栗林公園(りつりんこうえん)は、香川県高松市にある日本庭園です。国の特別名勝に指定されており、江戸時代初期や大正初期の異なるスタイルの庭園を楽しめます。緑豊かな空間で、地元の方々から観光客まで多くの人が訪れるスポットとなっています。今回は、事前に押さえておきたい栗林公園の概要と見どころについてご紹介します。
栗林公園とは?
栗林公園は、約16.2ヘクタールという非常に広大な敷地面積を誇ります。これは日本各地の大名庭園の中では最大級の広さです。そのうえ、背景となる紫雲山を含めれば約75ヘクタールにも達し、これは文化財に指定された庭園の中では日本一です。
この大名庭園は、大きな池の周りに山や谷が趣向を凝らして配置され、散策の利便性に配慮されています。広い敷地の中にある6つの池と13の築山を、ゆっくりと歩いて回りましょう。江戸時代初期の大名庭園の姿を映す南庭と、明治以降に整備された近代的な北庭に分かれていますので、それぞれ異なる美しさを堪能することができます。
栗林公園の見どころ
美しい庭園を満喫しよう!
「飛来峰」と呼ばれる築山は園内随一のビューポイントで、富士山に見立ててつくられたと言われています。「水を掬えば月が手にある」という唐代の詩の一節より名付けられた「掬月亭」は、周囲に溶け込んだ見事な数寄屋造りの建物です。また、盆栽を植えたところ巨大な松に成長したと伝えられる「根上り五葉松」も圧巻です。その他にも、密やかにたたずむ茶室「旧日暮亭」など、見どころは盛りだくさんです。
豊かな自然も見逃せない!
広大な敷地の自然環境は非常に良好で、樹木や花々のみならず、鯉などの魚類や野鳥を観察することができます。特に年間を通して見かけるカワセミは、その美しい姿が園の景色に映え、大変人気です。また紅梅や花菖蒲など四季折々の美しい花も、見る者を楽しませてくれます。その他、池では鯉やナマズ、さらにすっぽんといった生物まで見ることができます。
お食事処は風情たっぷり!
栗林公園には、さまざまなお食事処があります。「ガーデンカフェ栗林」では、なんとイタリアンを楽しむことができます。地元の生産者と連携していて、新鮮な食材を使った料理を出しています。また「花園亭」で早朝に楽しめる朝粥は、早起きの観光客への嬉しいご褒美です。「掬月亭」では、情緒たっぷりのお茶席で抹茶やお茶菓子を楽しむことができます。その他にも複数のお食事処が用意されています。
高松空港から栗林公園へのアクセス
高松空港から栗林公園へは、バスなどの公共交通機関または車でアクセスできます。
所在地:香川県高松市栗林町1-20-16
公共交通機関で
高松空港から栗林公園までは、直通のリムジンバスが便利です(所要約23分)。栗林公園前バス停で下車しましょう。
車で
国道193号線などを経由し、約23分で到着します。
さいごに
高松市街地からほど近く、空港からのアクセスもよい場所で、これほどの庭園を楽しめるチャンスを逃すわけにはいきません。広大な園内を歩き回れば、香川名物のうどんもより一層おいしく感じることでしょう。香川観光の際にはぜひ訪れてみてください。
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