荷物が多い海外旅行は意外とパッキングが大切です。スーツケースにただ荷物を詰め込んだだけでは、液体漏れや破損などのアクシデントが起こってしまいます。今回は注意点を交えながら、海外旅行の荷造りのコツについてご紹介します。
持ち物リストを活用して効率よくパッキング
海外旅行に慣れている方でなければ、持ち物リストをつくるところから始めましょう。忘れ物が防止できるだけでなく、結果的に荷物が減り、効率よくパッキングできます。リスト化してみると絶対に必要なものと、できれば持っていきたいものに分かれるはずです。あれば便利という荷物はキリがないので、ひとまず保留にして必須の荷物を先に整理しましょう。
「受託手荷物」と「機内持ち込み手荷物」に分ける
荷物は大きく分けて、飛行機の貨物室に預ける「受託手荷物」と、機内の座席に携帯する「持ち込み手荷物」があります。まず荷物に入れるものをそれぞれ分けて整理しましょう。ポイントは機内に持ち込む荷物(バッグやリュック)からまとめることです。機内に持ち込む荷物はパスポートやお金、カメラ、PCなど貴重品や精密機器が中心となるので、さほど迷うことなく作業できるはずです。貴重品以外に、たとえば機内で使う化粧水、歯磨きセット、アイマスクなどの日用雑貨、ガイドブック、メモ帳なども飛行時間などにあわせて用意すると良いでしょう。
荷物は種類ごとにポーチに入れる
受託手荷物(スーツケース)の中身は衣類のほか、日焼け止め、ウエットティッシュ、メガネなど、さまざまなジャンルの荷物があるはずです。それらの荷物を使う頻度、シーンを考慮しながら小分けしてパッキングしましょう。複数のトラベルポーチ、またはバッグインバッグを活用して整理しておけば、滞在中の朝の準備がスムーズになり、時間を削減できます。2か所以上のホテルを利用する方には得におすすめです。移動するときの準備も楽になります。
衣類は圧縮袋を利用する
かさばる衣類は便利な圧縮袋の利用がおすすめです。ただし、圧縮袋を使うかどうかは荷物の状態を確認してから決めましょう。スーツケースに空きがある場合、衣類をロール状に丸めて隙間を埋めたり、壊れやすいものを衣類で包んだりする必要があります。また、帰りはスーツケースが満杯になりがちなので、帰りだけ圧縮袋を利用するのもよいでしょう。臨機応変に使えるように予備の圧縮袋を数枚持参すると安心です。
液体物は密閉式プラスチック袋に入れる
飛行機で取扱い注意の荷物といえば「液体物」です。液体物とは、オイル、クリーム、歯磨き粉、ヘアジェルなど微量の水分が入った練り物系も含みます。
機内に持ち込む手荷物のなかに液体物があれば、密閉可能な透明プラスチック袋(縦20㎝以下×横20㎝以下)に入れなければいけません。さらに100ml以下の容器に入った液体物のみ持ち込み可能なため、場合によっては詰め替えボトルなどの準備も必要です。100均グッズなどを利用して早めに準備しておきましょう。
一方、受託手荷物に入れる液体物は上記のような細かい規定はありません。すべて自己管理となります。液体物は気圧や衝撃でフタが空いたり、破損したりする可能性があります。液体漏れする前提で、ジッパー付きプラスチック袋に入れておきましょう。
お土産を入れるスペースを確保しておく
帰りはスーツケースがしまらないことも少なくありません。お土産を考慮して、行きのスーツケースに空きスペースをつくっておきましょう。とはいっても、荷物が少なすぎると中の荷物がごちゃごちゃになり、割れ物があれば破損しやすくなります。行きは衣類やタオルや緩衝材などを活用して荷物を固定しておくことがポイントです。
さいごに
海外旅行の荷物は出し入れしやすいようジャンル別に分けて、破損、液漏れしないようにパッキングするのがコツです。まずは必要な荷物をリスト化してパッキング用のグッズを揃えることをおすすめします。海外旅行の荷造りを前日にやるのは危険です。できるだけ早めに荷造りしておきましょう。
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