国際線で複数の便を乗り継いで目的地まで向かう場合には、乗り換え便に乗り遅れたり途中で荷物を紛失・没収されたりしないためにさまざまな点に注意する必要があります。今回は国際線で乗り継ぎをする際の注意点をご紹介します。
注意点1 出発時刻や搭乗口が変更になる場合がある
空港では飛行機の出発時刻や搭乗口の場所が当日になって変更されることがよくあります。もちろん乗り継ぎで利用する便も例外ではありません。国際線で乗り継ぎをする際には、乗り継ぎ空港に到着したらすぐに案内モニターや自動チェックイン機で出発時刻、ターミナル、搭乗口などに変更がないか確認しましょう。
注意点2 乗り継ぎ空港でも保安検査を受ける場合がある
保安検査の基準は国によって異なります。複数の国をまたいでフライトをする場合には乗り継ぎ空港で再度保安検査を受けることになります。乗り継ぎ空港で保安検査を受けた場合はそのぶん乗り継ぎにかかる時間も長くなりますので、複数の国をまたいで目的地に向かう場合は、乗り継ぎ空港がある国の基準にひっかからないように注意しましょう。
注意点3 荷物について
ひとつの航空会社で乗り継ぎをした場合はそのまま荷物が最終目的地まで運ばれます。しかし、複数の航空会社を利用した場合やアメリカを経由して乗り継ぎをした場合、目的の国で国内線を利用した場合などには、荷物を乗り継ぎ空港で一度受け取り、再度入国審査を受けて預けなければならない場合があります。預け荷物がどこまで運ばれるかは、その荷物に付けられたバゲージタグを見れば確認できるので、預ける前に必ず確認しておきましょう。
液体物について
基本的に国際線では100ミリリットルを超える容器に入った液体物を機内に持ち込んではならないと決められています。そのため、日本の空港(一部を除く)の免税店や機内で液体物を購入した場合は、乗り継ぎ空港で没収されてしまいます。アメリカの空港のように乗り継ぎ空港で一度荷物を受け取れる場合であれば、スーツケースに入れて没収を避けることができます。基本的に国際線で乗り継ぎをする際には、日本の免税店で液体物を購入しないことをおすすめします。
注意点4 乗り継ぎ空港では早めの行動を心掛ける
各空港では飛行機の乗り継ぎをする利用者に向けて目安となる最小乗り継ぎ時間(ミニマムコネクティングタイム)を定めており、同じ航空会社で航空券を予約している場合は、その時間を下回らないように乗り継ぎ便の航空券を発券してくれています。しかし、場合によっては乗り継ぎ時間がギリギリに設定されていることもあるので、いずれにしても乗り継ぎ空港での手続きは早めに済ませておくようにしましょう。
注意点5 乗り継ぎ便に搭乗できなかった場合のことも考えておく
乗り継ぎがある国際線を利用する場合、最初の便が遅延すると乗り継ぎ便に乗り遅れてしまったり、天候不順などの理由によってフライトキャンセルが起きてしまうことがあります。利用する航空会社によっては、そのような場合でもなかなか振替便を用意してくれなかったり宿泊ホテルの手配をしてくれなかったりするところがあるため注意が必要です。乗り継ぎのある国際線を利用する際には、事前に「航空機遅延費用」を補償してくれる海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。
さいごに
今回は国際線で乗り継ぎをする際の注意点について紹介いたしました。このように乗り継ぎのある国際線には直行便には無い注意点がいくつもあります。旅行当日に無事に旅行先に到着できるように、今回紹介した注意点をよくチェックして事前の対策をしておきましょう。
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