伝統と最先端が共存するエネルギッシュな都市・ソウルは、観光、グルメ、癒しとあらゆることが楽しめる人気観光地の1つです。移動距離が短く治安がよいため、ひとり旅にも人気の場所です。今回は初めてソウル旅行をする方に向けて、ソウルの概要や人気グルメ、観光スポット、注意点などをご紹介します。
ソウルってどんなところ?
ソウルは朝鮮半島の南側を占める韓国(正式名称:大韓民国)の首都です。韓国の北西部に位置し、国民のおよそ4分の1に当たる約1,000万人が暮らしています。年間通して日本と韓国の間には時差はありません。ソウルの気候は日本の本州北部~中部とほぼ同じです。四季の変化がはっきりしているのが特徴で、夏は東京、冬は札幌並の気温になり、日本と同様梅雨があります。
古くは百済の都、1394年には李王朝の都となり、1970年代から急激に経済発展してきました。今では高層ビルや、ショッピングモールなどの近代的な施設と、趣ある古都の街並み、史跡が混在する活気あふれる大都会となっています。街中ではグルメ、エステ、韓国ドラマのロケ地巡りなども楽しめます。
ソウルのグルメ
ソウルの名物グルメはヘルシーで栄養豊富な韓国伝統料理です。宮中鍋やクジョルパン(九折坂)といった華やかな宮廷料理をはじめ、キムチ、トッポギ、ビビンバ、プルコギ、カルビ焼、サムギョプサル、サムゲタンなど日本でもお馴染みの人気ローカルフードが盛りだくさんです。唐辛子などを入れたスパイシーな味付けが多く、日本人好みの料理が揃っています。韓国固有の低カロリーのお酒であるマッコルリも定番のグルメです。
ソウルの観光スポット
ソウルでは見る、食べる、買い物できる観光スポットが点在しています。高級ブランドショップから素朴な屋台まで並ぶ繁華街「明洞(ミョンドン)」、韓国の最新アイテムが揃う昔ながらの問屋街「東大門(トンデムン)ショッピングタウン」、海抜480mからパノラマビューが広がるソウルのランドマーク「Nソウルタワー」、朝鮮王朝時代(1392~1910年)に建てられた韓国初の宮殿「景福宮(キョンボックン)」、昔ながらの茶屋、骨董品店、工房が軒を連ねるノスタルジック散策スポット「仁寺洞(インサドン)通り」、高さ平均7~8m、総長18.6kmの長い城壁「漢陽都城(ソウルハニャン)」などがあります。
ソウルの通貨
韓国・ソウルの通貨はW(ウォン)です。紙幣は4種類(W1,000、W5,000、W10,000、W50,000)、硬貨は4種類(W10、W50、W100、W500)あります。韓国では基本的にチップは不要です。高級レストランなどでは料金にサービス料が含まれています。
ソウルの交通事情
ソウルの交通手段は地下鉄、電車、バス、タクシーです。なかでもソウル市内をスムーズに移動できる地下鉄が便利です。運転間隔が短く、早朝5:30頃から深夜まで運行しています。路線ごとに色分けされており、駅の標識はハングル、英語、漢字で表記されています。タクシーは一般タクシー、黒い車体でサービスの質がよい模範タクシーの2種類です。模範タクシーは運賃が高めですが、深夜割増料金がありません。
ソウル旅行の注意点
ソウルは世界的にみると治安がよい都市ですが、観光客を狙った犯罪に巻き込まれる恐れもあります。スリ、ひったくり、置き引きなどに気を付けましょう。出かけるときは多額の現金は持ち歩かず、利用停止および再発行可能なクレジットカードを利用するのがおすすめです。
電圧は日本と異なる220ボルト(一部110ボルト)です。日本の電化製品を韓国で使用したい場合、変圧器と差し込みプラグ(A・Cタイプ)が必要です。フロントで貸し出しサービスを行っているホテルもあります。宿泊予定のホテル情報を確認しておきましょう。また、観光地などではトイレットペーパーが設置されていないトイレもあります。必ずポケットティッシュを持参しましょう。
さいごに
日本から近く、週末弾丸旅行にも最適なソウル。日本と時差がなく、ほぼ同じ気温ということから海外にいることを忘れてしまいそうな親しみやすい観光地です。ソウルは治安がよく、交通網が充実しています。地下鉄を利用してソウル市内を上手に回れるよう、事前に交通ルートをチェックしておきましょう。
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