月うさぎの里は、石川県加賀市にある、うさぎと触れ合えるテーマパークです。うさぎと触れ合える「うさぎカフェ」のようなお店は各地に増えていますが、うさぎが放し飼いにされているという点、多くの種類のうさぎがいる点が月うさぎの里の特徴です。今回の記事では、事前に押さえておきたい月うさぎの里の概要と見どころについてご紹介します。
加賀の月うさぎ伝説とは?
「月うさぎの里」が加賀にあることの背景には、この地に伝わる「加賀の月うさぎ伝説」があります。江戸時代、加賀藩の師範であった大聖寺藩のある役人が、傷ついたうさぎを助けてやりました。その年、地域は例年にない大雨に見舞われ、稲が全滅してしまう危機を迎えます。そのとき、役人のもとにあのうさぎが現れました。すると途端に雨はやみ、空には月が輝きました。その年の稲は大豊作となり、それ以来この地方では「うさぎは月(ツキ)を呼ぶ」と親しまれるようになった、という物語です。
月うさぎの里の見どころ
月うさぎの里でできること
月うさぎの里の「うさぎ広場」には、毎日50匹以上のかわいいうさぎが放し飼いにされています。大人から子どもまで、うさぎを観察したり実際に触れてみたりして、楽しい癒しの時間を過ごすことができます。広場の販売機で売られている「うさぎさんのご飯やおやつ」を購入すれば、自由に餌やりをすることもできます。また、平日には毎日2回、土日・祝日には3回の「抱っこタイム」が設定されています。1回につき50名限定ですが、うさぎを抱っこすることができます。
月うさぎの里にいるうさぎの種類
月うさぎの里には、10種類のうさぎがいます。耳の垂れたフレンチロップやホーランドロップ、世界一大きいフレミッシュジャイアントのほか、ミニウサギ、ニュージーランドホワイト、ジャパニーズホワイト、ダッチ、ジャージーウーリー、ネザーランドドワーフ、ライオンラビットがいます。また、それぞれのうさぎに名前もついているので、ぜひ名前で呼んであげましょう。
うさぎとのふれあい以外にも!
月うさぎの里では、うさぎとのふれあい以外にも楽しみがあります。広場にはうさぎのほかにケヅメリクガメという種の大きなカメが飼われていて、餌やりをすることができます。またうどん店「加賀兎郷」や「café月兎」といった飲食店も併設されています。さらに、ショッピングエリアでは兎にまつわる様々なグッズが売られています。
小松空港から月うさぎの里へのアクセス
小松空港から月うさぎの里へは、加賀周遊バス「キャン・バス」、または車でアクセスできます。
所在地:石川県加賀市永井町43-41
公共交通機関で
小松空港から月うさぎの里までは、路線バスやJRを組み合わせて行くことも出来ますが、乗り降り自由の加賀周遊バス「キャン・バス」の利用が便利です。空港からキャン・バスに乗れば加賀温泉駅前までは約30分。キャン・バスの別路線に乗り換え、月うさぎの里まで約30分です。なおキャン・バスの1日券は1,000円、2日券(連続する3日間の2日有効)は1,200円です。
車で
小松空港から月うさぎの里までは約25分です。
さいごに
月うさぎの里は大人から子どもまで楽しめる施設ですから、お子さんを連れての旅行の際などには特に魅力的なスポットです。また、ご紹介したキャン・バスを使えば他の観光地もリーズナブルに周遊することができます。月うさぎ伝説ゆかりの地でうさぎに癒されれば、素敵な旅の思い出になるのではないでしょうか。
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