仙台市天文台は、宮城県仙台市にある、仙台市立の天文台です。開台は1955年で、国内の天文台としては比較的長い歴史があるといえます。そもそもの成り立ちが市民からの寄付によるものだったということもあり、現在に至るまで仙台市民に親しまれ、また市外・県外の観光客も多く訪れる人気スポットとなっています。今回は、事前に押さえておきたい仙台市天文台の概要と見どころについてご紹介します。
仙台市天文台とは?
仙台市天文台は、「宇宙のスケールを体感できる天文総合博物館」と位置付けられています。3つのコンセプトを定めており、誰もが本物の宇宙と出会える「眼」になれること、くらしの中に宇宙を見つける体験と情報を届けること、そして市民一人ひとりが主役の天文台であることを挙げています。これに基づき、情報発信や体験プログラムなどの多彩な企画が行われています。なお入館料は、展示室とプラネタリウムのセット料金の場合、一般が1,000円、高校生が600円、小・中学生が400円です。
仙台市天文台の見どころ
展示室で宇宙のスケールを体感!
展示室では、「地球」「太陽系」「銀河系」というように、エリアを分けて展示が行われています。これにより、宇宙のうち身近な部分から遠くへと、宇宙の広がりを体感できるような工夫がなされています。解説パネル、模型、CG映像、体験コーナーなども豊富に用意されており、ロジカルに直感的にと、さまざまな感じ方で楽しく天文を学ぶことができます。スタッフが解説を行ってくれる展示ツアーも定期的に開催されています。また、国の重要文化財に指定されている「仙台藩天文学器機」も常設展示されており、見逃せません。
プラネタリウムで宇宙体験!
仙台市天文台のプラネタリウムは、直径25mの水平型ドームです。270席という規模もさることながら、従来多く採用されてきた「光学式プラネタリウム」に「デジタル式プラネタリウム」を組み合わせたハイブリッドなシステムを採用しており、宇宙の魅力をより鮮やかに体感できるようになっています。
広場やミュージアムショップも!
仙台市天文台にはミュージアムショップが併設されています。組み立て式の望遠鏡や星座早見盤をはじめ、天文に関係するグッズが多く売られています。仙台市天文台オリジナルの商品もあり、お土産に最適です。また天文台の外には「惑星広場」があります。観測棟を太陽に見立て、太陽系の水星から木星までの惑星軌道が75億分の1のスケールでデザインされており、市民の憩いの広場となっています。
仙台空港から仙台市天文台へのアクセス
仙台空港から仙台市天文台へは、鉄道・バスなどの公共交通機関、または車でアクセスできます。
所在地:宮城県仙台市青葉区錦ケ丘9丁目29-32
公共交通機関で
仙台空港から仙台駅までは、「仙台空港アクセス線」快速電車で約17分です。仙台駅から仙台市天文台までは、各社のバスが便利です。約35分で仙台市天文台バス停に到着し、そこから徒歩約5分です。
車で
仙台南部道路などを経由して、約45分程度で到着します。
さいごに
仙台市天文台では、展示やプラネタリウムなど様々な形で宇宙のスケールを体感することができます。仙台観光の際には、ぜひ足を伸ばしましょう!
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