アメリカを代表する観光地の一つであるラスベガス。日本から比較的近いため、初めての海外旅行先に選ぶ方も多いのではないでしょうか。今回は初めてのラスベガス旅行で事前に知っておきたい基本情報や観光スポット、交通事情、注意点などについてご紹介します。
ラスベガスってどんなところ?
アメリカ南東部のネバダ州に位置するラスベガスは、カジノやショーなどのエンターテイメントが詰まった「眠らない街」として知られています。標高約660mの砂漠の中にあり、周囲には雄大なシエラネバダ山脈、コロラド川があります。
ラスベガスは年間通して雨が少なく、晴天率が高い砂漠気候に属しています。日本との時差は-17時間、サマータイム期間(3月第2週目の日曜~11月第1週目の日曜)は-18時間です。
ラスベガスというとカジノで有名な大人の街というイメージがありますが、子どもが楽しめるテーマパーク、アトラクションなども充実しています。隣接するアリゾナ州に広がる世界遺産「グランドキャニオン国立公園」の観光拠点として人気があり、ラスベガス発着のツアーも開催されています。
ラスベガスのグルメ
ラスベガスで欠かせないグルメは「バフェ」です。バフェとは日本でビュッフェ、バイキングと呼ばれる食べ放題スタイルの食事です。ホテル内にあるバフェ形式のレストランでは、それぞれ趣向を凝らした料理やスイーツが提供されており、ハンバーガー、ステーキなどのアメリカンフードはもちろん、メキシコ料理、中国料理、日本料理といったインターナショナルなグルメが一堂に揃っています。
ラスベガスの観光スポット
ラスベガスではネオンが彩る都会と、ダイナミックな大自然の両方を楽しめるのが魅力です。豪華ホテルが立ち並ぶメイン通り「ストリップ」、高層階に絶叫系アトラクションを設置した展望台「ストラトスフィア・タワー」、買い物が楽しめるアウトレット「ファッション・アウトレッツ・オブ・ラスベガス」、洞窟や湖がある山岳地帯「グレートベースン国立公園」、サボテンが点在する荒野「バレー・オブ・ファイアー州立公園」などがあります。
ストリップにはカジノ施設を設置したテーマホテルが多数あり、通り沿いから無料で鑑賞できる華やかなショーが行われています。なかでもベラジオの噴水ショー、ミラージュのボルケーノ(火山噴火)ショーは必見です。
ラスベガスの貨幣
ラスベガスの通貨単位はアメリカ・ドル(US$)です。紙幣は6種類(US$1、5、10、20、50、100)、貨幣は4種類(1、5、10、25¢)あります。アメリカではチップの習慣があるので、$1札を多めに用意しておきましょう。レストランは料金の15~20%(サービス料込なら基本的に不要)、タクシーなら$15~20%、ホテルのルームメイド$1、コンシェルジュやポーターは$1~2が目安です。
ラスベガスの交通事情
ラスベガスの主な交通手段はバスやモノレール、タクシーです。メインストリート「ストリップ」を南北に運行するバスとモノレールは観光に最適です。路面電車風のレトロな路線バス「ラスベガス・トロリー」、ストリップの街並みが楽しめる2階建バス「DEUCE(デューク)」、全7駅を約14分で走る「ラスベガス・モノレール」などがあります。路線バス「CAT(キャット)」はダウンタウンのCATバスターミナルを拠点に広域を網羅しています。路線が多く複雑で、ルートによっては渋滞に巻き込まれる場合もあるので注意しましょう。
ラスベガス旅行の注意点
ラスベガスを訪れる際はテロに対する安全対策が必要です。テロは観光施設、公共交通機関、コンサート会場など不特定多数の集まる場所が標的とされます。テロに巻き込まれないために最新のテロ関連情報の入手や、訪問先の避難経路の確認は必須です。滞在時間をできる限り短くするなど、常に不測の事態を想定して行動しましょう。
また、スリや置き引き、ひったくりなど観光客を狙った事件に巻き込まれる恐れもあります。多額の現金、パスポート、航空券、宝石貴金属などの貴重品をまとめて持ち歩くのは危険です。出かけるときは最小限の現金、再発行および利用停止可能なクレジットカードを携帯することをおすすめします。
ラスベガスは朝晩の寒暖差が激しいうえ、施設内の冷房が強めです。季節に関わらずカーディガンなどの上着があると便利です。また、晴天が多く乾燥しているため、日焼け止めクリームなどの紫外線予防グッズのほか、リップクリーム、ローションといった乾燥対策グッズも持ち物リストに加えておきましょう。
さいごに
賑やかな都会と美しい大自然が楽しめる街・ラスベガス。ダイナミックなショーや豪華ホテルを見学するだけでも非日常気分が味わえる魅力的な場所です。砂漠地帯やグランドキャニオンを訪れる方は、アウトドアに適した服装、持ち物を準備しておきましょう。
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