう楽しみもあります。

代表的な料理には生春巻きの「ゴイ・クン」や揚げ春巻の「チャーゾー」があり、北はゴイ・クン、南はチャーゾーが多く食べられています。日本でも人気の高いベトナムの生春巻きですが、現地のものは中に麺がたくさん入っています。その他にもバターの甘みと苦味が特徴のベトナムコーヒーや、甘く煮た豆類や芋類、果物や寒天などが入ったベトナムの伝統的なスイーツであるチェーなど、南国情緒あふれる多彩な料理が楽しめます。

ベトナムの観光スポット

ベトナムの代表的な観光都市といえば、ハノイとホーチミンの２大都市でしょう。ベトナムの首都であるハノイはベトナムの政治・文化の中心地として知られています。ハノイの観光スポットとして外せないスポットが、ベトナム建国の父であるホーチミンの遺体が安置されている「ホーチミン廟」です。隣にはホーチミン博物館も併設されており、ベトナムの歴史を深く知ることができるスポットです。ホーチミンはかつてサイゴンと呼ばれていた都市で、ベトナムの経済の中心地となっています。フランス統治時期の建築物が今に残る街並みは、プチパリとも呼ばれています。特にホーチミンを代表するストリートであるドンコイ通りは、美しい景観だけでなく、ショッピングや食事も楽しむことができ、ベトナム屈指の観光スポットとなっています。

ハノイとホーチミン、いずれも魅力的な都市ですがベトナムならではの風情を楽しみたい人にはハノイ、古くからある建築物に興味がある人にはホーチミンがおすすめです。

ベトナムの貨幣

ベトナムで使われている通貨はベトナム・ドン（VND）です。両替は空港、市内の両替所、銀行、ホテルなどで行えます。多くのお土産店ではアメリカドルを使用できます。両アメリカドルの小額紙幣を必要に応じて両替していく形が良いでしょう。都市部では日本円、アメリカドル共に両替することができます。クレジットカードはきちんとしたホテルやレストラン、観光地のお土産ショップなどで利用できますが、全ての場所で使えるわけではないので注意しましょう。またクレジットカード利用時に手数料がかかるケースもあるので利用の際は事前に確認しましょう。都市部ではATMが普及しており、クレジットカード、国際キャッシュカードによる現金引き出しにも対応しています。利用時にはカードがATMに提携しているかを確認しましょう。

ベトナムの交通事情

ベトナムの市内の主な移動手段は、タクシーかバイクタクシーです。トラブル防止のために、タクシー利用の際は乗車前にメーターを回していることを確認しましょう。バイクタクシーは交渉制なので現地相場を把握してから利用しましょう。レンタサイクル、バイクはベトナムの交通状況が良くないこともあり、おすすめできませんが、利用の際は十分注意しましょう。

長距離移動の場合は、国内を網羅している長距離バスが飛行機よりも割安でおすすめです。また旅行者向けに主要な観光地を巡るオープンツアーバスも運行されています。価格も安価で途中下車も可能なので必要に応じて利用するのも良いでしょう。

ベトナム旅行の注意点

ベトナムの治安は近年悪化傾向にあり、空港、ホテルやレストラン、市場などでパスポートや現金などの貴重品が盗まれる邦人被害も発生しています。バイクによるひったくり、ショッピングモールや長距離バスでのスリ、ホテルや空港のロビーでの置き引きといった事件が起きており、特に注意が必要です。カバン、荷物は常に肌身離さず身につけておき、貴重品はズボンのポケットなどにしまわず盗まれにくいセキュリティポーチなどを活用するなど、防犯意識を持ちましょう。また、日本語で話しかけられても安易に食事をしたり話に乗ったりしない、高額商品は信用のあるお店で購入するなど、最低限の自衛対策をとりましょう。