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エアドゥの安全ビデオがリニューアル!フルCGでよりわかりやすく


飛行機の出発前に放映される「機内安全ビデオ」はしっかり見ていますか。中には「どれも同じような内容で見飽きた」と思っている人もいるかもしれません。しかし、リニューアルされたエアドゥのビデオは、フルCGを使っていてなかなか見応えがあります。万が一の事態に備えるためにも、機内安全ビデオは必ず見ておきましょう。

機内安全ビデオの重要性について

フライト前に機内で放映される機内安全ビデオは、飛行機を利用する人の安全を確保するために必要な情報をわかりやすく伝えるためのものです。シートベルトの着脱方法や離着陸時の注意点などの機内での安全な過ごし方から、緊急時における酸素マスクの使用方法、救命胴衣の着用方法などを解説しています。避難経路や非常口の開け方などは航空機の機種によって異なりますので、万が一の事態が起こったときにも冷静に行動できるよう、しっかりと内容を確認しておきましょう。

機種ごとに内容が異なるといっても、実際には機内安全ビデオはどれも代わり映えのしない単調な内容になってしまいがちです。安全のために大切な情報だとわかっていても、なかなか興味を持って積極的に「見よう」と思う人は多くないのではないでしょうか。そこで、エアドゥをはじめとする航空会社各社は、乗客に少しでも興味を持って見てもらえるように、機内安全ビデオにさまざまな工夫をしています。

エアドゥの安全ビデオがフルCGに進化!

エアドゥは、主に北海道にある空港と本州を結ぶ路線を運行している航空会社です。創業以来、航空事故や重大インシデントをいちども起こしたことがないという高い安全確保の体制を確立していることでも知られています。エアドゥでは2018年12月20日に就航20周年を迎えた記念として、同日から10年ぶりに内容を刷新した機内安全ビデオの上映を開始しました。

リニューアルしたビデオは、国内航空会社としては初めてフルCGを採用しているのが特徴的です。CGで制作した親しみやすいキャラクターを登場させることで、最後まで飽きずに見られる構成になっています。また、CGの強みは視認性のよい色合いを使ったり自由にズームアップしたりできるところです。これらの強みを生かした演出を取り入れることで、ポイントになる情報がよりわかりやすく乗客に伝わるよう考えられています。

ちなみに、安全ビデオの中に1ヶ所だけ、マスコットキャラクターであるベア・ドゥが隠れています。ベア・ドゥを探しながら、新しくなったエアドゥの安全ビデオをじっくりと見てみるというのも楽しいでしょう。

他にもある!ユニークな安全ビデオ

エアドゥに限らず、ユニークで趣向を凝らした機内安全ビデオを制作している航空会社が他にもいろいろあります。そのようなビデオが普及しだした先駆けとも言われているのが、ニュージーランド航空です。地元のラグビーチームやハリウッド映画とコラボレーションすることで、まるでプロモーションビデオのような安全ビデオを次々と公開しています。これをきっかけに、各国航空会社がユニークな機内安全ビデオを制作したのです。

日本国内では、ANA(全日空)が2018年11月に日本の伝統芸能である歌舞伎を取り入れた安全ビデオを発表し話題になりました。登場する客室乗務員と音楽が異なる3パターンを用意したり、飛行機を降りる際にはメイキングビデオも上映したりと、楽しんで見られる工夫がなされています。SFJ(スターフライヤー)は、これまでにも忍者が登場したり、ジャズラウンジを機内に見立てたりといった機内安全ビデオが話題になりました。2017年には、ロボット「スターフライヤーマン」が登場するビデオを制作するなど、さまざまな試みをしています。

各社の安全ビデオを比較するのも楽しいかも

空の旅を快適で安全に過ごすために、機内安全ビデオはしっかり見ておく必要があります。近年では、さまざまな趣向を凝らした個性的なものが航空各社で製作されています。飛行機に乗る際は、各社の安全ビデオを比較してみるのも楽しいかもしれません。