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ご利益があるかも!? 恋木神社ってどんな神社?

恋木神社(こいのきじんじゃ)は福岡県にある、日本全国で唯一の「恋の神様」を祀る神社です。福岡市などの大都市からはかなり距離があり、アクセスしにくい場所に位置しているにもかかわらず、全国から恋の成就を願う多くの方が訪れることで知られています。今回は初めて訪れる方もそうでない方も、事前に押さえておきたい恋木神社の概要と見どころについてご紹介します。

恋木神社とは?

恋木神社が位置するのは、福岡県筑後市水田。福岡市から南進した鳥栖や久留米といった都市の先にあり、熊本県にも近くなったエリアにあります。ここには福岡県指定文化財であり、学問の神様として知られる菅原道真を祀る神社の一つ「水田天満宮」がありますが、恋木神社はこの境内にあります。
恋木神社の特徴は、なんといってもその外見にあります。建物や鳥居にいたるまで、そこここにハートマークやピンク色のデザインがあしらわれており、神社であることが信じられないほどです。しかし恋木神社はもちろんれっきとした神社であり、御祭神としては「恋命(こいのみこと)」が祀られています。その由緒には、水田天満宮に祀られている菅原道真の後半生が関係しています。菅原道真は太宰府で生涯を終えましたが、遠い都にいる天皇や妻子を思う心は深くつらいものであっただろうことから、せめてそれを慰めようという人々の思いから祀られたとされています。

恋木神社の見どころ

恋参道を2人で歩こう

恋参道は、恋木神社の本殿へと続く参道です。特徴的なのは、ハート形の陶板が並んでいるという点です。恋愛が一歩一歩進んでいくことになぞらえた「恋の道」で、参拝者が願いを込めてここを歩み、参拝します。
また、この参道にあるものも含め、神社内に多く見ることができるハート形は「水田焼」という陶板でつくられています。 「水田焼」の歴史は古く、1578年に本田能登来往によって太宰府天満宮や水田天満宮の神具に用いるためにつくられ始めたものです。ハート形の陶板を焼き上げるには高度な技術が必要とされるため、製作には一か月程度もの期間が必要とされます。

様々な種類の御札・御守・絵馬

恋木神社の御札・御守・絵馬は、良縁成就の願いを込めてさまざまな種類のものが用意されています。それぞれピンク色などのパステルカラーがあしらわれた、かわいらしいデザインのものです。「良縁幸福シール守」や陶器でできたハート型の御守などもありますので、ぜひチェックしてみましょう。

二人だけの結婚式を挙げよう!

恋木神社では、新郎新婦二人だけの結婚式を挙げることができます。見事恋愛を成就させて結ばれる二人は、恋参道を歩いて神様の前で誓いを立てます。夫婦となるのにふさわしい由緒のあるこの神社で結婚式を挙げれば、二人の将来にご利益をもたらしてくれることでしょう。

良縁成就祭・絵馬奉納祭・恋むすび祭

良縁成就祭は毎年3月3日と11月3日に行われます。絵馬の奉納が盛んになるのはバレンタイン前の1月下旬ごろからで、この時期にはおみくじの色もピンク色に代わり、「バレンタイン神社」とも呼ばれるそうです。また恋むすび祭は毎年7月7日に行われ、恋木神社の本殿前に鎮座する「恋むすび夫婦雛」の御利益をいただき、「むすび短冊」に願い事を書いて奉納することができます。これらの時期に合わせて訪れるのもよいでしょう。

福岡空港から恋木神社へのアクセス

福岡空港から恋木神社へは、地下鉄・JR、および徒歩または車でアクセスできます。
所在地:福岡県筑後市水田62−1

公共交通機関で

福岡空港から博多駅までは、地下鉄でわずか6分。JRに乗り換え、鹿児島本線の羽犬塚駅まで約1時間30分。ここから車で5分、または徒歩で20分です。新幹線を利用する場合、筑後船小屋駅から車で8分です。

車で

福岡高速環状線から2号大宰府線へ、その後九州自動車道へと進み、八女ICを利用しましょう。所要時間は約1時間です。

さいごに

市街地からはやや離れていますが、なんといっても全国唯一の「恋の神様」を祀る神社である恋木神社。恋にお悩みの方や、大切な人とのご縁をさらに深めたい方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。



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