卯辰山公園(うたつやまこうえん)は、石川県金沢市の東にある卯辰山周辺の公園です。豊かな自然と、金沢市内から日本海までを一望できる展望スポットとして人気のある観光地です。今回は初めて訪れる方もそうでない方も、事前に押さえておきたい卯辰山公園の概要と見どころについてご紹介します。
卯辰山公園とは?
卯辰山公園は、金沢市内から山頂まで通じる道路にバスが走っており、アクセスも便利な自然公園です。泉鏡花、徳田秋声、西田幾多郎といった金沢にゆかりのある人々の文学碑などが多くあります。山の上には相撲場、奥卯辰山健民公園、花菖蒲園があり、見どころも豊富です。自然環境も豊かで、桜や紅葉の季節には素晴らしい景色を見ることができます。
また、標高141mの地点に位置している望湖台や見晴らし台からは、金沢の町並みから日本海・白山連峰までを望むことができます。日が落ちれば、美しい夜景を見ることもできます。
卯辰山公園の見どころ
見晴らし台・望湖台
卯辰山公園の見晴らし台は、かつて存在した「いしかわ動物園」の跡地が整備され、展望芝生広場として生まれ変わったものです。医王山、戸室山、白山、大乗寺山から金沢平野までを広く一望することができます。望湖台からは、特徴的な旧市街地の屋根と、その向こうには河北潟、そして広く日本海までを見渡すことができます。昼に訪れても夜に訪れても、それぞれ異なった素晴らしい眺めを楽しむことができます。
四百年の森
1982年に行われた「金沢400年記念事業」において整備されたことから名づけられたのが、この「四百年の森」です。卯辰山公園の中腹に位置しており、循環園路沿いにあります。ここには250本もの桜が植えられており、4月の見ごろとなると多くの人でにぎわいます。観光スケジュールがシーズンに合えば、花見に訪れてみるのもよいでしょう。
花菖蒲園・花木園
花菖蒲園もまた、「金沢400年記念事業」において卯辰山の中腹につくられたものです。上段では「段々畑の花菖蒲」、中段では「せせらぎと花菖蒲」、下段では「池と花菖蒲」というテーマで造園されています。鑑賞できる花菖蒲は100品種約20万本、アジサイは約2900株で、6月中旬から7月中旬までが旬のシーズンです。花木園は1993年に整備され、12品種のツツジを合計約8000本見ることができます。こちらのシーズンは4月下旬から5月中旬ごろです。
小松空港から卯辰山公園へのアクセス
小松空港から卯辰山公園のある金沢市内へは、バスまたは車でアクセスできます。
所在地:石川県金沢市卯辰町
公共交通機関で
小松空港から金沢駅までは、小松空港リムジンバスなどでアクセスできます。所要時間は約40分です。金沢駅からは路線バスを利用し、望湖台バス停で下車して徒歩約1分です。
車で
小松空港から北陸自動車道を利用すれば、金沢市内までは約35分です。
さいごに
アクセスのよい卯辰山公園からは金沢の風景が一望できるため、旅行の終わりに訪れてきた場所を眺めてみるのもよいかもしれません。また、多くの花々を楽しむこともできるので、シーズンが合えばぜひ訪れてみてください。
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