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航空券の片道予約と往復予約のメリット・デメリット

「国際線の片道チケットと往復チケットはどちらがお得か?」「国際線でも片道チケットで予約できるのか?」など国際線の航空チケットを購入する際、片道チケットの取り扱いがどうなっているか気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、国際線における片道チケットの取り扱いと注意事項、片道チケットのメリット・デメリットをご紹介します。

国際線で航空券(チケット)を片道で予約できる?

国際線でも片道で航空チケットを予約することはできます。ただし、ニュージーランドなど入国先のビザの関係によっては片道航空券では入国できないケースもあります。国際線の片道チケットを購入する場合は、旅行先の国の入国条件については事前にしっかりと確認しておきましょう。

そもそも片道予約とは?

出発地から目的地までの「行き」、目的地から到着地までの「帰り」
それぞれ一区間ずつ予約したものが『片道予約』です。
国際線では、「行き」と「帰り」を往復で予約する『往復航空券』の方が安い場合が多いですが、国内線は『片道航空券』の方が安いです。
ただ、片道航空券の料金は、時期や搭乗率、割引サービスの種類によっても変動します。
また、LCCと大手航空会社では料金の差が大きいため、片道予約をする際は、時期や航空会社を考慮すると良いでしょう。

国際線の片道チケットを予約するメリットは?

◎料金の安さ
時期や日程、搭乗時間によって航空券の料金が異なるため、往路・復路それぞれ料金が違います。
また、LCCの航空券は往復購入をしなくても、もともと安い場合が多いので、航空券代金を安価に抑えて、その分を旅行資金に回すこともできます。

◎日程変更がしやすい
往復で航空券を購入する場合は、復路の日程を決める必要がありますが、片道予約の場合は復路の日程を決める必要がないため、目的地に到着してから復路分の航空券をを購入することも可能です。
そのため、急な日程変更にも対応できます。

◎往路と復路で異なる航空会社を利用できる
往復で航空券を購入する場合は、往復同じ航空会社で申し込みをしないと「往復割引」になりませんが、希望の時間帯に同じ航空会社のフライトがあるとは限りません。
その場合は、片道予約にして、別航空会社での予約がおすすめです。また、往復別の航空会社を堪能できるというメリットもあります。

国際線の片道チケットの予約をするデメリットは?

◎検索に時間がかかる
往路と復路をそれぞれ検索して、航空券を探す必要があるため時間がかかります。
多忙な方には、少し煩わしく感じられるかもしれません。

◎フライトの変更や欠航時の保証がない
往復別の航空会社を利用した場合、変更や欠航時の対応範囲は限られます。
代替便の用意がなく変更出来ない場合や、往路が欠航の際、復路が別の航空会社ですとご自身で変更や欠航の手続きをしなくてはなりません。

◎手数料が高くなる可能性がある
ひとつの予約ごとにかかる諸費用(事務手数料や取扱手数料など)が、片道予約の場合は「往路」と「復路」で二つの予約となるため、
それぞれでかかってしまう場合があります。

そもそも往復予約とは?

出発地から目的地までの「行き」、目的地から到着地までの「帰り」
同一区間の、行きと帰りの飛行機を同時に予約したものが『往復予約』です。
国内線では、「行き」と「帰り」を往復で予約する『片道航空券』の方が安い場合が多いですが、国際線は『往復航空券』の方が安いです。
ただ、LCCに関しては「往復割引」という料金設定がありません。そのため、往復で購入した方がお得とは一概に言えません。

国際線の往復チケットの予約をするメリットは?

◎往復割引の適用
往復で航空券を予約すると、一部の航空会社では「往復割引」が適用されます。
出発日にもよっては、片道予約よりも「往復割引」の方がお安い場合もあります。

◎日程が決まっている
行きも帰りも日にちが決められているため、現地で帰りの手段を心配する必要なく、安心して滞在することができます。

国際線の往復チケットの予約をするデメリットは?

◎片道予約に比べて料金が高くなることが多い
日程が決まってしまっているため、片道ずつ検索して最安値で航空券を購入することは難しいです。
「行き」「帰り」の航空券を選べる片道航空券に比べると、少し割高になってしまいます。

◎LCCは往復で予約しても安くならない
「往復割引」の設定がない為、往復で予約をしても、往路と復路の料金の合計というだけで、そこから料金が割り引かれるということはありません。

航空券を最安値で予約するコツとは?

海外航空券は、予約時期にもよりますが、LCCを予約するのがお得です。
路線によっては、LCCの路線がたくさんありますが、格安航空券の中から、最安値のチケットを予約するコツをご紹介します。

◎航空券の比較検索サイトを利用する
比較検索サイトでは、日付、区間などの情報を入力すると、その路線を就航している航空会社の空席のあるフライトを一覧で表示してくれます。
多数ある航空会社のホームページを自分で見比べて、最安値のチケットを探すことは大変です。
比較検索サイトを利用すると、時間もかからず、最安値のチケットを検索できます。

◎閑散期を狙う
旅行先にもよりますが、オフシーズンの時期は、元々の運賃自体がお安い設定です。
また、LCCも空席が多いほど安くなるため、人の稼働が少ないシーズンを狙うこともおすすめです。
スケジュールの調整ができる方は、利用してみるとよいでしょう。

◎早めに予約をする
「早割」タイプの料金は、予約を早くすればするほど料金が安くなるので、旅程が決まり次第予約をするとお安くチケットを購入できます。
ただ、出発近くなって予定が立たなくなってしまうと、キャンセル料が高くなってしまう場合があるので、キャンセルの可能性がほぼ無い時に利用するのが良いでしょう。

さいごに

かつては海外への渡航の場合は、高額な正規運賃での往復チケットが主流でした。しかしインターネットの発達やLCCの参入といった時代の変化に伴い、現在では国際線での片道チケットでの予約も当たり前になり、以前と比べて格段に安価な航空料金で海外旅行を楽しめるようになっています。

一方で、片道チケットの特性をよく理解していないと、チケット料金が高額になってしまったり、旅行プランに合わない日時での飛行機利用になってしまったりする可能性があります。

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