足摺岬(あしずりみさき)は、高知県南西部土佐清水市、足摺半島の先端にある太平洋に面した四国最南端の岬です。その立地上、もちろんアクセス至便というわけではありませんが、息をのむような絶景や素晴らしいグルメが魅力的で、日本国内のみならず海外からの観光客も多数訪れています。今回は、事前に押さえておきたい足摺岬の概要と見どころについてご紹介します。
足摺岬とは?
足摺岬は、高知県を代表する観光地のひとつです。地理的に厳密にとらえると最南端ではないのですが、一般には四国最南端の地とされ、観光スポットとなっています。足摺宇和海国立公園に指定されており、またミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにも掲載されているなど、国内外問わず知名度の高い観光地です。展望台からは270度以上の視界に水平線が広がり、地球の丸さを実感することができます。
足摺岬の見どころ
足摺岬の絶景を満喫しよう!
足摺岬では、何よりもまずその絶景を楽しみましょう。遠くを見れば、水平線が左右270度にも渡って続いているのを見ることができます。その水平線は明らかに直線ではなく、緩やかに弧を描いていて、地球は丸いのだということを実感させてくれるでしょう。ここからは日の出も日の入りも一望することができます。一方で近くを見れば、最高で約80メートルの高さを持つ断崖に黒潮が打ち寄せているダイナミックな様子を見ることができます。またこの地にある足摺岬灯台は設置から100年以上が経っていて、長い期間にわたって往来する船を見守り続けています。
ジョン万次郎ゆかりの地
足摺岬のある現在の土佐清水市は、遭難の結果日本人として初めてアメリカに渡り、学んだ英語や航海術・測量術などをのちに帰国した鎖国時代の日本に伝えたジョン万次郎(中濱万次郎)の出身地として知られています。このことから、足摺岬にはジョン万次郎の銅像が設置されています。わずか14歳のとき、足摺岬の沖から遭難したことで始まったジョン万次郎の数奇な人生。それを思い描きながら、足摺岬からの景色を眺めてみるのも楽しいのではないでしょうか。
絶景のあとは温泉やグルメを楽しもう!
足摺岬には温泉があり、また、おいしい魚介類も食べることができます。中でも有名なのは「清水さば」と呼ばれるさばです。すぐに傷んでしまうことで知られるさばですが、当地のさばは非常に新鮮で、刺身で食べるのが一般的。特に旬の季節である秋から冬にかけては、今まで口にしたさばとは全く異なる、驚くほどおいしいさばを味わうことができるでしょう。そのほかにもうつぼなどの新鮮な海の幸が盛りだくさんです。温泉でリラックスしてから、心行くまでグルメを楽しみましょう。
高知空港から足摺岬へのアクセス
高知空港(高知龍馬空港)から足摺岬へは、JRなどの公共交通機関または車でアクセスできます。
所在地:高知県土佐清水市足摺岬
公共交通機関で
高知空港から、高知駅まで空港連絡バスでアクセスしましょう(所要約35分)。ここから特急電車で約1時間50分かけて中村駅に着きます。路線バスに55分乗り、土佐清水市街地へ。その後足摺岬までは、バスで約40分です。
車で
高知自動車道などを経由し、約3時間で到着します。
さいごに
足摺岬は、非常にアクセスしにくい場所にありますが、それでも訪れておく価値のある名所です。高知空港からドライブ気分で、ぜひ足を伸ばしてみてください。
高知空港発着の航空券予約検索
JALの航空券予約検索
ANAの航空券検索