飯田市の観光スポット　5選

「りんご並木と人形劇のまち」としても知られる長野県の飯田市。豊かな自然と景観に優れた飯田市の魅力を紹介します。
こちらは東京観光専門学校とのコラボ記事です。旅行学科の学生が作成しました。

※ページ内の情報及び料金につきましては、2022年6月時点での情報となっております。最新の情報に関しましては、航空会社や空港HPなど最新の情報をご確認ください。

天竜峡

江戸時代の弘化4年に儒学者の阪谷朗廬が景観を褒めたたえ命名した「名勝天龍峡」は、天竜川の浸食によって造りだされました。舟下りや時期によってはいちご、さくらんぼの果物狩りなども楽しめます。大自然を味わうことのできる「天龍ライン遊舟」やダイナミックな流れの天竜川でしぶきに濡れる「天竜舟下り」も体験できます。春には桜やツツジ、秋は紅葉、冬には雪景色を見ることができます。また三遠南信自動車道の橋長280メートルのアーチ橋「天竜峡大橋」桁下の遊歩道を「そらさんぽ天竜峡」と呼び、天竜峡の絶景を楽しむことが出来ます。天龍峡南半部を周遊でき、四季折々の景色が見られます。橋の色は「四季を通じて周辺の景観に調和する」の「山鳩色」が選ばれています。

住所　長野県飯田市川路4756
アクセス　三遠南信道天龍峡ICから1km

下栗の里

「にほんの里100選」にも選ばれた、南アルプスを望む景観の広がる下栗の里です。急斜面には民家やそば畑が広がっています。オーストラリアのチロル地方に似ていることから「日本のチロル」とも呼ばれています。遊歩道は狭いところもありますが、整備されていて、自然を楽しみながら歩くことができます。ビューポイントの近くには「はんば亭」というお蕎麦屋さんがあり、おいしいお蕎麦を食べることが出来ます。土日祝日には、「下栗手打ちそば」があり、下栗産の上質なそば粉で打ったそばは数量限定です。その他にも、標高が高く、急傾斜な畑で育てられた生芋100％のこんにゃくを使った「こんにゃく田楽」や、「下栗いも田楽」が人気です。

住所　〒399-1403 長野県飯田市上村下栗
アクセス　中央道飯田ICから矢筈トンネル経由、車で75分

川本喜八郎人形美術館

「人形劇のまち飯田市」としても知られ、「人形たちに一番ふさわしい場所」と言われる、人形劇の公演やイベント等も行われている飯田市。NHKテレビの人形劇「三国志」や「新平家物語」で知られる、昭和～平成時代の人形アニメーション作家、川本喜八郎の人形美術館です。「人形は人間のミニチュアではない。人形には人形の世界がある」という名言を残した川本喜八郎が、毎年8月に行われる、当時の人形劇フェスタ(現在はいいだ人形劇フェスタに改称されています)のために飯田橋を訪れたことがきっかけで、作り上げられた美術館です。約200体のここでしか見ることのできない美しい人形を見ることが出来ます。入館料は一般400円、小学生・中学生・高校生は200円です。

住所　〒395-0044 長野県飯田市本町1丁目2
アクセス　飯田商工会館より徒歩3分

しらびそ高原

南アルプスユネスコエコパークに登録されている「南アルプスに手が届く雲上の楽園」とも呼ばれるしらびそ高原です。標高は1918メートルで、高原からは南アルプスの山並みを一望することが出来るため、「アルプス展望台」とも呼ばれます。さらに、北アルプス、中央アルプス、御嶽山・恵那山も、天気がよければ見渡せます。標高が高いため空気が澄んでいて、美しい満点の星空を見上げることができ、「星降る聖地」としても人気です。ガイド付きのダークナイトツアーも開催されています。標高1833メートルの南アルプスの登山口でもある峠の周辺にも、隕石クレーター内を散策できる御池山や、3時間程で山頂を目指せる尾高山など自然たっぷりのコースがあります。

住所　〒399-1403 長野県飯田市上村
アクセス　中央道・飯田ICから車で約75分、松川ICから車で約90分

飯田市立動物園

飯田市のシンボル、りんご並木の端にある小さなふれあい動物園、「飯田市立動物園」です。大型のゾウやキリンなどの動物はおりませんが、カピバラやワラビー、ミーアキャット、ニホンジカなどのかわいい小動物たちを中心に飼育されています。サル山があったり、ペンギンが泳ぐ様子が横から間近で見れたり、ここでしか出会えない珍しい動物もいます。園内には「弁慶3世号」と名付けられたミニ機関車が走っていて、家族連れでも楽しむことが出来ます。動物たちにエサやりをしたり、触れ合うことのできるイベントや、夜桜を見ながらのナイトズーなどのイベントも不定期で行われていますので、サイトで事前に調べておくと良いですね。入園料は無料です。

住所　〒395-0046 長野県飯田市扇町33
アクセス　JR飯田駅より徒歩約15分