ガンガラーの谷は、沖縄本島南部に位置する、鍾乳洞が崩壊してできた谷間に広がる亜熱帯の森です。太古の遺跡、手つかずの自然が保管されている貴重な場所のため、自由に出入りすることはできない観光スポットです。今回は、ガンガラーの谷のツアーの参加方法、見どころについてご紹介します。
ガンガラーの谷ってどんなところ?
ガンガラーの谷は、鍾乳洞が崩壊してできた谷間です。この谷間を専門ガイドとともに散策できます。敷地内には崖上から生えている「ウフシュガジュマル」や古代人の居住地などがあります。
ガンガラーの谷を見学するには、ネットまたは電話で事前予約が必要です。専門ガイド付きで約1時間20分、約1kmの道のりをゆっくり歩くツアーが1日4回開催されています。定員に空きがある場合は当日予約も可能で(当日は電話受付のみ)、雨の日も通常通りツアーを開催しています(悪天候除く)。
料金・営業時間
料金
ツアー料金:大人2,200円(保護者同伴の中学生以下無料)、高・専門・大学生1,700円(要学生証)
※別途、団体料金、貸切ツアー料金あり
営業時間・定休日
ツアー出発時刻:①10:00~、②12:00~、③14:00~、④16:00~(所要時間約1時間20分)
定休日: 年中無休
アクセス
車
那覇空港より沖縄自動車道「南風原南IC」経由(所要時間30~40分)
公共交通機関
モノレール旭橋駅前の上泉バス停留所より琉球バス系統「54番・前川線」または「83番・玉泉洞線」に乗車、玉泉洞前バス停にて下車(所要時間45~60分)
ガンガラーの谷の見どころ
イナグ洞・イキガ洞
数十万年前までは鍾乳洞だったというガンガラーの谷。ジャングルのような森の中には、その痕跡である鍾乳洞や鍾乳石があります。ひんやりとした洞窟内は、まるで異世界のような雰囲気があります。命を象徴する鍾乳石は、子孫繁栄の御利益があるといわれています。
大主(ウフシュ)ガジュマル
多種多様な植物や、見上げるほど大きな樹木が並ぶ森の奥には、コースのハイライトのひとつである「ウフシュガジュマル」がそびえ立っています。森の守り神のような巨大なガジュマルは、多数の木根を張り巡らせ、いまも成長し続けています。
ツリーテラス
コース終盤には、緑が生い茂る森と青い海が一望できる見晴台「ツリーテラス」が設置されています。眼下にガンガラーの谷が広がり、森の中とはまた違う爽やかな風を感じることができます。神秘的な沖縄の景色を背景に、記念写真を撮影しておきましょう。
ケイブ・カフェ
ガンガラーの谷入口にある「ケイブ・カフェ」は、鍾乳洞をそのまま活用した珍しいオープンカフェです。ガイドツアー終了後に立ち寄って、ひと休みしましょう。店内では、ソフトドリンクや沖縄地ビール、食事、スイーツなどを楽しめます。
この鍾乳洞(サキタリ洞遺跡)は、2016年に約23,000年前の地層から世界最古とされる釣り針が発見されたほか、14,000年前の石器、9,000年前の土器片など沖縄最古の遺跡が発掘されており、調査続行中の貴重なスポットでもあります。
さいごに
那覇市内から比較的近い場所にある「ガンガラーの谷」。沖縄独特の植物や虫たちにも出会えて、五感が潤う観光スポットです。ツアーで巡る道は舗装されていますが、歩きやすいスニーカー、動きやすい服装で参加するようにしましょう。
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