バニラエアは、ANA系列のリゾート路線に特化した格安航空会社です。東京から北海道、沖縄などに向かう場合はもちろん、就航地に住む人は成田空港までの路線を利用して東京の観光も楽しめます。今回は、旅行での利用に便利なバニラエアについて路線や航空券の料金、機内サービスなどについてまとめました。
なお、Peach Aviation株式会社とバニラ・エア株式会社の統合に伴い、バニラエアとしての運航は2019年10月26日までにすべて終了します。その後は、Peach運航便として引き続き同様に、または時期を限定して運航され続ける路線と、廃止となる路線があります。
路線は?
バニラエアの国内線は、成田空港からは札幌(新千歳)、函館、奄美大島、那覇、石垣へ。関西空港からは奄美大島へ。そのほか、那覇から石垣島への便が就航しています。
成田空港-新千歳空港間は、バニラエア以外に「ジェットスター」「春秋航空日本」が運航しています。成田空港-新千歳空港のバニラエアの1日の運航本数は6~8本です。この路線のバニラエアの運航本数は、LCCの中でも運航本数がもっとも多いジェットスター(5~8本)とそれほど変わりません。
成田空港-那覇空港間の場合、バニラエア以外のLCCとしては「ジェットスター」が運航しています。バニラエアの成田空港-新千歳空港の1日の運航本数は1~2本です。
成田空港-奄美大島空港間はバニラエアのみが運航しています。運航本数は1日に1本です。その他に首都圏の空港としては、羽田空港からJALが奄美大島まで運航しています。
バニラエアを利用すれば、日本国内にある人気の観光スポットへ格安で移動できます。
航空券の料金がお得!
JAL・ANAの普通運賃の料金と比較した場合
バニラエアでは、JAL・ANAなどの一般航空会社より航空券を格安で予約できます。
例えば、バニラエアを利用した成田空港-那覇空港間の料金と、JAL・ANAを利用した羽田空港-那覇空港の料金を比較した場合、普通運賃ではバニラエアとJAL・ANAは37,000~40,000円ほどの料金差があります。
JAL・ANAの早期購入割引の中でもっとも割引率が高い75日前と比較した場合でも、バニラエアのほうが2,700円程度安くなっています。
バニラエア:2019年5月29日 成田空港13:30発-那覇空港16:45着
JAL:2019年5月29日 羽田空港16:10発-那覇空港18:45着
ANA:2019年5月29日 羽田空港15:45発-那覇空港18:20着
バニラエアとジェットスターの料金を比較した場合
バニラエアは一般航空会社より航空券の料金が安く、同じくLCCのジェットスターと同様の価格帯で予約することができます。
バニラエア:2019年5月29日 成田空港13:30発-那覇空港16:45着
ジェットスター:2019年5月29日 成田空港8:15発-那覇空港11:10着
座席は?
バニラエアの座席は、「スタンダードシート」「アップフロントシート」「リラックスシート」の3種類です。スタンダードシートは138席、アップフロントシートが24席、リラックスシートが18席、全180席あります。ジェットスターも同様に全180席あります。
スタンダードシートは、座席指定をしない場合に自動で振り分けられる座席です。スタンダード席の座席間隔は、他のLCCの普通座席と大きな変わりはありません。
アップフロントシートは、スタンダードシートの中でも特に2列目〜5列目を指します。出入り口が近く、搭乗時・降機時に便利な席です。
リラックスシートは通路や非常口近くにある座席です。スタンダード席より足元が広いのが特徴です。非常口の近くにあるため、15歳未満は利用できないなど、利用するのに条件があります。
バニラエアは他のLCCと同様に、通常座席より広い座席の指定が可能です。
機内サービスは?
バニラエアの機内サービスは、他のLCCと同様に有料です。
バニラエアでは、機内で購入できるアルコールや料理の種類が他のLCCと比べて多く、価格もお得な傾向にあります。また、飲み物や食事だけでなく、ぬいぐるみなどのバニラエアオリジナルグッズを購入できます。また、都心まで最短36分で行くことができる京成スカイライナーの利用時に使える「京成スカイライナークーポン」を機内限定の割引価格で販売しています。
荷物の制限
荷物の制限は、預け荷物の場合、1つあたりの荷物の重量は「32kg」までです。個数制限はありません。サイズは「3辺の和が203cm以内、かつ1辺の長さが120cm以内」までです。
バニラエアで荷物を預ける場合、その他のLCCと同様に有料です。しかし、運賃タイプでコミコミバニラを選択した場合には、「総重量20kg以下」の荷物であれば預け入れは無料となります。
機内に持ち込める手荷物の重量は、手荷物に加えて、ハンドバッグや傘などの身の回り品も含めて「7kg」以内までです。個数は手荷物1つ、身の回り品1つ、計2個までです。サイズの制限は「55cm・40cm・25cm以内、かつ3辺の合計が115cm以内」までです。
チェックインの方法は2つ!
バニラエアのチェックインには、大きく「ウェブチェックイン」「当日空港でのチェックイン」という2つの方法があります。
ウェブチェックインとは、インターネット上でチェックインを済ませ、自宅やオフィスなどで搭乗券を発券することができるサービスです。荷物を預けない場合、空港に到着後、直接手荷物検査を行う保安検査場へ向かうことができます。
空港でチェックインをする場合、出発地空港内にあるバニラエアの自動チェックイン機で手続きを行います。自動チェックイン機に予約番号を入力すれば、バニラエアの搭乗券を発券できます。空港でチェックインの手続きを行う場合、出発時刻の30分前までに済ませる必要があります。
さいごに
バニラエアは成田空港を拠点にして新千歳空港、那覇空港、奄美大島空港への路線があるANA系列のLCCです。LCCの中で唯一、奄美大島の路線があります。
航空券の料金は他のLCCと同様、JAL・ANAよりも安い価格帯となっています。
北海道や沖縄、奄美大島への旅行の際には、バニラエアを利用してみてはいかがでしょうか?
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