新幹線に乗り遅れたら、どう対処すればいいのか、費用はどのくらいかかるのかと心配になったことはありませんか。今回は、新幹線に乗り遅れたときにするべき行動やきっぷごとの対処法、乗り遅れに関する注意点を解説します。新幹線の乗り遅れへの恐怖心を軽減できるので、ぜひご一読ください。
新幹線に乗り遅れたらどうなる？
新幹線に乗り遅れたらどうなるのか、まずは3パターンの対処法を確認しておきましょう。
パターン① 後続の新幹線の自由席に乗る
指定席特急券は、新幹線に乗り遅れたら一切使用できなくなってしまいます。ただし、当日であれば、特例として、同じ種類の新幹線の自由席に乗車することが許されています。後続の新幹線に空席があれば、手続きなしで乗車可能です。
パターン② 後続の新幹線の指定席を買いなおす
新幹線に乗り遅れた際に、後続の指定席に乗車したい場合は、新たに買いなおす必要があります。乗車券が有効期間内であれば、仮に翌日であっても、指定席特急券を買いなおすことで、新幹線に乗車できます。
パターン③ キャンセルして払い戻しを受ける
指定席で予約していた新幹線に乗り遅れてしまうと、特急券は無効化されますが、有効期間内の乗車券については払い戻しが可能です。駅の窓口へ行けば、乗車券の料金から手数料を差し引いた金額の払い戻しを受けられます。
新幹線の【指定席・グリーン車・グランクラス】で乗り遅れたら？
続いて、新幹線の指定席・グリーン車・グランクラスで乗り遅れたら、変更・払い戻しが可能なのか、きっぷの購入方法ごとに解説します。
窓口で紙のきっぷを購入していた場合
窓口で紙のきっぷを購入している場合の変更と払い戻しの可否を表にまとめました。
| 変更 | 払い戻し | |
| JR東海（東海道新幹線） | JR駅の窓口で、1回限り変更可 | JR駅の窓口で、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR東日本（東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線） | JR駅の窓口で、1回限り変更可 | JR駅の窓口で、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR西日本（山陽新幹線） | JR駅の窓口で、1回限り変更可 | JR駅の窓口で、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR九州（九州新幹線） | JR駅の窓口で、1回限り変更可 | JR九州の主な駅で、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
ネット予約できっぷを購入していた場合
ネット予約できっぷを購入していた場合の変更・払い戻しの可否についても見ていきましょう。
| 変更 | 払い戻し | |
| JR東海（東海道新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR東日本（東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線） |
| Web手続きで、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR西日本（山陽新幹線） | 「特典あり」の場合、Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR九州（九州新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで、手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
e特急券を購入していた場合
e特急券を購入していた場合の変更・払い戻しの可否については以下のとおりです。
| 変更 | fdfsf | 払い戻し |
| JR東海（東海道新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR西日本（山陽新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR九州（九州新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
早期割引やパック商品で購入していた場合
最後に、早期割引やパック商品で購入していた場合の変更・払い戻しの可否についても確認してみましょう。
| 変更 | 払い戻し | |
| JR東海（東海道新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続き手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR東日本（東北・上越・北陸・山形・秋田新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR西日本（山陽新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで手数料を差し引いた金額を払い戻し可 |
| JR九州（九州新幹線） | Web手続きで何度でも変更可 | Web手続きで手数料を差し引いた額を払い戻し可 |
新幹線の【自由席】で乗り遅れたら？
自由席は列車に乗り遅れたとしても、手続きなしで当日の後続列車の自由席に乗車ができます。きっぷの使用前かつ有効期間内であれば、窓口で手続きをすることで、乗車券220円と自由席特急券220円の合計440円を差し引いた金額の払い戻しを受けることも可能です。
ただし、翌日になると払い戻しができないので注意しましょう。なお、料金の差額を支払えば、自由席券から指定席券への変更も認められています。
新幹線の乗り遅れに関するその他の注意点
ここからは、新幹線の乗り遅れについて注意点を5つピックアップしたので、万が一に備えて確認しておきましょう。
キャンセル・変更は原則として当日のみ対応となる
乗り遅れた場合に、キャンセル・変更の救済措置が認められているのは原則当日のみです。新幹線が遅延した場合など、一部の例外を除き、基本的に翌日以降は対応してもらえません。
クレジットカード払いの場合は携帯している必要がある
乗り遅れた際に、クレジットカード払いについての払い戻しを受ける場合は、クレジットカードを提示する必要があります。現金で払い戻しは受けられないので、乗車当日は乗り遅れを想定してクレジットカードを持参して新幹線に乗車するようにしましょう。
乗車券の払い戻しを忘れないようにする
新幹線に乗り遅れたら、特急券だけではなく、乗車券の払い戻しも忘れないようにしてください。新幹線に乗車する場合は、特急券に加え乗車券も購入しているはずです。損失を最小限に抑えるために、乗車券の払い戻し手続きも確実に行っておきましょう。
指定した新幹線よりも前の列車に乗れない
特例として、乗り遅れた場合に、後続列車に乗ることは可能ですが、早い列車に乗車することは認められていません。前の列車に乗ってしまうとJRの規約違反となり、罰則を受ける可能性もあるので注意してください。
指定列車よりも上位の種別には乗れない場合がある
ホテルの宿泊パックなど、一部のプランで新幹線に乗り遅れたら、指定列車よりも上位の種別の自由席に乗車できないケースがあります。
＜乗れないケースの例＞
- 「こだま」→「のぞみ」「ひかり」
- 「ひかり」→「のぞみ」
乗り遅れた場合に後続の自由席を利用できるのは、基本的に同等以下の種別に限られるので注意しましょう。
まとめ
ここまで、新幹線に乗り遅れた際にとるべき行動やきっぷごとの対処法、乗り遅れに関する注意点を解説しました。
新幹線に乗り遅れたとしても、後続の新幹線の自由席であれば乗車が認められていたり、キャンセルして払い戻しを受けたりできるため、確実に損失を被るというわけでもありません。た
だし、損失をカバーするためには、翌日以降のキャンセル・変更に対応してもらえないなど、いくつか注意しなければならないポイントもあります。
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今回の記事で、新幹線に乗り遅れた際のリスクを理解できたら、高速バスも含めてご自身にとって最適の移動方法を見つけてみてください。
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