機内モードにする必要はある？国際線でのスマートフォンの取り扱い

アプリなら、エアトリポイント最大10%還元！また、最新のおトクな情報をリアルタイムでお届けします！

スマートフォン

国内の日常生活では手放せないスマートフォンも、機内は使う時には注意が必要になります。規制が緩和されたことで、国際線の機内でもスマートフォンを使用できるようになりましたが、使用の際はいくつかの注意点があります。機内モードの必要性や、国際線でのスマートフォンの取扱についてまとめました。

そもそも機内モードとは？

機内モードとは、携帯電話やスマホなどの電話回線のほか、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなど、飛行機の運転や、管制システムなどに影響を与える可能性がある電波、すべての無線通信をオフにする機能のことです。飛行機の運転や管制システムなどに影響を与える可能性があることから、着席し飛行機のドアが閉まってから、目的地に着陸し飛行機が止まるまで、電源を切るか機内モードにするようアナウンスが流れます。これらは、国内の航空法施行規則や各国の規制、航空会社の規定などに定められており、違反した場合には高額の罰金を請求されることもあります。

国際線でスマートフォンの使用は可能？

これまで、飛行機の運航中にはスマートフォンなどの電子機器の使用に制限がありました。飛行中はスマートフォンの電源をオフにしておく必要があり、機内でスマートフォンを使うことは実質禁止でした。しかし、2014年に飛行機内の電子機器の取り扱い事項が変更になったことで、国際線の機内でもスマートフォンの使用ができるようになりました。また、スマートフォン以外にも、パソコンやゲーム機、Bluetooth製品などの使用も許可されています。現在ではほとんどの国際線でスマートフォンをはじめとした電子機器の使用が可能です。

スマートフォン使用には機内モード必須

機内でスマートフォンを使用する場合は、通常の使い方とは異なり、必ず機内モードにしておく必要があります。スマートフォンから発生する微弱な電波が飛行機や管制に影響を与え、運航に支障を及ぼす可能性があるからです。機内モードにしておけば、使用中にスマートフォンから発生する電波を抑えることができます。

機内モードを有効にした状態では、インターネット通信と通話ができなくなります。そのため、起動時に通信が必要なアプリケーションは使用ができません。新しいアプリケーションを追加するなどもできないため、機内でスマートフォンを使いたい場合は、搭乗前に必要なアプリケーションをダウンロードしておきましょう。

ただし、機内モードで使用していた場合でも、天候状態などで運航に支障があると判断された場合はスマートフォンの使用はできなくなります。また、機内にペースメーカーなどの医療機器を使用している乗客がいる場合も同様です。客室乗務員から指示があった際は、安全のため電源を必ず切るようにしましょう。

機内でスマートフォンを使えるのはいつからいつまで？

飛行機に乗る際の電化製品が使用基準は、飛行機のドアが閉まった時から、着陸後に滑走が終了する時までの間です。作動時に電波を発しないものであれば、搭乗から飛行機を降りるまでと使用できます。スマートフォンは機内モードにすれば電波を発しなくなるため、飛行機に乗った時から着陸するまでずっと使うことができます。

機内でスマートフォンを使うときの設定方法

利用の機種によっても異なりますが、機内モードはスマートフォンの設定からONにすることができます。飛行機でスマートフォンを使わないという方でも、スマートフォンの電源が入っていた場合微弱な電波が飛行機の運航に影響を与えるため、必ず電源を切るか、機内モードをONにしましょう。また、上空では通常のモバイル通信は利用できませんが、海外に到着した際に高額なモバイル通信量が発生するケースがあります。機内モードをONにすると共に、あらかじめモバイルデータ通信をOFFにしておくと安心です。

航空会社によっては機内Wi-Fiも利用できる

航空会社によっては、国際線で機内Wi-Fiサービスを提供しています。地上と変わらずインターネット通信ができるほか、動画配信サービスや音楽のコンテンツなども楽しめます。日本の航空会社では、JALとANAの国際線で機内Wi-Fiが利用できます。JAL・ANAやその他の航空会社の機内Wi-Fiサービスは、使用時間や容量によって課金される仕組みがほとんどです。飛行中もインターネットができるのは非常に便利です。機内モードにしていても、設定で無線LANのみONにすれば、航空機に影響を与えずに通信が楽しめます。

国際線のWi-Fiについては次の記事も参考にしてください
無料で使える？国際線の機内でWi-Fiは利用できる？

機内の利用規制を破ったら罰則はある？

航空法施行規則第164条15により、違反した場合には、50万円以下の罰金が科せられる場合があります。飛行機の中では、必ず機内モードにするか電源を切っておきましょう。運航中も状況に応じて電源オフが求められることがあるので、機内アナウンスには十分注意しておきましょう。また、スマートフォンを預け入れ荷物に入れるのは注意が必要です。内蔵されているリチウムイオン電池が爆発する可能性があるため、スーツケースなどに入れる際は必ず電源を切っておきましょう。