ジェットスター(LCC)は、オーストラリア(ケアンズ、ゴールドコースト)、香港、ハノイなどの国際線の便が運航しています。運賃がお得なLCCで海外旅行をしたいなら、航空券を予約する前に荷物料金(運賃タイプ)をチェックしておくことをおすすめします。今回は、国際線ジェットスターの受託手荷物、機内持ち込み手荷物のサイズや重さ、個数についてご紹介します。
受託手荷物
ジェットスターの受託手荷物は、クラスや運賃タイプによって無料または有料かが異なります。規定を超えた場合、フライト当日追加料金が発生し、予約時に払うよりも割高の料金を支払うことになります。
受託手荷物の有無、および重さは航空券予約時に設定します。受託手荷物の選択は一人当たり、フライト1便ごとに設定可能です。お土産分を考慮して帰りの手荷物のみ重さを追加したり、グループのうち一人分だけ追加したり、ニーズに合わせて設定できます。
個数とサイズ
受託手荷物の個数制限はありませんが、重量の規定があります。また、1辺が1mを超える荷物は「サイズが大きな受託手荷物」に該当し、別途追加料金がかかります。
重量
各運賃タイプの規定の重さは下記の通りです。規定の重量を超えてしまうと、いずれも超過料金が発生します。
エコノミークラス
エコノミークラスの1個当たりの最大重量は32kg、総重量は最大40kgまでです。1個の荷物が32kgを超える場合、1個当たり32kg以下になるよう荷物を分ける必要があります。
「Starter」または「Starter FlexiBiz」
受託手荷物はすべて有料となります。予約時に、受託手荷物の重量15kg~40kgまで、5kg単位で設定できます。
「Starter Plus」
受託手荷物は20kgまで無料で預けることが可能で、40kgまで5kg単位で設定できます。
エコノミークラスの「Starter Max」
受託手荷物は30kgまで無料で預けられます。30kgを超える場合は有料となり、合計40kgまで設定できます。
ビジネスクラス
ビジネスクラスの運賃には、受託手荷物30kg分の料金が含まれています。30kgまで無料で、超過分は有料、合計40kgまで預けることができます。
機内持ち込み手荷物
運賃タイプ、クラスに関わらず、ハンドバッグなどの身の回りの手荷物は無料で機内に持ち込めます。ただし、重量と個数、サイズの制限があります。規定を超えた場合、搭乗ゲートで受託手荷物として預けることになり、別途料金が発生してしまいます。予約時よりも料金設定が高めとなるため、免税店での買い物に注意しましょう。
また、幼児用の席を予約している場合に限り、ジェットスター規定範囲内のチャイルドシート1点を機内に持ち込めます(ジェットスター・ジャパン便(GK)は除外)。
重量と個数
機内に持ち込む手荷物の重量と個数は、クラスによって異なります。
エコノミークラス
個数はキャリーケースなどの手荷物1個と、ハンドバックなどの手回り品1個の合計2個まで、重量は合計7kgまでです。
なお、「Starter FlexiBiz」の場合、キャリーケースなどの手荷物1個と、座席下に収まるサイズの手荷物1個の合計10kgまで機内に持ち込めます。
ビジネスクラス
ビジネスクラスは、エコノミーよりも重量、個数ともに優遇されます。キャリーケースなどの手荷物2個と、ハンドバッグなどの手回り品1個の合計3個まで、合計14kgまで持ち込み可能です。
サイズ
機内持ち込み手荷物は、クラスや運賃タイプに関わらず、高さ、幅、奥行きのサイズ規定があります。それぞれの辺が規定内に収まるものでなければいけません。サイズにはハンドル、ポケット、キャスター部分も含まれるので注意しましょう。
・キャリーケースなど
H(高さ)56cm/W(幅)36cm/D(奥行)23cm
※キャビンが小さいQ300型機のニュージーランド国内地方路線のみ、H48cm/W34cm/D23cmです。
・スーツカバーなど
H(高さ)114cm/W(幅)60cm/D(奥行)11cm
サイズの大きな荷物
ゴルフバッグや自転車、サーフボードなどのスポーツ用品、大型楽器、家具といったサイズの大きな手荷物を機内に預けたい場合、別途追加料金がかかります。1辺の長さが1mを超える荷物はこれに該当し、ケースやハンドルなども込みの長さとなります。追加料金は1アイテムあたり、1予約区間ごとに適用され一人当たり2個までです。なお、車椅子や医療機器、ベビーカーなどは通常の受託手荷物と同じ扱いになり無料で預けられます。
また、この「サイズの大きな手荷物の追加料金」には、重量分の追加料金は含まれていません。アイテムごとに追加される料金です。スーツケースなどの受託手荷物とサイズの大きな手荷物の合計を、各運賃タイプの重量範囲内に収める必要があります。
さいごに
必要なサービスを各自で追加して、無駄な出費を抑えることができるLCCのジェットスター。利用する際は、予約時に受託手荷物、機内持ち込み手荷物の重さやサイズを想定しておかなければいけません。当日追加料金が発生しないように、早めに予定を立て、荷物の準備をしておきましょう。
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