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アクセスは?札幌市時計台の見どころをご紹介

明治の頃より札幌の街を見守ってきた札幌市時計台。今も変わらず鐘を鳴らして時を告げるこの街のシンボルは2018年6~10月の期間、改修工事を行っています。旅行プランを立てる際は事前の確認がおすすめです。今回は、札幌を代表する観光スポットの1つ、札幌市時計台の楽しみ方や見どころをご紹介します。

札幌市時計台ってどんなところ?

「札幌市時計台」は、近代日本の黎明期、1878年(明治11年)年に建築されました。その外観は開拓時代のアメリカ中西部で流行した”風船構造”という特徴的な木造建築様式です。おなじみの赤い屋根と白い壁は今や札幌のシンボルであり、名高い観光地として多くの人に愛されています。

札幌市時計台は、北海道大学の前身である「札幌農学校」の演武場として建設したといわれています。その構想の発案者は「少年よ大志を抱け」の言葉で知られる、初代教頭クラーク博士でした。クラーク博士の発案を受け、博士とともに来日し教鞭をとっていたホイラーが演武場の平面プランを作成、これをもとに大工の棟梁であった安達喜幸が実際の設計と監督を行ったといわれています。当時、農学校の生徒の兵式訓練や心身鍛錬の体育授業なども行われていたといわれ、また、入学式・卒業式などを行う中央講堂としても使用されていました。長い歴史の中で市立図書館として利用されていた時期には、壁の色は緑色に塗られていたとの記録も残されています。

1階展示室には時計台の歴史に関する貴重な展示が行われています。2階には演武場が再現されており、当時の雰囲気を体感することができます。また実際に今も使用されているハワード社の時計機械と同じものが展示されており、そのメカニズムを見ることもできます。2017年にはクラーク博士の像が設置され、長椅子に腰かけた博士の座像とともに記念撮影を撮ることができるようになりました。また館内の展示を多言語で読めるスマートフォン用アプリ“Uni-Voice”にも対応しています。

なお、2018年6月1日(金)~2018年10月31日(水)は補修工事期間中で、休館となっています。建物全体がシートで覆われるため外観も見学できません。工事の状況によって期間は変動する可能性があるため、訪れる際は事前に確認しましょう。

料金・営業時間

料金

大人 200円
高校生以下 無料

開館時間・休館日

開館時間
8:45~17:10(入館は~17:00)

休館日
年始(1月1日~1月3日)

改修工事を伴う休館期間
2018年6月1日(金)~2018年10月31日(水)
外壁塗装塗り替えならびに劣化部分取替え等による外部改修工事が行われます。期間中は建物をシートで覆うため、外観も見ることができなくなります。休館期間は工事の状況によって変動する場合があります。

アクセス

JR札幌駅南口徒歩約10分
市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通駅」下車→市役所側出口徒歩5分

札幌市時計台の見どころ

札幌の歴史を知ることができる!

時計台の館内では札幌の歴史に関する資料を展示しています。1階の「大展示室」では、演武場建設の歴史や塔時計が付けられたいきさつをはじめ、時計台にまつわる歴史について学ぶことができます。時計台の外観の変遷や大火に見舞われた際のエピソード、時計台を取り上げた歌や小説なども紹介しており、農学校生徒の英語による学習の様子なども知ることができます。また、現在行われている改修工事の映像なども展示予定です。時計台の過去と現在、未来の姿を多角的に知ることができます。

2階は演舞場を再現しています。これは1899年(明治32年)に初めて農学校卒業生に博士号を授与した際の祝賀会場を再現したものです。夜間は多目的ホールとして開放されており、演奏会などが開催されます。また、2階には時計台と同タイプの時計機械も展示しています。時計塔の中で時を刻み続けている時計機械は、1881年(明治14年)に取り付けたもので、週に2回、豊平川の石の重りを人力で巻き上げています。明治の頃より変わらず動き続けている時計のメカニズムを、兄弟時計の機械展示から学ぶことができます。

札幌を彩るライトアップ!

赤と白のモダンな姿が印象的な札幌市時計台ですが、夜になるとライトアップされ、白く浮かび上がる美しい姿を見せてくれます。日暮れとともに明かりが灯り、昼とは違った趣が楽しめるため、夜の観光もおすすめです。暖かなライトに照らされて陰影を刻む時計台のレトロなシルエットは、見る者にノスタルジックな気分を味あわせてくれます。

時計台周辺では味わい深いラーメンを楽しめる!

時計台から徒歩2分のところにある「味の時計台 駅前通り総本店」は創業45年の老舗で、北海道民はもちろん、観光客にも人気のラーメン店として知られています。
青森県にある自社工場で生産された自家製麺は、厳選された小麦粉を使った、のどごしのよい縮れ麺です。豚骨や野菜を長時間煮込んで旨味を凝縮させたスープととてもよく絡み、独自の特製チャーシューとの相性も抜群です。
人気が高いのは「味噌ラーメン」です。札幌ラーメンの代名詞ともいえる味噌ラーメンは北海道ならではの濃厚な味わいで、トッピングメニューも豊富に用意されています。

店内で味わえるだけでなく、お土産用としても販売されています。素材の一つひとつに至るまでこだわりぬいた厳選の味は北海道土産にもってこいで、札幌の街中で楽しんだ北海道の味を自宅でも家族といっしょに堪能できます。化粧箱入りのセットもあり、贈答品にもぴったりです。味噌ラーメンは生ラーメンタイプだけでなく、カップラーメンも販売しています。

さいごに

近代日本が産声を上げた明治の頃より、札幌のシンボルとして時を刻み続けてきた札幌市時計台。今も毎正時には鐘の音が響き渡り、街の発展を見守っています。「少年よ大志を抱け」と激励したクラーク博士の遠い記憶は、時計台とともに札幌のアイデンティティとして今もなお愛され続けています。赤と白で彩られたレトロな外観は往時を偲ばせ、古き良き時代に迷い込んだような錯覚を与えてくれます。改修工事中は休館しており、せっかくの外観も見ることができません。訪れる前には必ず事前に確認していきましょう。

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