ドイツビールやベルギービールなど誰もが知っている有名ビールをはじめ、世界にはその土地ならではの味わいがある地ビールやクラフトビールがたくさんあり、お土産としても大変人気を集めています。自分用や知人用のお土産などに購入したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
また、海外へのお土産として日本のビールを持って行きたいという人も多いでしょう。しかし、日本国内での旅行・公共交通機関と同じ感覚でビールを持ち込むのは要注意です。今回は、国際線の飛行機にお酒を持ち込む時の注意点を紹介します。
機内への持ち込みは?
一般航空会社やLCCなど、全ての航空会社はテロ対策の一環として飛行機内への持ち込みに厳しい基準を設けています。割れやすい瓶などに入ったビールを安全に持ち運びするために機内に持ち込みたい人も多いかもしれませんが、残念ながら現地の店舗や酒造で購入したビールを持ち込むことはできません。ほかの液体基準のように、100ml以下の容器に移し替えて持ち込むこともできません。
ただし、保安検査後の免税店で購入した商品であれば持ち込むことができます。ビールの場合はアルコール度数の平均が4~5%なので、容量や持ち込み本数の制限はありません。また、パッケージや容器はそのままわかるようにして持ち込む必要があります。
受託荷物として預けることはできる?
空港の免税店でも一通りの有名銘柄は販売されていますが、専門店ではないので種類が充実しているとは限らないため、現地で購入したい人も多いでしょう。現地の店舗や酒造で購入したビールを日本に持ち込みたい場合は、チェックインを行う際に受託荷物としてスーツケースなどに入れておけば、本数や容量の制限なく持ち運びできます。
瓶が割れるかどうか心配な人は、緩衝材や分厚いタオルなどでしっかり包み、万が一割れた時に備えてビニール袋で包んでおくと安全です。
乗り継ぎがある時には要注意!
出発地の保安検査後の免税店で購入したビールであっても、乗り継ぎの空港では液体扱いとなり、保安検査の時に没収されてしまいます。当然、アルコール飲料なので100ml以下の容器に移し替えるのも禁止されています。飛行機の乗り継ぎがある場合は、出発地の免税店でビールなどのお酒を購入することはやめておいたほうが安心です。
機内でビールを飲みたい場合は?
国際線の場合は、保安検査後の免税店で購入したビールであっても飛行機の中で飲むことができるかは航空会社によって対応が異なりますが、禁止している場合が多いようです。どうしても飲みたい場合は、トラブルを避けるためにも機内サービスを利用することをおすすめします。
国際線には、無料のアルコールサービスを提供している航空会社も多くあります。JALやANAなどの一般航空会社やLCCなどは、さまざまな銘柄のビールを提供しています。しかし、無料だからといって飲み過ぎてしまうと体調不良やトラブルの元となるので、ほどほどに止めておきましょう。
さいごに
受託荷物扱いにする、または乗り継ぎ便がない場合は免税店で購入するか、どちらかの方法であれば、現地の店舗や酒造で購入したビールでも問題なく日本へと持ち込むことができます。
なお、ビールの本数が多い場合や自分で梱包するのに不安がある場合は、宅配便で送るようにしましょう。
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