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アクセスは?入場料は?文翔館の見どころをご紹介


文翔館は、山形県山形市の中心地近くにある郷土館です。国の重要文化財「山形県旧県庁舎及び県会議事堂」が修復され活用されているもので、正式な名称は「山形県郷土館」といいます。建物としての開館は1916年にさかのぼり、海外の影響を受けた大正時代の建築として高い価値があります。今回は、事前に押さえておきたい文翔館の概要と見どころについてご紹介します。

文翔館とは?

文翔館(山形県旧県庁舎及び県会議事堂)は、1916年にイギリス・ルネサンス様式で建てられました。レンガ造りの美しい構造は、大正初期の日本における洋風建築を代表するもので、国の重要文化財にも指定されています。その後10年の歳月をかけて保存修復工事が行われ、現在は山形県の郷土館として無料公開されています。
見どころは、大正当時の工法をもとに再現された建物や豪華な内装です。また、その工程の記録とともに山形の歴史や文化を紹介するための展示室も設置されています。コンサートや演劇、展覧会など様々な文化活動の場として、地元の方々に親しまれています。

文翔館の見どころ

大正時代の建築文化を体感できる!

建物内の様々な場所に、大正時代の香りを感じられる見どころがあります。中央階段室には、立派な大理石の柱に挟まれた大きな階段があります。階段の踊り場にはステンドグラスが用いられており、月桂樹の葉の輪飾りがデザインされています。また、時計塔も大きな見どころです。日本で現在稼動している時計塔のうち、有名な札幌の時計台に次いで古いものであり、文翔館のシンボルとなっています。今でも5日に1度、職人の方によって手動で巻き上げられ、止まることなく稼働が続いています。その他にも貴賓室・知事室など、大正文化のモダンさを存分に感じることができます。

山形について学ぼう!

文翔館の常設展示では、特に山形について多くのことを学ぶことができます。「最上川は語る」では、山形に豊かさをもたらす最上川を軸に、県内各地域の風土や文化などについて、映像や模型で紹介されています。また、最上川を通じた全国との交易などについても触れられています。このほか、斎藤茂吉や藤沢周平など、山形ゆかりの作家たちによる文学について学べるコーナーもあります。

さまざまなイベントも!

文翔館は市民の文化活動の拠点として、さまざまなイベントのために用いられています。特に多いのはクラシックのコンサートですが、その他にも寄席などの多彩なイベントが行われていますので、訪れる際にはイベントスケジュールを確認してみましょう。

山形空港から文翔館へのアクセス

山形空港から文翔館へは、バスまたは車でアクセスできます。
所在地:山形県山形市旅篭町3-4-51

公共交通機関で

山形空港から文翔館までは、まず空港シャトルで山形駅に向かいます(所要約35分)。山形駅から市営バスに乗り、市役所前バス停で下車します。合わせて約1時間程度です。

車で

東北中央自動車道などを経由し、約30分程度で到着します。

さいごに

文翔館は、山形の歴史や文化を感じるためにうってつけのスポットです。市内の便利な場所にありますので、山形観光のスタートに訪れてみてはいかがでしょうか。


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