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アクセスは?営業時間は?半田赤レンガ建物の見どころをご紹介

知多半島にある半田赤レンガ建物は明治期のビール製造工場です。レンガづくりの建物としては国内有数の規模を誇り、館内には展示室やカフェなどがあり、さまざまな楽しみ方ができます。今回は、愛知県を代表する観光スポットの1つ、半田赤レンガ建物の楽しみ方や見どころをご紹介します。

半田赤レンガ建物ってどんなところ?

愛知県半田市にある「半田赤レンガ建物」は、明治時代のビール製造工場をリニューアルしたもので、2004年(平成16年)に国の「登録有形文化財」となっています。ビール工場の遺構で現存するものは極めて珍しく、往時の姿を今に伝える貴重な歴史的建造物です。半田赤レンガ建物が誕生したのは1898年(明治31年)。カブトビールの工場として建てられ、レンガ建造物としては国内でも五本の指に入る規模を誇ったといわれています。設計者は明治を代表する建築家・妻木頼黄(つまきよりなか)で、地上2階、塔屋2階の建物は中空構造を持つ複壁や多重アーチ床など、独特の構造をしています。建物の外壁には柱や梁などの骨組構造材を外部に出したハーフティンバーとなっており、異国情緒豊かな情趣溢れる外観は時を超えて今も見ることができます。

建物内の「常設展示室」では模型や映像、写真などでビールや建築物の歴史を見ることができます。カフェでは復刻版カブトビールを地元の食材を使ったおつまみとともに味わうことができ、ショップでは瓶入りのカブトビールも販売されています。そのほか、半田や知多半島の特産品など、地元ならではのお土産品も購入することができます。
建物周辺にある「紺屋海道」は、江戸時代に多くの人々が行き交った賑やかな通りです。昔ながらの街並みも一部残っており、そぞろ歩きを楽しめば、往時の佇まいを偲ぶことができます。

毎月第4日曜日には「半田赤レンガマルシェ」などのイベントも開催されています。知多半島の地域性や創造性、地域との連携をコンセプトに、地域の作家や地元ショップによるワークショップや、地産地消の地元グルメ、産地直結の海の幸山の幸など、新鮮食材のマーケットも開催されています。毎回出店する店舗は固定されておらず、特産品をはじめ、調度品やグッズなど、オリジナリティあふれるものばかりが並び、大勢の人で賑わっています。

営業時間・アクセス

営業時間

半田赤レンガ建物
営業時間 9:00~22:00
年末年始定休

常設展示室(半田赤レンガ建物内)
営業時間 9:00~17:00

カフェ ブリック(半田赤レンガ建物内)
営業時間 10:00~17:00

「半田赤レンガマルシェ」
毎月第4日曜日9:00~15:00

アクセス

公共交通機関
名鉄河和線:住吉町駅下車東徒歩5分
JR武豊線:半田駅下車北西徒歩15分

自動車
知多半島道路→半田中央インターより東へ車で10分
※駐車場は隣接のナゴヤハウジングセンター半田会場と共用

半田赤レンガ建物の見どころ

さまざまな展示!

半田赤レンガ建物ではさまざまな資料を展示しています。「常設展示室」では、半田赤レンガ建物やカブトビールの歴史をテーマに、模型や映像、古写真などを展示しています。明治維新から約30年が経った頃に不屈の起業家精神から生まれたカブトビールの創業から平成の復刻販売に至るまでのストーリーをガイダンスでも紹介しています。日本近代文化の黎明期にものづくりに賭けた人々の情熱や心意気をリアルに感じることができます。入場料は高校生以上200円、中学生以下は無料です。

「企画展示室」では、赤レンガに関する展示はもちろん、半田市や知多半島のものづくり、街づくりなど、幅広いテーマでの企画展示を行っています。また、地域の魅力を発信したり、交流活動を支援したりする市民活動にも幅広く利用されています。

ショッピングやグルメ!

半田赤レンガ建物1階には、広々とした空間で生カブトビールをゆっくりと味わえる「カフェ ブリック」があります。赤レンガに囲まれた趣のあるレトロ空間で飲むビールは格別です。メニューには「ジャーマンプレート カブトビール付」(税込1,400円)をはじめ、さまざまなドリンクを用意しています。フルーツ酢とシャリシャリアイスで作った人気ドリンク「酢ムージー」には「ローズヒップ&カシス」と「グレープフルーツ&ソルト」の2種類があり、スムージーにハート形のシャーベットがトッピングされています。酢が苦手な人にはコーヒーとシャリシャリアイスで作った「フローズンコーヒー」がおすすめです。ドリンクの価格はいずれも税込450円です。生カブトビール回数券も販売されています。1杯600円の生カブトビール11枚綴りが税込6,000円で、1杯お得に購入できます(利用期限は~2020年3月31日)。明治カブトビールか大正カブトビールのどちらか好きな方を選ぶことができ、個人でもグループでも利用できます。

1階にある「ショップ」には、人気商品の「カブトビール3本セット」や「オリジナルクランチバー」をはじめとしたオリジナル商品を多数用意しています。「オリジナルバウムクーヘン」(税込1,000円)は2017年にリニューアルしたばかりで、赤レンガ建物をモチーフにしたパッケージはおしゃれでお土産にも最適です。オリジナルグッズも販売しており、「デザインメモロール」(税込800円)は2017年に登場して以来、人気商品となっています。「駒井奈津美」氏と「ツメサキの世界」氏が描いた半田赤レンガ建物や半田にちなんだ可愛いイラスト各6種類がデザインされています。

さいごに

古き良き明治時代の息吹を今に伝える「半田赤レンガ建物」。異国情緒あふれる赤レンガのハーフティンバーを眺めていると、まるで絵葉書の中に迷い込んだような不思議な気分を味わえます。レトロな赤レンガが作り出すノスタルジックな空間で幻のカブトビールを味わえば、身も心もリラックスできます。

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