鳥取県にある弓ヶ浜は、鳥取県の西端部、境港市に続く部分にある半島です。半島自体は弓ヶ浜半島(弓浜半島)、また海岸部は弓ヶ浜海岸と呼ばれます。長く続く海岸は抒情的で、夕日も美しく見えることから、地元の方にも観光客にも親しまれるスポットとなっています。今回は、事前に押さえておきたい弓ヶ浜(鳥取)の概要と見どころについてご紹介します。
弓ヶ浜とは?
他の地方にも同様の地名がありますが、鳥取県にある弓ヶ浜は、米子市から境港市へ向けて突き出した弓状の形の半島部分を指します。8世紀に編纂されたとされる『出雲国風土記』の中の「国引き神話」にも登場している、歴史的にも知られた地域です。現代では、美しい砂浜に松の林の印象的な景観が広がっており、多くの方に親しまれています。
弓ヶ浜の見どころ
約20kmにもおよぶ美しい海岸線!
弓ヶ浜半島は、美保湾と中海に挟まれた形で、米子市から境港市に向かって続いています。東側にあるのが、約20kmにもおよぶ海岸線です。松の林が続く形式は大変美しく、「日本の渚百選」「日本の白砂青松百選」にも認定されています。海岸線自体もさることながら、海岸から望む夕日もまた美しく、また弓ヶ浜に沿って名所が点在することから、観光客に人気のエリアとなっています。
夢みなと公園と夢みなとタワー
美保湾に面した弓ヶ浜の境港に近い地域に、釣り場としても有名な夢みなと公園があります。公園内には高さ43メートルの「夢みなとタワー」があり、最上階の展望室からは大パノラマを見渡すことができます。夢みなとタワー内には、大正~昭和初期時代の街並みが再現された「みなとまち商店街」があり、多彩なラインナップからおみやげを選ぶことができます。その他に、展望レストランや展示室も備えられています。
皆生温泉(かいけおんせん)
弓ヶ浜の米子市側の付け根部分には、皆生温泉があります。弓ヶ浜のうち皆生海岸と呼ばれる部分に面し、大型ホテルをはじめ宿泊施設が集中しています。戦前から広く知られた、年間40万人が訪れる山陰地方トップクラスの温泉地で、また海水浴場も隣接していることから、多くの観光客を集めています。
米子空港から弓ヶ浜各地へのアクセス
米子空港は弓ヶ浜半島内にあります。米子駅や境港駅へは、公共交通機関または車でアクセスできます。
公共交通機関で
米子空港から米子駅まではバスで約25分、境港までもバスで約25分です。電車(JR西日本・境線)の場合、米子駅までが約30分、境港駅までが約20分です。
車で
米子空港から米子駅までは約25分、境港駅までは約10分です。
さいごに
米子から境港にまたがる弓ヶ浜エリアには、後半に渡って見どころが多くあります。鳥取県の西部を旅行する際には、ぜひ足を伸ばしてみましょう。
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