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行き方は?七ツ釜鍾乳洞の見どころをご紹介


七ツ釜鍾乳洞は、長崎県西海市にある、非常に長大な鍾乳洞です。自然の地形であるため、アクセスのよい立地ではありませんが、国指定天然記念物にもなっているその非常に珍しい鍾乳洞を見るため、多くの人が訪れています。今回は、事前に押さえておきたい七ツ釜鍾乳洞の概要と見どころについてご紹介します。

七ツ釜鍾乳洞とは?

七ツ釜鍾乳洞が海底より隆起してできたのは、約3000万年前であったとされています。途方もなく昔のことのようですが、これは鍾乳洞としては極めて新しいものです。さらに、生成年代の新しさに加えて、材質においても他の鍾乳洞とは非常に異なる特徴を持っており、日本だけでなく世界でも珍しい鍾乳洞といわれています。見学可能なのは、天然記念物保護洞・清水洞をはじめとした35か所の洞穴があるエリアのみで、その全貌は今も確認されていません。

七ツ釜鍾乳洞の見どころ

中心となるのは「清水洞」!

清水洞は、七ツ釜鍾乳洞群の中心である天然記念物保護洞です。傾斜も比較的緩やかで見学に向いており、250メートル地点まで進むことができます。落差6メートルの「清水の滝」など、複数の滝を見ることができます。巨大な脊柱などを経た、250メートル地点の「金明の滝」の奇観には一見の価値があります。

地底探検ツアーに参加しよう!

七ツ釜鍾乳洞では、専門のガイドの案内を受けて未公開洞探検を行う「地底探検ツアー」が提供されています。ときには「ほふく前進」までしながら入洞禁止区域に挑むことができますので、観光コースとは異なる神秘的な地底の様子を体感することができます。なお、この探検ツアーには事前の予約が必要となるため、希望日の1週間前までに申し込むようにしましょう。

特産品コーナーを覗いてみよう!

七ツ釜鍾乳洞のショップで売られている特産品のうち特にユニークなのは、ラムネ飲料の「名水らむね」です。このラムネは鍾乳洞から湧き出る天然水を用いて作られています。3000万年前の層から湧いた水と考えると、一味違って感じられるかもしれません。その他にも、かんころ餅や五島灘の塩など、地域の特産品が並んでいます。

長崎空港から七ツ釜鍾乳洞へのアクセス

長崎空港から七ツ釜鍾乳洞へは、バスなどの公共交通機関を乗り継いで行くこともできますが、車でのアクセスが最も便利です。
所在地:長崎県西海市西海町中浦北郷2541-1

公共交通機関で

長崎空港から七ツ釜鍾乳洞へは、長崎バスを乗り継ぎ、さいかい交通「七ツ釜鍾乳洞入り口」で降りましょう。乗り継ぎの具合によっては3時間程度かかることもあります。バス停からは徒歩10分です。

車で

長崎空港からは、長崎自動車道や西九州自動車道などを経由し、合計約1時間20分程度で到着します。

さいごに

七ツ釜鍾乳洞は、非常にアクセスしにくい場所にあります。しかし世界でもきわめて稀な、珍しい種類の鍾乳洞は魅力的です。比較的近隣にあるハウステンボスを訪れる際などに、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。


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