ANAには、航空券のキャンセル待ちのサービスがあります。早い時期に手続きできず、航空券の予約が取れなかったときに便利なサービスです。とはいえ、キャンセル待ちをした場合、どの程度の確率で航空券の予約ができるのか気になる人も多いのではないでしょうか。キャンセル待ちのサービスを利用するなら、実際の状況を知っておいた方が安心です。今回は、ANAのキャンセル待ちに申し込めば、どの程度の確率で飛行機の搭乗券を予約できるのかについて解説します。
※最新の情報については、公共交通機関(各航空会社やJR)のWEBページ等でご確認くださいませ。
ANAの飛行機は空席待ちができる
ANAには、マイレージ会員限定で航空券のキャンセル待ちができるサービスが用意されています。ANAのウェブサイトから空席照会をおこない、「空席待ち」を選択することでキャンセル待ちの申し込みができます。キャンセル待ちは、本人を含めて大人6名と幼児2名まで可能です。なお、キャンセル待ちの申し込みができる時期は、搭乗2日前までとなっています。実際に座席の予約が取れたかどうかについては、登録したメールアドレス宛に連絡が入ります。もしも連絡可能なメールアドレスがない場合は、電話での回答を依頼することも可能です。
キャンセル待ちで予約が取れた場合、期限内に確認しないと予約が自動的に解除になるので要注意です。具体的な期限は「予約取得日を含めた6日以内」または「当該運賃の購入期限」のうち、早い方が適用されます。そして、支払期限は原則として予約確定をおこなった日を含めて3日以内です。ただし、運賃の種類によって期限が異なる場合もあります。いずれにせよ、航空券のキャンセル待ちの申し込みをしたら、こまめにメールをチェックしたほうがよいでしょう。なお、予約が取れる前に事情が変わり、キャンセル待ちの申し込みを取り消したい場合も、ウェブサイト上から手続きができます。
キャンセルが出やすいタイミング
キャンセルが出やすいタイミングはいくつかありますが、出発の3日前に確認するのがおすすめです。
航空券を予約した際に、ほとんどの航空会社で支払い期限は3日以内となっています。この期限内に支払いが無い場合は予約がキャンセルになります。
そのため、キャンセル扱いとなった席が出発3日前になると発生する可能性が高くなります。
また、ANAやJALなどの早割航空券の場合、出発の55日前までであればキャンセル料金がかかりません。そのため、希望の出発日の55日前の時点でキャンセルが出やすいです。なお、航空会社のシステム上、キャンセルの情報が反映されるのが深夜のため、早朝に空席確認をすると空きが出ていることも多いです。
その他には、旅行代理店が確保しているツアー用の座席の売れ残り分の返還があります。こちらは、出発日の7~10日前くらいに空席に反映されるので、このタイミングもねらい目です。
空席待ちでも飛行機に乗れる仕組み
ANAのキャンセル待ちは、1カ月程度前に申し込むと高い確率で座席を確保できます。なぜなら、すでに予約で埋まっている席は、個人が細かい予定を立てて押さえているとは限らないからです。飛行機の座席は、旅行会社用にある程度の座席数が取ってあります。そのため、旅行会社の客が予想より少なく、旅行会社用に取っておいた席が余ってしまうことがよくあります。余った席の予約は取り消しになるので、早めにキャンセル待ちをしていれば、その分の席を確保できる可能性が高くなるのです。ただし、旅行会社用の席の予約がキャンセルになるのは、出発10日前よりも早い時期です。そのため、搭乗予定日のギリギリになってからキャンセル待ちをするとなると、旅行会社用の席を狙うのは難しくなります。よって、ギリギリの時期にキャンセル待ちで座席を確保するのは難しくなります。
できれば早めの予約がおすすめ
飛行機の座席を確保するには、できるだけ早めに予約するのがベストです。特に人気の高い時期のフライトは、キャンセル待ちをしても予約できない可能性があります。そうでなくても、キャンセル待ちは申し込み順やグレードの関係により、確実に予約を取れるとは限りません。急な予定が入って航空券が必要になった場合は仕方ないですが、それ以外の場合は予定が決まった時点で座席を予約したほうが安心です。ちなみに、早い時期に予約をすれば早割が適用される場合もあるので、より安く航空券を手に入れられるケースもあります。航空券の早めの予約はさまざまなメリットがあるので、期間に余裕をもって手続きするようにしましょう。
エアトリでお得なフライトを探そう
ANAの航空券を予約するなら、たしかにキャンセル待ちをするのもひとつの手ではあります。しかし、確実に座席を確保したいなら、期間に余裕をもって予約したほうが安心でしょう。早めにANA航空券を取るときは、エアトリを利用すると便利です。エアトリなら格安で航空券を取ることもできるので、よりお得に空の旅を楽しめます。必要な航空券の予約は、エアトリを利用して早めに済ませましょう。