海外旅行の荷物で特にかさばるのが衣類です。1週間や2週間の旅行になると、かなりの量になります。海外旅行先にコインランドリーやクリーニング店があるとは限りません。そこで、今回は海外旅行で洗濯する方法や、どんな洗剤があればいいか、洗濯便利グッズなどをご紹介します。
海外旅行に洗剤は必要?
海外旅行は荷物が多くなりがちですが、洗濯できればかさばる荷物が減ります。しかし、洗剤がなければ衣類の汚れは落とせません。そのため、海外旅行には洗剤を持って行くことをおすすめします。
海外旅行中の洗濯の方法は?
海外旅行中で洗う服は、Tシャツといった乾きやすいものにしましょう。手洗いで選択する場合、洗うことはできても脱水ができません。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維が多い素材のシャツやワンピースも乾きやすい衣類です。
一方で、コットン100%の衣類やジーンズなどは乾くのに時間がかかるので、手洗いはおすすめできません。
手洗いで洗濯
洗面シンクやバスタブなどにお湯か水をため、洗剤を入れてつけ置き洗いします。シンクやバスタブが使えない場合は、ビニール袋やジップロックを使います。ビニール袋をバケツ替わりにして、水と洗剤を入れてつけ置くか、よく揉みます。汚れが落ちたら、しっかり濯いで洗剤を落とし、絞ってから干します。そのまま干すと水が垂れるので、乾いたタオルで水分を取ったり、まずバスルームに干してある程度乾いたらから室内に移すなど工夫しましょう。
ランドリーサービス
同じホテルで長期滞在する場合には、ホテルのランドリーサービスや街のクリーニング店を利用する方法もあります。
ホテルのランドリーサービスは、長期滞在向けにランドリールームを設置しているケースと、衣類を洗濯(ランドリー)してくれるサービスを利用できるケースがあります。小銭がない場合はフロントなどで両替して利用しましょう。ランドリーサービスは部屋に備え付けられている洗濯用袋に入れて、フロントに依頼しましょう。フロントに依頼しておけば、後ほど洗濯済みの衣類を返却してくれます。
洗剤の選び方と注意点
洗剤の種類は大きく分けて3種類あります。粉末タイプ、ジェルタイプ、液体タイプです。それぞれの特徴や注意点についてご紹介します。
粉末タイプ洗剤
一般的な洗剤で、小分けになっているタイプもあり、旅行に持って行くのに便利な洗剤です。洗濯の量に合わせて洗剤の量が調整しやすいというメリットがあります。注意点は、溶けにくいことです。特にヨーロッパに多い硬水では溶けにくいので、手洗いする際には注意が必要です。お湯を使うか、しっかり濯ぐようにしましょう。
液体洗剤
小さめのボトル式の液体洗剤を持って行けば、旅行中の洗濯には十分です。液体洗剤は使いやすく、水やお湯に溶けやすいので、手洗いするのに便利です。注意点は2つあります。1つ目は機内持ち込みする場合は「液体」に分類されるため、容量に制限があります。100ml以内の容器に入れてジップロックなどに入れて持ち込みましょう。2つ目は液漏れの心配です。受託手荷物に入れた場合、気圧の関係などで液漏れをする可能性があります。スーツケース内で液漏れすると、大変なことになるので注意しましょう。
現地購入もひとつの手段
洗剤を国内から持って行かずに、現地で購入する方法もあります。現地にあるコンビニエンスストアやスーパーマーケットで洗剤を購入すれば、わざわざ持って行く必要はありません。
現地で洗剤を購入する際、旅行中に使い切るには大き過ぎるものしかないかもしれないこと、洗浄力や香りが普段使っているものと異なるということに注意する必要があります。
洗濯便利グッズ
海外旅行中の洗濯に便利なグッズは洗濯ヒモとハンガー、洗濯バサミです。部屋の中やバスルームに洗濯物を干せる場所がない場合、ヒモがあると便利です。まっすぐにヒモを張れない場合は、洗濯バサミがあれば洗濯物をしっかり止めることができます。ハンガーは針金ハンガーがおすすめです。簡単に変形するので、荷物に押し込んで持って行けます。プラスチック製の場合は、たためるタイプがおすすめです。小物用のミニハンガーは下着や靴下などを干すのに便利。乾くのが早いセームタオルがあれば、洗った衣類を挟んで絞ることで脱水の変わりになり、洗濯物が早く乾きます。手洗いにはジッパー付きのポリ袋があれば便利です。バケツ替わりにして洗濯物を入れ、揉んで洗濯できますし、乾かなかった場合に生乾きの洗濯物の入れ物にもなります。
さいごに
海外旅行中の洗濯方法や洗剤、グッズなどをご紹介しました。洗濯できる衣類、洗濯道具などを揃えておけば、少ない衣類で長い旅行を楽しむことができます。
洗濯の手間はかかりますが、荷物を減らし、気軽で楽しい海外旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
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