身だしなみのケアで使用する爪切りは、日常生活に欠かせない存在です。爪は数日経つとすぐに伸びてくるため、定期的なケアのために海外旅行にも持って行きたいと考える人も多いのではないでしょうか。今回は、国際線での爪切りの取り扱いについて紹介します。
海外で大人気の日本製爪切り
爪切りは日本だけではなく、世界中の国々で使われている日用品です。実は、日本ではなじみ深い「クリッパー型」の爪切りは海外ではあまりメジャーではありません。海外のほとんどの国では、工具のペンチのような形状をした「ニッパー型」が主流です。ニッパー型は爪が飛び散る上、力を入れないと切りづらいなど使い勝手はあまりよくありません。
そのため、少しの力で簡単に爪を切ることができ、飛び散らない日本製の高品質なクリッパー型の爪切りは、今や海外でも大人気でお土産としても喜ばれるほどです。海外では使い慣れた日本製の爪切りを入手するのは容易ではないため、特に長期で海外に滞在する予定がある人は、日本から持って行くことをおすすめします。
機内への持ち込みはできる?
海外で主流のニッパー型の爪切りは危険物に該当するため、どの国でも機内への持ち込みはできませんが、日本で主流のクリッパー型の爪切りであれば機内へ持ち込むことができます。なお、甘皮切りの小型ナイフが装着されているものは、持ち込めないため注意しましょう。
荷物として預けることはできる?
ニッパー型の爪切りの場合は機内への持ち込みこそできませんが、スーツケースなどに入れて受託荷物としてなら持って行くことが可能です。受託荷物に入れ忘れてしまった場合は手荷物検査に引っかかってしまうので、任意放棄するしかありません。
クリッパー型の爪切りの場合は、機内への持ち込みに加え、受託荷物として預けることで海外へ持って行くことも可能です。
機内で使用できる?
飛行機内に持ち込んだ爪切りは、タイミングを守れば使用できます。離着陸前などシートベルトランプ点灯時は爪切りを含め、眉毛の手入れやひげそりなどは一切行うことができません。
なお、飛行機は気流によって揺れやすいため、使用するときには怪我をしないように注意し、周りの人の迷惑にならないようにしましょう。なお、着陸まで時間がない場合は使用を控えることをおすすめします。
さいごに
海外に爪切りを持って行きたいときは、ニッパー型の爪切りの扱いに注意すれば問題ありません。普段化粧ポーチなどにニッパー型の爪切りを入れて持ち運びしている人は、事前に取り出して受託荷物の中に入れ替えておきましょう。
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