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パワースポットを巡る旅に出よう!ブラジル編


雄大なアマゾン川が流れるブラジルには、豊かな熱帯雨林や壮大な滝など、日本では見ることができない自然が豊富にあります。せっかくブラジルを訪れるなら、自然が持つエネルギーに触れる旅をしてみるのもいいでしょう。ここでは、ブラジルを訪れたらぜひ行ってみたいパワースポットを3つご紹介します。

圧倒的な迫力に息を飲む「イグアスの滝」

ブラジルとアルゼンチンにまたがるように広がっている「イグアス国立公園」。こちらの国立公園で世界的に有名なのが「イグアスの滝」です。イグアスの滝は、先住民の言葉で「大いなる水」を意味し、アフリカのビクトリアの滝、アメリカのナイアガラの滝と並ぶ世界三大瀑布のひとつにも数えられています。その大きさは幅約4.5km、最大落差約80mというから驚きです。毎秒6万5,000tもの水が流れていることからも、そのスケールの大きさに圧倒されるでしょう。ブラジル側からは圧巻な滝のパノラマ風景を楽しむことができると評判です。
滝の周りにはトレッキンコースが整備されているので、滝を眺めながら展望橋を目指しましょう。橋のすぐ下にも川が流れていて、周囲すべてを滝に囲まれているような体験をすることができます。ものすごい轟音と舞い散る水煙の滝は、日本では見ることができない絶景です。国立公園の中には鬱蒼としたジャングルが広がり、貴重な亜熱帯性動植物が豊富に生息しています。1986年には、ユネスコの世界自然遺産にも登録されました。

歴史と文化の中心地「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」

ブラジル北東部、バイーア州に位置する「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」は、かつてブラジルの首都として栄えた場所です。15世紀から17世紀にかけて、ポルトガルの植民地として交易が盛んにおこなわれ、さとうきびやタバコ、ダイヤモンド、金などを輸出する港湾都市として繁栄していました。植民地時代の豪華な邸宅や教会などが残っており、どこかヨーロッパの雰囲気を湛えた街となっています。しかし、貿易の際にアフリカから多くの奴隷が連れてこられるなど、暗い歴史も併せ持っている場所です。
アフリカの人たちが持ち込んだダンスや音楽、鮮やかな衣装などが地元の文化と融合して、サンバが生まれたといわれています。ほかにも、カポエイラやアシェ、カンドンブなど、多様なスタイルの音楽やダンスも生み出される文化の中心地となりました。世界的に有名なブラジルのリオのカーニバルと並び、サルヴァドールのカーニバルも世界中からたくさんの人が集まる一大イベントです。

色のコントラストが美しい「レンソイス・マラニャンセス国立公園」

ブラジル北東部、マラニャン州に広がる真っ白な砂丘群が「レンソイス・マラニャンセス国立公園」です。「レンソイス」とは、ポルトガル語で「シーツ」を意味しており、その名の通り純白で広大な砂丘が広がっているエリアです。こちらにある砂丘の成分は、ほぼ100%石英からできており、長い年月をかけて削られた鉱物が太陽の光に反射して真っ白に輝いています。雨季には砂丘の下にある地下水が増え、砂丘の到るところにエメラルドグリーンの湖(ラゴーア)が突如現れます。湖が現れるのと一緒にどこからか魚も現れ、とても不思議な現象として、未だにその謎が解明されていません。6月~9月頃に訪れると、この神秘的な湖で泳ぐことができます。とても透明度の高い湖で、ぜひ魚たちと一緒に泳いでみましょう。また、真っ白な砂丘と美しい湖のコントラストをより堪能することができる遊覧飛行も人気のアクティビティとなっています。約15万5,000haもの広大な砂丘で、この世のものとは思えない景色を満喫することができます。

自然と文化の魅力がたっぷりのブラジル

ブラジルでも屈指のパワースポットを巡る旅では、よりブラジルの魅力を体感することができるでしょう。圧倒的な迫力を誇るイグアスの滝や、真っ白な砂丘が広がるレンソイス・マラニャンセス国立公園などでは、自然の偉大さに感動するはずです。また、ブラジルの歴史や文化に触れることができるサルヴァドールで、サンバのリズムに身をまかせる旅もおすすめです。大地や人々のエネルギーを吸収して、リフレッシュできる旅になるでしょう。