旅行や仕事で飛行機を利用する人は多いことでしょう。特に近年は格安航空会社なども登場し、以前に比べて気軽に利用する人が増えました。飛行機は長距離の移動も容易にするもので、移動時間短縮などの面でも有効な移動手段です。しかし、さまざまな理由によって、フライトをキャンセルしなければいけないときもあるかもしれません。今回はこのようなときに払い戻しはあるのか、キャンセル料は必要なのかどうかについて、ANAを例にして解説していきます。具体的な手続きの流れについても解説しますので、ANAを利用する人は参考にしてください。
入金後の航空券のキャンセルについて
ANAの航空券を予約する場合、エアトリなどの航空券予約販売サービスを使う人が多いのではないでしょうか。これらのサービスを利用することで、効率よく航空券を取得することができるからです。そこで、ここではエアトリを例にとり、入金後のANA航空券のキャンセル方法を解説していきます。なお、前提条件として、航空会社都合による遅延や欠航の場合と、その他の場合では対応が異なってきます。まずは、そこを理解しておかないと対応を誤ってしまう恐れもあるので、しっかりと違いを理解することから始めましょう。
ANAの都合による場合
ANA都合、つまり航空会社側の都合によって欠航や遅延になる場合の対応から見ていきます。この場合はANAの規約に基づき、キャンセル料免除で払い戻しができます。つまり、利用者側の負担はないということです。この場合の具体的な手順は、エアトリのキャンセルフォームからその旨を伝えて連絡すれば、手続きが行われるようになっています。複雑な手順もなく、基本的には簡単な作業で払い戻しができます。ただし、注意点もあります。それは、搭乗予定日の5日後までに連絡しなければいけないということです。また、ANA側のキャンセル料は無料ですが、エアトリ側の取り扱い手数料及び、事務手数料はこのような場合でも返金対象外になる点も併せて念頭に置いておきましょう。
その他の場合
その他の場合、例えば自己都合によるキャンセルなどについても解説していきます。このような場合は、基本的にはANAの規定によるキャンセル料が必要になってきます。利用する航空便やサービスなどによっても変わってきますが、一例を挙げると、運賃の5%相当額を取消手数料として取られます。他にも場合によっては、払い戻し手数料や取消手続き手数料が必要になることもあります。また、エアトリなどの航空券予約販売サービス会社を利用した場合は、そちらの規定によるキャンセル料も取られることになります。ANA都合によるキャンセル以外の場合は、基本的には航空会社とエアトリの両方でキャンセル料金が掛かるのです。
払い戻しの方法について
ANAの航空券をキャンセルしたときの、払い戻し方法も確認しておきましょう。これは航空券をどのように購入したかによって変わってきます。まず、クレジットカード決済を利用した場合について。キャッシュレスでの支払いが一般的になってきているので、クレジットカードを利用する人も多いことでしょう。カード決済を利用した場合の払い戻し方法は、カード会社経由での返金対応になります。したがって、キャンセルに必要な連絡さえすれば、あとはカード会社が対応してくれます。
次にコンビニや銀行を決済に利用した場合の払い戻し方法です。こちらの場合は、指定の口座に返金する流れとなります。会社側が返金対応するためには、当然ながら自分の口座情報を伝える必要があります。具体的には、エアトリのキャンセルフォームを利用するときに、口座番号などを一緒に記載することで伝えることが可能です。払い戻しに大切な作業なので、カード決済以外の人は忘れずに行うようにしましょう。
キャンセルは早めに
これまで見てきたように、基本的にANA側の欠航や遅延以外のキャンセルでは、キャンセル料金が掛かります。そのキャンセル料金は利用しているサービスなどによっても異なりますが、一般的には分かった時点で早めに連絡することが大切です。それは、早めに連絡することで余裕をもって対応して貰えますし、自己都合の場合などは早い時期ならキャンセル料金自体も安く済む場合があるからです。エアトリのキャンセルフォームは初心者にも分かりやすい作りで、使いやすくなっています。難しい操作ではないので、躊躇することなく早めに行動するようにしましょう。