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高速バス・夜行バスの4列シートが地獄って本当?4列でも快適に過ごせるコツを解説

高速バス・夜行バスの4列シートは、たびたび「地獄」と評されています。バスを探してみると4列シートの便は非常に多いので、長距離バスに不慣れな方は驚いてしまうかもしれません。

今回は、4列シートとはそもそもどのような座席なのか、なぜ「地獄」と言われているのかについて解説します。4列シートのデメリットや対策法を知って、バスのシート種別を選ぶ際の参考にしてください。

4列シートの高速バス・夜行バスの特徴

4列シートの高速バス・夜行バスは、一般的な観光バスと同じように、通路を挟んで2席+2席の計4席が横に連なる形です。縦は12列のものが多いですが、席を減らして足元のスペースを広くとり、ゆったりと足を伸ばせる10列のバスも存在します。

各座席の間には目隠しになるカーテンが用意されている場合がありますが、仕切りのないバスも多いので、気になる方は予約時に設備情報を確認してください。

高速バス・夜行バスで4列シートが地獄と言われる理由

高速バス・夜行バスにおいて、4列シートが「地獄」と言われる4つの理由を解説します。

隣の人との距離が近い

4列シートでは、自分のすぐ隣に他の乗客が座ります。距離の近さが気になるだけでなく、少しでも体を動かすと隣の人に触れてしまう可能性があり、常に気を遣うことになるでしょう。

シート幅が狭く、体を動かしにくい

4列シートは非常に幅が狭いため、乗車中はほぼ一定の体勢で座って過ごすことになります。隣の乗客に配慮すると、足を組むだけでも難しさを感じます。

足元が狭い

4列シートは縦12列のバスが多く、幅だけでなく足元も狭く圧迫感があります。4列で縦10列(4列ゆったりシート)のバスであれば少し足を伸ばすことができますが、幅の狭さはほぼ変わらないので、身長の高い方は特に注意が必要です。

窓側席だと通路に出にくい

4列シートの窓側席に座った方がトイレに行くなどの理由で通路に出るためには、通路側席に座っている乗客の協力が欠かせません。特に夜行バスは消灯している中で、隣の乗客を起こさずに跨いで通路に出るのは難易度が高いです。

4列シートの高速バス・夜行バスでも快適に過ごすためのコツ

4列シートの高速バス・夜行バスを選ぶ方のために、道中を快適に過ごすためのコツをご紹介します。

快適性を確保しやすい座席を予約する

座席位置の指定が可能な便であれば、4列シートのバスの中でも快適なポジションを押さえましょう。

前の人のリクライニングが気になる方には最前列が、反対にリクライニングで後ろの人に迷惑をかけないか気になる方には最後列がおすすめです。また、窓側よりも通路側の席のほうが通路を挟む分片側のスペースに余裕があるため、圧迫感を軽減できます。

直前まで座席位置の変更が可能なら、発車直前に隣に人がいない席に変更しましょう。

快眠グッズを用意する

アイマスク・ネックピロー・ブランケットなどの快眠グッズはできる限り持ち込み、リラックスして睡眠がとれるようにしましょう。

耳栓やイヤホン、ヘッドホンで音を遮断する

隣の乗客が立てる物音や寝息が気になる場合は、耳栓やイヤホン、ヘッドホンなどを使って音を遮断しましょう。アイマスクと組み合わせれば、周辺環境から気をそらすのに効果的です。

スリッパに履き替える

靴を脱ぐだけでも、窮屈さが軽減されて少しリラックスできます。スリッパを持参して乗車中に活用してください。

リクライニングを活用する

座席のリクライニングは必ず活用しましょう。就寝時はもちろん、その前後も適度にシートを倒すことで過ごしやすさが格段に上がります。

休憩所では用事がなくても外に出てみる

道中でサービスエリアに立ち寄る休憩時間は、特に用事がなくても外に出てみてください。周辺を歩いてみたり、軽いストレッチをしたりすることでリフレッシュできますよ。

どうしても高速バス・夜行バスの「4列地獄」に耐えられない場合は?

高速バス・夜行バスの「4列地獄」に耐えられないと感じる方は、以下のような工夫でゆとりを確保しましょう。

4列ゆったり(のびのび)シートを選ぶ

4列ゆったり(のびのび)シートと銘打っているバスは、基本的に4列かつ縦10列です。縦12列よりも足元のスペースが広いので、足を伸ばせます。

3列シートを選ぶ

隣の乗客との近さが気になる方は3列シートを選びましょう。3列シートには、1席ずつ完全に独立しているタイプと、4列シートから1席を取り除いて少し間を持たせたような形の2+1タイプがあります。

女性専用車両を選ぶ

女性専用、あるいは女性限定エリアを設けているバスを選べば、ぴったり隣り合った席に男女が配置されることはありません。隣が体格の良い男性だった場合に手狭になるのでは、と懸念している女性の方におすすめです。

ダブルシートを予約する

隣の乗客との近さが気になる方には、通常の4列シートのうち隣り合う2席を1人で利用できる「ダブルシート」もおすすめ。通常1席の運賃+1,000円前後でダブルシートプランを用意しているところが多いです。

まとめ

高速バス・夜行バスにおける「4列地獄」について解説しました。個人のスペースの狭さ・窮屈さや、隣の乗客の近さなどが「地獄」と表現される理由となっています。どうしても耐えられないと感じる方は、4列ゆったり(のびのび)シートや3列シートなどに注目してみてください。

高速バス・夜行バスを探すときは、シート種別を指定したうえで各社のバス情報をまとめて比較できる「エアトリバス」をぜひご利用ください。希望の設備条件として、仕切りのカーテンがあるものに絞ってバスを検索することも可能ですよ。

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