赤ちゃんと一緒の海外旅行は不安がつきものです。国際線には赤ちゃんのためにさまざまなサービスが用意されているのをご存じでしょうか。赤ちゃんや子ども連れでの旅行を快適にするために、国際線で利用できる子ども向けサービスをご紹介します。
多くの航空会社で利用できる「バシネット」とは?
ほとんどの航空会社では、「バシネット」と呼ばれる飛行機に備え付けのベビーベッドの貸し出しサービスがあります。バシネットは、座席の前の壁に取り付けるタイプのベビーベッドです。主に最前列の前の通路など、広いスペースの壁に取り付けます。
バシネットのサイズは航空会社によって異なります。2歳程度まで利用可能なサイズで、大きさは身長60~85cm前後、体重15kg前後が目安です。また、バシネットは数に限りがあり、設置できる場所も限定されています。そのため、バシネットを使用したい場合は事前に予約が必要です。
おむつやミルクも利用できる
JALとANAの日本の大手航空会社では、紙おむつや粉ミルクのサービスもあります。ただし、種類や数には限りがあるため利用する際は注意が必要です。また、JALの紙おむつサービスは事前予約が必要になります。
海外の航空会社では、おむつや粉ミルクのサービスが利用できるところはほとんどありません。海外の航空会社で国際線を利用する際は、必ずミルクや紙おむつの準備を忘れないようにしましょう。
機内でミルクを作る際は、客室乗務員に哺乳瓶と必要な分量の粉ミルクを渡せば、お湯を入れて作ってくれます。ただし、機内では哺乳瓶の熱湯消毒が難しいので、気になる場合はあらかじめ消毒しておいた哺乳瓶を何本か用意しておくといいでしょう。
赤ちゃんでも安心のミールサービス
飛行機の楽しみといえば機内食です。事前に予約をすれば赤ちゃんや子どもでも食べられる機内食メニューが提供されます。子ども向けの特別な機内食サービスは、赤ちゃん用のベビーミールや、小さな子どもでも食べられるチャイルドミール、アレルギー対応食などがあります。海外の航空会社の場合は、それぞれ用意しているメニューの種類が異なるため、予約時に確認するのをおすすめします。例えば、海外の大手航空会社の中では、ユナイテッド航空とハワイアン航空はチャイルドミールのみとなっています。ベビーミールの用意はないので、自分で離乳食などを用意する必要があります。
国際線は液体物や食品の持ち込みが制限されていますが、赤ちゃん用のミルクや離乳食は持ち込み規制の対象外となる場合がほとんどです。
赤ちゃんが喜ぶおもちゃのサービス
JALやANAでは、赤ちゃん用にオリジナルのおもちゃが貰えるサービスがあります。さらに、JALでは貸し出し絵本のサービスもあり、小さな子ども連れでも機内で時間を潰すのに役立ちます。慣れない機内の環境でも、こうしたおもちゃがあると気を紛らわせることができるので、意外と助かるものです。海外の航空会社でも、赤ちゃんや子ども向けにおもちゃのサービスがあります。航空会社によっては、かなり充実したグッズが揃っていることもあります。おもちゃの内容は飛行機のおもちゃやシール、マスコットなどです。持参したおもちゃだけでは飽きてしまった時には、客室乗務員の方に聞いてみるといいでしょう。
さいごに
赤ちゃんや小さな子どもにとっては、長時間のフライトはかなりのストレスを感じるものです。各航空会社では、少しでも快適なフライトを提供するために、さまざまな子ども向けサービスを用意しています。事前に搭乗する航空会社の子ども向けサービスを知っておけば、フライト中に困ったことがあっても安心です。子ども向けサービスを積極的に利用して、子どもと一緒に快適な旅を楽しみましょう。
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