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フィリピンのパワースポット巡りでエネルギーチャージ!


赤道にほど近い東南アジアの国フィリピンは、大小7,000以上もの島々から成っています。フィリピンには敬虔なカトリック信者が多く、いくつもの教会があるのも必見です。人々と教会との距離が近く、日常に祈りが浸透している様子を見て取れます。ここでは、教会や絶景スポットなど、パワースポットとして人気の場所を3つご紹介します。

願いが叶うパワースポット「シマラ教会」

セブシティーから車で約2時間の場所にあるのが、セブ島最大のカトリック教会「シマラ教会」です。こちらの教会は願いが叶う教会として、フィリピンでも屈指のパワースポットといわれています。シマラ教会には伝説があり、大昔セブ島で自然災害が起こった際に、教会のマリア像から涙が流れたというのです。それ以降、マリア像の前でお祈りをすると願いが叶うと信じられ、世界中から多くの人が訪れる人気のスポットとなりました。教会の外観は、まるで中世ヨーロッパの古城を思わせる荘厳な造りとなっており、落ち着いたグレーが教会特有の敬虔さも表現しています。
礼拝堂に入ると、まず目につくのが白く輝く聖母マリア像でしょう。ここで祈りを捧げるために、特に日曜日の礼拝では教会がたくさんの人で埋め尽くされています。また、願いが叶った人たちから届いた感謝の手紙を展示してある場所や、礼拝堂の天井に描かれた美しい壁画など見どころも満載です。あくまで教会なので、訪れる際にはノースリーブやミニスカートなどの露出が多い服装は避けるようにしましょう。

アジア最大級のパイプオルガンは必見「マニラ大聖堂」

「マニラ大聖堂」は、マニラ最大の教会として地元の人々から親しまれているスポットです。1581年に初めて建設されましたが、その後度重なる自然災害や戦争などによって建物が壊され、再建に次ぐ再建で現在に至っています。まず目につくのが、ネオロマネスク様式の豪華なファサードでしょう。ファサード上部には法王の冠と鍵が彫られており、これは1981年にローマ法王のヨハネパウロ2世が訪れた際に記念して作られたものです。教会ドアのパネルには、教会が初めて倒壊したときの様子など、教会の長い歴史が描かれています。
入口から祭壇に向かって進むと、黄金の聖母マリア像や教会ドームの美しいステンドグラスが目を引くはずです。また、アジア最大級ともいわれる巨大なパイプオルガンもあるので、ぜひとも聖歌隊が歌うタイミングに合わせて訪れたいものです。教会内部には至る所に贅沢に大理石が使用されていて、祭壇や説教壇もすべて大理石で作られています。厳かな空気が漂うパワースポットで、静かに祈りを捧げてみましょう。

突然現れる神秘的な絶景「エンチャンテッド・リバー」

ミンダナオ島のスリガオ州にある秘境中の秘境「エンチャンテッド・リバー」。「エンチャンテッド」には「魔法のような」という意味があり、その名の通り「魔法の川」として人気を集めているスポットです。一見何の変哲もない川のように見えますが、午前9時〜10時ごろになると川に太陽の光が差し込み、一瞬で川が透明度の高いクリアな水に変化するのです。まさに魔法にかかったような光景に、誰もが息を飲むでしょう。
こちらの川はヒナトゥアン川の支流にあたりますが、元々の水源は洞窟から流れ出る湧き水だといわれており、それが透明な水の理由のひとつと考えられています。また、川の地下には地下洞窟が複雑に入り組んでいるため水深がとても深く、光が深くまで差し込むと幻想的な光景が現れます。ガイドブックにはなかなか掲載されない秘境で、神秘的な体験をすることができるでしょう。

教会と大自然に癒されるパワースポット巡り

せっかくフィリピンを訪れたら、ありきたりの観光だけでなく、パワースポットを巡る旅にするのもいいでしょう。日頃は忙しくて疲れが溜まっているという人でも、エネルギーをたっぷりと吸収して元気になれるはずです。願い事が叶う「シマラ教会」や「マニラ大聖堂」で祈りを捧げると、心が洗われるような気持ちになれるでしょう。また、絶景の大自然に触れて、身も心もリフレッシュすることもできます。