2022年10月11日～2022年12月27日まで開催しておりました、全国を対象とした観光需要喚起策「全国旅行支援」について、国土交通省・観光庁より、2023年1月10日以降の開催が発表されました。実施に伴い、弊社でも2023年1月10日以降の全国旅行支援の取り扱いを予定しております。
ここでは本制度の概要や割引内容、利用方法について、説明いたします。
全国旅行支援とは？
【県民割】に代わり、2022年10月11日から12月27日までの期間で実施されていたのが【全国旅行支援】です。【全国旅行支援】は当初2022年12月20日までの予定でしたが、これが2022年12月27日宿泊分（2022年12月28日チェックアウト分）まで延長されました。また、2023年1月10日以降の実施についても政府より発表がありました。【県民割】と同様に、地域活性化の為に旅行者に対し割引や、クーポンなどの特典があります。
「全国旅行支援」はどんな制度？
【全国旅行支援】は2022年10月11日~2022年12月27日までの制度と、2023年1月10日以降の制度では異なる点がございます。
2023年1月10日以降の制度について現状発表が出ている範囲では下記のような制度となります。
①割引率について
割引率は20％OFFとなり、旅行代金から値引きされます。
②交通事業者の支援（地方への観光促進）
交通手段と宿泊施設をセットとする「交通を含んだ宿泊」の場合の割引上限が5,000円となり、宿泊施設単体でのご予約は3,000円となります。
③平日の利用を促進（旅行分散）
地域クーポンは、1泊1人あたり平日2,000円分・休日1,000円分となります。
④宿泊を伴う旅行の”休日”について
2022年と同様に、交通付き宿泊旅行については宿泊日とその翌日が両日とも「土曜・日曜・祝日」のいずれかである場合を指します。日帰り旅行の休日は旅行日が、「土曜・日曜・祝日」のいずれかの場合を指します。それ以外の日は、「平日」の扱いになります。
⑤県民割/GOTOトラベルとの違いは？
全国旅行支援の地域クーポンには、旅行先都道府県の対象店舗でのみ利用可能で、GoToトラベルの地域共通クーポンと違い、隣接県は対象外となります。また全国旅行支援の割引は、旅行会社が販売するダイナミックパッケージ（航空券+宿泊）であったり、バス周遊旅行、夜行フェリーなどが割引の対象となり、鉄道の切符のみ購入した場合や、自家用車による旅行にかかる費用（高速料金やガソリン代など）などは、割引対象外となります。
⑥支援の対象を全国に拡大
今回の【全国旅行支援】の支援対象は、全国の都道府県からの旅行となります。ただし、都道府県による申し出により、当該都道府県を目的地とする旅行は支援対象から除外する、との発表も出ており、感染状況を踏まえて各都道府県の参加有無が決まることが見込まれます。
割引額一覧と注意点
下記の表で割引率や上限、注意点などを説明します。
| 全国旅行支援（1人泊） | ||
| 割引率 | ・旅行代金 | 20%OFF |
| 割引上限 | ①交通付き宿泊 ②宿泊 ③日帰り | ①5,000円 |
| クーポン | ・平日 ・休日 | 2,000円 |
| 最大補助額 | ・7,000円 | |
| 補助対象 | ・全国の都道府県からの旅行 ※感染状況を踏まえて実施を希望しない都道府県からの申し出があれば、当該都道府県を目的地とする旅行を支援対象から除外される場合があります。 | |
| 条件 | ・本人確認書類の提示 ・ワクチン接種歴3回 または PCR検査等の陰性結果 ※12歳未満は監護者同伴を条件に検査不要 ※チェックインが2023年5月8日以降のご予約は、都道府県によってはワクチン証明不要 | |
【全国旅行支援】の実施期間
2023年1月10日宿泊分から割引対象となります。予約受付開始日は都道府県により異なります。また、2022年同様に、各都道府県から販売をしていいと許可が出た旅行会社、ホテルから開始されるので、開始時期は多少ばらつきが出ています。
【全国旅行支援】利用条件
【全国旅行支援】の利用には、免許証等の本人確認書類に加え、ワクチン接種済証または陰性結果証明の提示が必要です。陰性結果証明に関しては、検査無料化事業を利用して、無料で受けることができる場合もあります。旅行当日までに対象書類を確認できない場合、キャンペーンの利用対象外となりますので、ご注意ください。
※現時点で発表されている情報であり、各都道府県によりワクチン接種回数や各種書類の提出先が異なる可能性がございます。
現住所を確認できる身分証について
免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、氏名・住所・写真が確認できる公的書類が望ましいです。
写真のない健康保険証や年金手帳などの場合、プラスして公共料金の領収書などの提示を求められる場合があります。
ワクチン接種証明済証明書について
下記のいずれかの書類の提示が必要で、3回接種済であることが条件となってます。
①新型コロナウイルスワクチン予防接種済証
②新型コロナウイルスワクチン接種記録書
③新型コロナウイルスワクチン接種証明書
ワクチン接種済証等については、コピーやスマホで撮影した画像での提示も認められています。
※チェックインが2023年5月8日以降のご予約は、都道府県によってはワクチン証明不要となります。詳しくは宿泊施設へお問合せください。
陰性証明について
①PCR検査および抗原定量検査の場合、確認日から3日以内のものが有効です。
②抗原定性検査の場合、確認日から1日以内（旅行の前日または当日）のものが有効です。
検査結果通知書は、①受検者氏名、②検査結果、③検査方法、④検査所名、⑤検体採取日、⑥検査管理者氏名、⑦有効期限が明記されていること。
*抗原定性検査は、③使用したキット名、④事業所名が記載されたものが対象です。
検査費用は通常は自己負担ですが、各都道府県が実施している「検査無料化事業」を利用し、無料で検査を受けることができる場合もあります。
12歳以下の子どもについて
12歳未満は監護者同伴を条件に検査不要
2023年1月10日以降のご旅行に対する「あとから割引」について
エアトリでの取扱開始前にご予約いただいている2023年1月10日以降のご旅行につきましては、原則全国旅行支援の割引を適用することはできません。
割引適用とする場合は、お客様にてマイページから一度ご予約をキャンセルしていただき、再度ご予約いただくことで割引の対象となる場合がございます。再予約の際には、該当の宿泊施設が全国旅行支援の対象となっていることをご確認の上ご予約下さい。また、キャンセルの際に係るキャンセル料についてはお客様のご負担となりますので、予めご了承ください。