LCC(格安航空会社)の運賃は、JALやANAなどと比較すると低料金でお得なイメージがあります。その秘密は徹底したコスト削減にあり、機内設備は簡素化されていて無料サービスもほとんどありません。「なるべく安い運賃で移動したい」という人におすすめです。ただし、チケットを購入するときには、別途支払手数料がかかるということを覚えておきましょう。この記事では、LCCの中でも特に安いと評判のジェットスターについて、決済方法や支払手数料などを紹介します。
ジェットスターのクレジットカード「ジェットスターカード」の特典とは?
1.旅行傷害保険の利用が付いてくる
国内、海外の旅行を問わず、ジェットスターカードで料金の支払いを行うと「旅行傷害保険」が利用できます。旅行中の病気、怪我、盗難、カードの紛失といったトラブルを保証してくれる心強いサービスです。
2.「クラブジェットスター会員」が初年度無料
ジェットスターには座席指定料金が20%OFFになったり、一部、セール価格のチケットを先行予約できる「クラブジェットスター」というプログラムがあります。
クレジットカードの契約をして手続きを行えば、このプログラムを1年間無料で体験できます。
また会員限定で購入できる特別な価格のチケットも購入可能になります。
3.機内販売の商品を10%OFFで購入できる
「クラブジェットスター」の会員になると機内で購入できる商品や軽食、グッズなどを10%OFFで購入することができます。
4.ジェットスターで使用可能なポイントを獲得できる
ジェットスターカードで決済を行った場合、200円につき1ポイントが貯まります。このポイントはジェットスターで使用が可能です。
例えば2000ポイントを貯めた場合、3980円相当のバウチャーと交換が可能、5000ポイントを貯めた場合は、8000円相当のバウチャーと交換が可能と、かなりお得な内容となっています。
バウチャーは予約の際やオプション料金の支払いなどに利用可能です。
ジェットスターのクレジットカード「ジェットスターカード」の注意点とは?
ジェットスターを多く利用する方や飛行機の利用コストを抑えたい方にお勧めなジェットスターカードですが、クレジットカードの利用規約などを考慮すると、ご自身に合わない場合もあります。
下記の特徴から検討してみましょう。
1.ジェットスターカードは「master card」に属します
ジェットスターカードは「master card」のブランドになりますが、「master card」には申し込みに年齢制限があり、18歳以上でなければクレジットカードの申し込みが出来ません。
また「master card」に限ったことではありませんが、支払い滞納の経歴などがあると、審査に通らないことがあります。その場合はジェットスターカードの入会を断られることもあります。
「master card」は世界シェア2位のクレジットカードですが、シェア1位の「VISA card」に比べると、
カードを利用できる店舗が少ないです。そのため多少の不便を感じることがあるかもしれません。
2.入会費とポイント還元率を他のカードと比較してみよう
クレジットカードの年会費には無料から年間10000円を超える物まで様々なカードがあります。
その中でジェットスターカードの年会費980円は比較的安めの設定かと思います。
他のカードと利用限度額やサービスを比較して、メリットと年会費に納得がいったら契約をおこなうことをおすすめします。
3.ジェットスターカードのポイント還元率
ジェットスターカードのポイント還元率は0.5%です。
一般的にポイント還元率は低くて0.3%、高くて1.0%以上のため、ジェットスターカードの0.5%は平均的な還元率となります。
4.ジェットスターカードで支払っても手数料はかかる
ジェットスターのチケットを購入する際にクレジットカードを使用すると、カード決済手数料がかかります。ジェットスターカードを使って決済したとしても手数料が免除されることはないのでご注意ください。(2021年12月現在)
オーストラリアで発行されたジェットスターカードであれば、手数料はかからないシステムにはなっていますが、こちらはオーストラリア在住の方のみが対象となるサービスです。
ジェットスターの決済方法について
ジェットスターの公式サイトでフライト予約をする場合、主な決済方法としてクレジットカード決済、キャリア決済、ウェルネット決済が利用できます。クレジットカードはVISA、マスター、アメリカン・エキスプレス、JCB、ダイナースクラブのほか、ユニオンペイも利用可能です。携帯電話の月額料金と一緒に支払うキャリア決済は、docomoまたはauに限り利用できます。ウェルネット決済とは、国内の主要航空会社やバス会社で利用されているマルチペイメントサービスです。コンビニ端末や銀行ATM、ネットバンキング、一部の電子マネーに対応しています。いずれも支払手数料がかかるため、チケット購入の予算に少し余裕を持っておくとよいでしょう。
ちなみにクレジットカードを利用する場合、ジェットスター・マスターカードとジェットスター・プラチナマスターカードでの決済には支払手数料がかかりません。また、遅延・欠航・キャンセルなどで入手したフライトバウチャーでの決済もできます。この場合にも支払手数料は不要です。
【ウェルネット】マルチペイメントサービス
ジェットスターの支払い手数料はいくら?
ジェットスターの支払手数料(2021年12月現在)は次のようになっています。クレジットカードでチケットを購入した場合、日本国内線620円、ジェットスタージャパン運航の短距離国際線820円、ジェットスターアジア運航の短距離国際線800円、長距離国際線では1000円の支払手数料が必要です。
キャリア決済やウェルネット決済を利用した場合は、日本国内線670円、ジェットスタージャパン運航の短距離国際線870円、ジェットスターアジア運航の短距離国際線850円、長距離国際線では1200円となります。
いずれも1人当たり、1予約区間にかかる手数料です。
エアトリでチケットを購入する場合は?
安い航空券を探すなら比較サイトを利用するのがおすすめです。「エアトリ」では大手航空会社からLCCまで、フライトの予定に合わせて一括検索、そのまま予約・チケット購入できます。ジェットスターはチケット購入の決済に支払手数料が必要ですが、エアトリで購入する場合にはどうでしょうか。
エアトリではクレジットカード決済のほか、コンビニや銀行ATMでの振込が利用できます。利用できるクレジットカードは、VISA、マスター、アメリカン・エキスプレス、JCB、ダイナースの5社です。また、メールアドレスと携帯電話番号だけで利用できるオンライン決済アプリ「Paidy」での支払いや、ネットバンキングでの支払いも可能です。ただし、いずれの方法でも旅行業法既定の取扱料金がかかります。振込の場合は振込手数料も必要です。また、クレジットカード決済の場合は、1予約番号につき1080円を上限とした支払手数料が加算されます。チケット代の他にかかる金額が多いように見えますが、エアトリでは購入したチケット代に応じたポイントが付与されるのがメリットです。貯まったポイントは1年間有効で、次回の国内航空券購入やホテル予約に利用することができます。飛行機での移動が多い人や、いろいろな航空会社を利用したい人には、お得なサービスといえるでしょう。
【エアトリ】クレジットカード決済規約
【エアトリ】ポイントについて
【エアトリ】旅行業務取扱料金表
決済手段を選ぶときは手数料も忘れずに
エアトリを利用すると、いくつもの航空会社の中からより運賃の安いフライトを見つけることができます。取扱手数料が加算されても、かなりのお得感があるのではないでしょうか。しかしクレジットカード決済では支払手数料が、銀行振込では振込手数料が別途かかるなどは気をつけたいところです。せっかく格安のチケットを購入しても、決済方法によっては支払う金額に差が出てしまいます。これから飛行機の予約を考えている人は、決済方法や手数料なども含めて選択するようにしましょう。