パスポート申請、各種手続きなど事前にやるべきことがたくさんある初めての海外旅行。何から手をつけていいか分からないという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな不安を解消するために、初めての海外旅行プランの立て方や必要な準備についてご紹介します。
海外旅行の計画の立て方
目的地を決める
海外旅行に行きたいと思ったら、まず目的地を決めましょう。なるべく安全に海外旅行したい方は治安の悪い国や地域を選択肢から外して、日本人に人気の観光地を選ぶのがおすすめです。台湾、韓国、ハワイ、グアムなどは比較的治安が良く、観光、グルメ、買い物すべてを楽しめる満足度の高い観光地です。ホテルに日本語が話せるスタッフがいたり、レストランの看板やメニューに日本語表記があったりすることも多いので英語が苦手な方も安心です。
現地情報をチェック
目的地が決まったら、そこには具体的に何があるのか、何ができるのかなど現地情報を事前に確認することが大切です。空港からの交通手段、移動時間、そのシーズンの気温といった細かい情報も忘れてはいけません。必ず行きたい観光スポットがあるなら、そこまでどれくらい時間がかかるのかシミュレーションしてみましょう。
ツアーや航空券を予約する
現地の楽しみ方や立地のイメージができたら、インターネットや窓口などで海外旅行を予約しましょう。方法は大きく分けて2種類あります。往復航空券とホテルがセットになった「パックツアー」、または航空券とホテルをそれぞれ自分で予約する「個人旅行」です。
海外旅行がはじめての場合はツアーの方が無難です。ツアーは日程、ホテル、航空券だけが決まっているフリープランが主流ですが、添乗員が同行するツアー、空港からホテルへの送迎付きツアーなどその種類はさまざまです。個人旅行は気ままに観光したい一人旅のときや、英語がある程度理解できる方におすすめです。
海外旅行の準備
パスポート・ビザ
海外に渡航するために必須のパスポートは早めに準備しておきましょう。申請から受け取りまで約1週間かかります。本籍地と現住所が異なる場合、戸籍謄(抄)本を本籍地の役所から取り寄せる時間も必要となるので注意しましょう。また、パスポート発行後、渡航先によってはビザ(査証)の申請をしなければいけません。たとえばアメリカなら電子渡航認証システム「ESTA」、オーストラリアなら電子旅行許可システム「ETAS」の申請が必要です。いずれもオンライン上ですぐに申請できますが、申請結果を得られるまで最長72時間かかります。
海外旅行保険
海外の病院で診察、治療などをすると自費治療となり、かなり高額な請求が課せられます。事故・事件に巻き込まれてケガをしたり、食事が合わずに体調を崩してしまったりする可能性は誰にでもあります。万が一のときのために海外旅行保険に加入しておくと安心です。渡航先、旅行日数、保険会社にもよりますが、2,000円程度から加入できる安いプランもあります。
クレジットカード・両替
海外旅行中は多額の現金を持ち歩くのは危険です。現金は最小限にして利用停止・再発行可能なクレジットカードを準備しておきましょう。また、日本と渡航先どちらで両替するとお得なのか事前にチェックすることをおすすめします。日本で両替する方がお得なら出発前までに両替を済ませておきましょう。
海外Wi-Fiルーター
旅行中にスマホ、タブレット端末などを使用したいなら、海外旅行用のレンタルWi-Fiルーターを予約しておきましょう。モバイルWi-Fi機器があれば、ネット検索、SNS投稿、メール、マップなどをいつものように利用できます。料金、プラン、受取・返却方法はレンタル会社によって異なります。比較・検討にも時間がかかるので早めにリサーチしましょう。
スーツケース・旅行中のバッグ
旅行日程分の荷物が入るスーツケースと、スリ被害を予防できるバッグを準備しておきましょう。飛行機に無料で預けられる荷物はサイズ、重さ、個数などに制限があるので、スーツケースを購入またはレンタルする際は利用する航空会社の荷物ルールを確認してから入手しましょう。旅行中に持ち歩くバッグは肌に密着するセキュリティ対策用バッグがあると安心して観光を楽しめます。
さいごに
パスポート、航空券、旅行保険など事前の手続き、予約すべきことの多い海外旅行。初めての海外旅行となると分からないことが多く漠然とした不安を感じてしまいがちですが、一つずつ確実に処理していけば大丈夫です。早めに予定を立てれば航空券やツアー、海外Wi-Fiレンタルの早期割引などを受けられるメリットもあります。海外に行きたいと思ったらできる限り早く行動することをおすすめします。
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