バニラエアの国内路線の運航は、
2019年9月30日で終了いたしました。
運賃の安さが魅力のバニラエア。航空券が安い分だけ、旅行先でたっぷりお小遣いを使うこともできます。しかし、LCCはフライト日時の変更も払い戻しもできないので、台風シーズンには不安になる人も多いでしょう。もし、自分が乗る便が欠航や遅延をした場合、運賃のタイプによって、対応に差があるのでしょうか。もしもの場合に備えて対処法を知っておけば、いざというときに役立ちます。
バニラエアの運賃タイプについて
バニラエアには、コミコミバニラ、シンプルバニラ、そして、わくわくバニラの3つの運賃タイプがあります。このうち、エアトリで取り扱いがあるのは、シンプルバニラのみになります。
スタンダード料金のコミコミバニラは、預け入れ手荷物が20kgまで無料などのオプションが含まれる運賃タイプです。フライト日時の変更も払い戻しもできます。オプションが含まれない代わりに運賃がお得なのが、エアトリでも取り扱いがあるシンプルバニラです。シンプルバニラでは、フライト日時や便の変更はできますが、払い戻しはできません。常時販売されている運賃タイプは、コミコミバニラとシンプルバニラの2種類だけです。
わくわくバニラは、キャンペーン価格の最安値運賃です。不定期に期間限定で販売されています。この運賃タイプは、フライト日時の変更も払い戻しもできません。
バニラエアの欠航・遅延が決まったら?
台風などの悪天候のとき、飛行機は結構したり大幅に遅延をしたりする場合があります。そうなると、予定していた飛行機に乗って旅行先に行くことはできません。フライト日時を変更するかチケットの払い戻しをする必要がありますが、バニラエアの対応はどうなっているのでしょうか。
バニラエアでは通常、コミコミバニラとシンプルバニラ両方の運賃タイプで、フライト日時や便の変更が可能です。また、払い戻しに関しては、シンプルバニラではできませんが、コミコミバニラではできるようになっています。キャンペーン価格のわくわくバニラでは、払い戻しもフライト日時の変更もできません。
台風や降雪による悪天候など、不可抗力な理由での欠航や大幅な遅延が決まった場合、バニラエアではすべての運賃タイプで払い戻しや空席のある自社便への振替が可能になります。もちろん、わくわくバニラでも可能です。バニラエアでは通常、運賃タイプによって払い戻しや便の変更の対応に違いがあるのですが、悪天候による遅延や欠航の場合の対応はすべての運賃タイプで同じなのです。
エアトリで買った航空券の取り扱いについて
エアトリでバニラエアの航空券を購入した場合も、欠航・遅延に伴う払い戻しや振替は可能です。ただし、払い戻しと振替では、手続きに少し違いがあります。まず、台風などで便が欠航になり予約を取り消す場合ですが、払い戻しを受けるにはバニラエアではなくエアトリで手続きを行います。エアトリのホームページにある「キャンセルフォーム」に必要事項を入力するだけなので、簡単です。手続きが終わると1~2分以内に受付完了メールがエアトリから届き、通常2~3日以内に手続き完了メールが届きます。手続完了メールが届くと、翌週の金曜日までには振込が完了するので、あとは待っているだけで大丈夫です。
次に、遅延や欠航をした便から別の便に振り替える場合ですが、エアトリではなく直接バニラエアのウェブサイトで手続きをします。公式サイトにある「予約・変更」から手続きをすれば、空席のあるバニラエアの便に振替が可能です。振替には料金はかかりません。ただし、同区間の便にしか変更はできないので注意が必要です。
ウェブサイトからの手続きができない場合は、バニラエアに電話をして振替の手続きをすることになります。遅延便の場合は運航後約24時間で、ウェブサイトからの振替手続きができなくなります。また、一部のスケジュール変更便はウェブサイトからの振替手続きができません。そのような場合も、電話で手続きをすることが可能なので心配は不要です。
遅延・欠航時は早めに対応を
バニラエアでも、遅延や欠航のときの払い戻し・変更には対応しています。他の交通手段に比べて、飛行機には遅延や欠航がつきものです。旅行の計画を立てるときには、もし飛行機が飛ばない場合にどうするかを、早めに考えておくことが大切です。