北海道には台風がない、あるいは少ないというイメージがあります。しかし2018年9月の台風21号の例のように、北海道にも台風は到来します。その場合、飛行機が欠航になるなど空の便への影響も発生します。今回は、北海道旅行を計画している際に台風の心配が出てきた場合、知っておくべき情報についてまとめました。
北海道の台風について
日本列島の他の地方に比べて、北海道に上陸する台風の数が少ないことは確かです。しかし、気象庁が発表している北海道への台風の接近数データによれば、多くの年で1度以上、道内の気象官署等から300キロメートル圏内に台風の中心が入っています。過去には1954年の洞爺丸台風のように甚大な被害をもたらした例もあります。気象庁の1981年~2010年の平均データによると、北海道に接近する台風が比較的多い時期は、8月~9月です。
飛行機は欠航するのか、しないのか?
各航空会社のホームページを確認しよう!
JALやANAをはじめ、各航空会社は自社ウェブサイト上に「運航情報」などのページを設けており、欠航や遅延などが起きた際にはすぐにお知らせが更新されます。また、多くの場合は問い合わせ電話番号も用意されていますし、ツイッターなどで情報発信を行う場合もあります。必ず、これらの公式情報を確認するようにしましょう。ツアーの場合は旅行会社にも連絡を取るなどして、ツアーが催行されるかどうかを確認するようにしましょう。
自己判断は避けよう!
天気予報等で台風直撃の予想が立てられていたとしても、公式な情報として欠航や遅延が確認されない限り、基本的には予定通りに動くようにしましょう。欠航されるものと自己判断したが実際は運航されて搭乗できなかった場合、一般的に「お客様都合による変更・払い戻し」となってしまい、券種によっては払い戻しも不可能となります。ただしもちろん、自宅や出発地の天候が荒れている場合は、安全第一で行動しましょう。
また、特に1日あたりの本数が少ない航空会社の場合、台風が通過した後であっても欠航が発生するケースがあります。天候は良好であっても、直前の便が欠航となっていたために機材が到着していないなどの理由からです。台風の前後の便を利用する場合も、念のためにあらかじめ情報を確認するようにしましょう。
さいごに
台風が直撃しそうな場合に心がけるべきことは、「情報収集を怠らず、冷静に公式情報を確認する」「欠航・遅延の有無について自己判断はしない」ということです。
実際に遅延や欠航が起こってしまった場合、いずれのケースでも、基本的に予約変更や払い戻しなどの手続きが必要となります。また復路に遅延や欠航が発生した場合、宿泊先を探すなどの対応を自力で取る必要が出てきます。慌てずに必要な対応を取るようにしましょう。下記のリンク先記事もご参考にしてください。
台風や悪天候でも大丈夫!?飛行機が欠航になった場合の対処
出張や旅行でも困らない!飛行機が遅延したときの4つの対応
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