X

料金は?アクセスは?博物館 明治村の見どころをご紹介

「博物館 明治村」では、当時の貴重な建築物を移築復原しており、明治時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。今回は、愛知県を代表する観光スポットの1つ、「博物館 明治村」の楽しみ方や見どころをご紹介します。

博物館 明治村ってどんなところ?

「博物館 明治村」は明治建築を保存展示する野外博物館として1965年(昭和40年)に開村しました。100万平方メートルにおよぶ丘陵地に移築復原された建造物は67軒あります。そのうち11棟が国の重要文化財に指定されています。

村内を走る蒸気機関車や京都市電は実際に使用されていた本物で、乗車することもできます。また、レストランでは明治期の小説に記されたレシピをもとに再現し現代風にアレンジしたコロッケやカレーぱんなど、明治グルメも堪能できます。

営業時間・料金

営業時間

開村時間 (平成30年)
・2018年3月~7月・9~10月:9:30~17:00
※7月23日~7月31日の期間は10:00~17:00
※宵の明治村開催日(8月4・5・11日~19・25・26日)は9:30~21:00
・2018年8月:10:00~17:00
・2018年11月:9:30~16:00
・2018年12月~2019年2月:10:00~16:00

料金

入村料金
大人:1,700円
大学生・65歳以上:1,300円
高校生:1,000円
中学生・小学生:600円

のりもの一日券付入村券
大人:2,700円
大学生・65歳以上:2,300円
高校生:2,000円
中学生:1,700円
小学生:1,300円

※未就学児・明治生まれの方は無料。
※高校生・大学生は学生証を、65歳以上は年齢を証明できるものの提示が必要。

アクセス

公共交通機関

・「名鉄名古屋駅」→「名鉄犬山駅」下車→東口からバス「明治村行」乗車→バス約20分
・名古屋「名鉄バスセンター」「栄」→バス「明治村行」
※明治村行きバスは「明治村正門」に発着し、北口は通りません。

自動車

・中央自動車道「小牧東IC」→3km
・国道41号上小口2丁目交差点→6km または兼清交差点→5km
・国道19号明知町北交差点(小牧東インター道路利用)→5km

博物館 明治村の見どころ

点在する重要文化財!

「博物館 明治村」に移築復原された建造物67軒のうち、11棟が国の重要文化財に指定されています。中でも「帝国ホテル中央玄関」は、歴史上重要な建築物として世界的に知られています。20世紀建築界の巨匠といわれたアメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトによって設計され、1923年(大正12年)に完成しました。この帝国ホテルは当時、皇居の正面にありました。総面積は34,000平方メートルを超え、中心軸上に玄関や劇場などの公共部分を、左右に客室棟を配した立体的な構成で、それまでの平面的な建築空間を大きく変えるものでした。その歴史的価値は高く、20世紀を代表する名建築の1つとして称賛されています。メインロビー中央は3階までの吹き抜きで、彫刻が施された大谷石や透かしテラコッタなどで装飾されています。

「明治天皇御料車」も重要文化財の1つです。御料車とは天皇・皇后・皇太后・皇太子のための特別車輌のことで、1910年(明治43年)に作られた明治期最後の6号御料車は歴代随一の壮麗さを誇ります。車輌は全長20m余、総重量は約33.5tの木製3軸ボギー車で、天井に張られた蜀江錦や御座所内の金糸の刺繍、七宝や螺鈿など車内の装飾品は日本の伝統工芸の粋を集めたもので「動く宮殿」とも称されました。

「品川燈台」は現存する最古の燈台で、1870年(明治3年)に建設されました。ヴェルニーを首長とするフランス人技術者によって作られた灯台には”西”を意味するフランス語「Ouest」の頭文字を今も見ることができます。燈台は幕末期に江戸防備のため江川太郎左衛門によって急造した人工島”品川台場”に設置されていました。金属部やガラスはフランス製で、レンガは横須賀製鉄所のレンガを使用しています。幕末から明治にかけて激動の時代の息吹を今に伝える貴重な遺構です。

さまざまな体験!

村内ではさまざまな体験も楽しめます。「明治体験処 ハイカラ衣装館」では、明治時代風ドレスや袴に着替えて記念撮影や村内散策を楽しめます。記念撮影は女性用には女学生衣装とオリジナルドレス、男性用には書生服とフロックコートがあり、自分のカメラや携帯電話で自由に撮影できます。なお、貸出時間は5分間です。散策コースには女性用は女学生衣装、男性用には書生服があります。いずれも貸出衣装には身長制限があります。

明治村では日本最古の蒸気機関車である「SL12号」と「SL9号」があり、乗車することができます。真っ黒なボディに鮮やかな赤のラインが走る車両は明治時代に実際に使われていた本物です(SL東京駅転車台修理のため、2018年7月2日~27日は運休)。日本で初めて開通した路面電車「京都市電」も往時の姿のまま毎日運行しています。昔懐かしいレトロな車両に乗車すれば当時にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

「はあとふるレター」では、10年後の自分や大事な人へメッセージを送ることができます。明治村の簡易郵便局窓口で定形サイズの封書を保管し、時を超えて未来へ配達されるサービスです。
「明治のくらし よろず体験コーナー」では、明治村が所蔵している古い時代の道具を使い、当時の暮らしを体験することができます。子どものお手伝いだった桶かつぎや、おてだまやけん玉などのおもちゃなど、実際に触ったり遊んだりすることができます。明治時代の照明器具を集めたコーナーでは明治時代の夜を体験できます。当時の照明の下で明治時代の子どもになりきって教科書読みに挑戦しましょう。

ショッピングやグルメ!

「ミュージアムショップ」ではお土産にぴったりなオリジナルグッズが販売されています。「SL東京駅売店」でもオリジナルのカステーラやサブレ、夏目漱石のかわいい装丁雑貨などの限定商品を取り扱っています。「帝国ホテル売店」では建築家フランク・ロイド・ライトのデザインをモチーフにした食器やステーショナリーがあり、特別な日のプレゼントに最適です。ガラス専門店「品川硝子ショップ」や「駄菓子屋 八雲」「和小物雑貨 楽」などもあり、ここならではのショッピングが楽しめます。

また、食事処では明治グルメも堪能できます。明治といえば文明開化の象徴”牛鍋”は見逃せません。「牛鍋 大井牛肉店」では高級和牛と旬の野菜たっぷりの牛鍋が味わえます。「食道楽のカレーぱんの店」では明治期のベストセラー小説「食道楽(しょくどうらく)」掲載の食材とレシピを再現、アレンジを加えたカレーが詰まったカレーぱん(税込260円)が人気です。同じく「食道楽のコロツケーの店」では同小説に紹介されたコロッケを提供しています。明治村初のバー「デンキブラン汐留バー」は1893年(明治26年)頃に東京浅草で誕生した日本初のカクテル「デンキブラン」を提供しています。洋食屋や和食処、甘味処、喫茶などもあり、昔懐かしいレトロな空間で時を忘れて舌鼓を打ちましょう。

さいごに

近代日本が始まった明治期の貴重な建築物やSL、路面電車など、往時のままの姿を堪能できる「博物館 明治村」。150年前の日本にタイムスリップしたかのような臨場感あふれる歴史体験が楽しめます。

JALの航空券検索
ANAの航空券検索
スカイマークの航空券予約検索
フジドリームエアラインズの航空券予約検索
ジェットスターの航空券予約検索

中部国際空港発着の航空券検索
小牧空港発着の航空券検索