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ANAとJALを徹底比較!料金やサービスなどの違いを一挙紹介!

旅行の目的地や出張で向かう先は決まったものの、ANAとJALのどちらを利用しようか迷っている方もいるのではないでしょうか。今回はANAとJALを「料金」「路線」「サービス・ラウンジ」「座席」「荷物の制限」「マイル」「クレジットカード」について比較しました。
※最新の情報については、公共交通機関(各航空会社やJR)のWEBページ等でご確認くださいませ。

目次

料金・手荷物の違い

JALとANAの【料金】を比較

JALの運賃は、予約時の空席状況によって変動するため、ANAよりも価格が安く見えますが、金額はあまり変わらないことが多いです。

例えば、羽田空港-新千歳空港間の航空券を予約した場合の料金は次の通りです。フレックスの料金 JALの場合は、「39,900円」、フレックスの料金 ANAの場合は、「43,840円」。スペシャルセイバーの料金 JALの場合は、「19,330円」、早期購入割引28日前の料金 ANAの場合は、「21,530円」です。

JAL ANA
運賃の種類 運賃 運賃の種類 運賃
フレックス 39,900円 フレックス 43,840円
セイバー 27,470円 早期購入割引1日前 37,040円
早期購入割引3日前 34,070円
早期購入割引21日前 27,470円
スペシャルセイバー 19,330円 早期購入割引28日前 21,530円
早期購入割引45日前 20,430円
早期購入割引55日前 19,330円
早期購入割引75日前 14,490円

JAL・ANAの両社で料金差はほとんどありませんが、どちらも割引運賃を利用することで、航空券を安く予約できます。

早期購入割引や安く乗る方法については次の記事も参考にしてください
航空券を格安で取得するならこれ!飛行機の早期購入割引とは?
割引を上手に使おう!ANAに安く乗る方法
予約のタイミングと便の曜日・時間帯がポイント!JALに安く乗る方法は?

※2023年6月調査時点の料金
JAL:2023年9月30日 羽田空港7:20発-新千歳空港8:50着
ANA:2023年9月30日 羽田空港7:00発-新千歳空港8:30着

JALとANAの【航空路線】を比較

JAL・ANAともに国内ほとんどの主要空港を就航していますが、地方空港では、ANA・JALどちらかしか就航していない空港もあります。
稚内空港やオホーツク紋別空港、能登空港、富山空港、佐賀空港などは、JAL系の路線は就航しておらず、丘珠空港、奥尻空港、山形空港、松本空港、南紀白浜空港などは、ANA系の路線は就航していないため、ANA・JALどちらかしか就航していない場合、利用する航空会社が自然と決まるでしょう。
ANA・JALを比較してみると、離島は「日本エアコミューター」「天草エアライン」「日本トランスオーシャン航空」「琉球エアーコミューター」とコードシェアをしているJALが路線網を多く持っています。しかし、ANAはJALと比べると就航地は少ないですが、路線数は多いです。

ANAのみの就航・JALのみの就航の空港について、以下の表にまとめました。

地域 ANAのみ就航 JALのみ就航
北海道 稚内空港・オホーツク紋別空港・根室中標津空港 丘珠空港・奥尻空港
東北地方 大館能代空港・庄内空港・福島空港 三沢空港・花巻空港・山形空港
関東・中部・北陸地方 能登空港・富山空港・八丈島空港 松本空港・小牧空港・但馬空港・南紀白空港
関西・中国・四国地方 鳥取空港・米子空港・萩石見空港・岩国空港 隠岐空港・出雲空港
九州地方 対馬空港・壱岐空港・五島福江空港・佐賀空港 天草空港・種子島空港・屋久島空港・奄美空港
・喜界空港・徳之島空港・沖永良部空港・与論空港
沖縄・奄美地方 久米島空港・北大東空港・南大東空港
・多良間空港・与那国空港

※2023年6月調査

JALとANAの【手荷物】を比較

JALでANAは手荷物の制限が異なります。

預け荷物の制限

預け荷物の制限はJAL・ANAで異なります。

JALは普通席・クラスJでは、荷物の総重量「20kg」まで、ファーストクラスの場合は「45kg」まで無料で荷物を預けられます。ANAの場合、普通席はJALと同様に荷物の総重量「20kg」まで無料で預けられます。プレミアムクラスでは荷物の総重量が「40kg」まで無料で預けられます

両社で利用できる最上級のクラスを比べた場合、JALのファーストクラスはANAのプレアミアムクラスよりも無料で5kg多く荷物を預けられます。無料で預けられる重量の制限を超えた場合、超過料金を支払うことで、最大100kgまで荷物を預けられます。

JAL・ANA両社の1つあたりの荷物の重量制限は「32kg」までです。個数制限はないため、制限を超える場合は、荷物を複数に分けましょう。

サイズの制限は、JALの場合「50cm×60cm×120cm以内」です。ANAのサイズ制限は三辺の和が「203cm」以内です。JALはANAよりも比較的サイズの制限に余裕があります。

機内持込手荷物の制限

JAL・ANAの機内持ち込み手荷物の重量制限は「10kg」までです。個数は機内に持ち込む手荷物1個、傘やハンドバッグなどの身の回り品1個、計2個まで機内に持ち込めます。

JAL・ANAの国内線の機内に持ち込めるサイズは、機体の座席数が100席以上、100席未満で異なります。機体の座席数が100席以上の場合、3辺の合計が115cm以内です。各辺にも制限があり、55cm×40cm×25cm以内です。機体の座席数が100席未満の場合、3辺の合計が100cm以内です。各辺の制限は、45cm×35cm×20cm以内です。

JAL・ANAの機内持込手荷物の制限は変わりません。

JAL・ANAの荷物の制限は次の記事も参考にしてください
ANAとは違う?JALの国内線の荷物制限まとめ
サイズや重量にルールあり!ANAの国内線の荷物制限まとめ

JALとANAの【機内サービス・設備】を比較

JAL・ANAでは、機内サービスとして無料で飲み物を提供しています。JAL・ANAともに普通席では、無料で機内食は提供されません。

ANAの場合、普通席では機内食は無料で提供されませんが、機内販売で購入できます。その他、スナック菓子、アイスなどの軽食、お酒も購入できます。JALでは、お酒やスナック菓子などは販売していません。機内販売をJAL・ANAで比較した場合、ANAのほうがJALよりも充実しています。
※2023年6月調査時点では、ANA・JALともに「有料ドリンク・スナックサービス」は、新型コロナウイルスに対する安全対策として販売を休止しています。

JAL・ANAの機内販売については次の記事を参考にしてください
何が買える?国内線でのJALの機内販売まとめ
機内食も食べられる!?国内線でのANAの機内販売まとめ

その他の機内サービスは?
JALとANAどちらも無料でWi-Fiサービスを利用できます。機内でドラマやバラエティ番組、アニメなどの動画コンテンツを楽しむことができます。ANAでは動画コンテンツに加え、電子書籍なども利用できます。
また、ANAの場合、以前はインターネットに繋げる場合有料でしたが、2018年4月1日から無料となりました。JALも同様に無料です。

Wi-Fiサービスや機内サービスについては次の記事を参考にしてください
2016年1月よりANAが飛行機でのWi-Fiサービスを開始!ANAとJALのWi-Fiサービスまとめ
飲み物は?機内食は?国内線のJALの機内サービスまとめ
国内線のANAの機内サービスまとめ

JALとANAの【座席】を比較

JALとANAでは座席のクラスに違いがあります。JALで利用できる座席は「普通席」「クラスJ」「ファーストクラス」です。ANAで利用できる座席は「普通席」「プレミアムクラス」です。

JALの「クラスJ」は、航空券の料金に1,100円~3,300円を追加することで利用できます。「クラスJ」は普通席と比べて座席間隔が広く、シートも疲れにくいようにフットレストが備えられているなど設備が充実しています。
JALの「ファーストクラス」は、JALの国内線で利用できるもっともクラスの高い座席です。シートがもっとも広く、機内食やお酒を無料で楽しむことができます。ANAの「プレミアムクラス」はANAの国内線で利用できるもっとも高いクラスです。JALの「ファーストクラス」と同様に機内食・お酒を楽しめます。

JAL・ANAの座席については次の記事を参考にしてください
JALの国内線「クラスJ」ってなに?座席の特徴やコスパについて解説
ファーストクラスの値段は?安く利用する方法も解説【JAL国内線】
ANAのプレミアムクラスで、国内線で快適な空の旅!

JALとANAの【空港でのサービス・ラウンジ】を比較

空港でのサービスの違い

ANAはカウンターに並ばず、荷物を預けられる日本初の自動手荷物預け機「ANA BAGGAGE DROP」を利用できます。

JALの「エクスプレスタグサービス」は自分でタグをつけて、専用のカウンターに自分で荷物を持っていく必要がありますが、ANA BAGGAGE DROPは、カウンターに寄ることなく荷物を預けられ、手続きの時間を短縮できます。

また、ANAでは、JALの自動チェックイン機よりも画面が大きく、シンプルな操作で搭乗手続きが可能な新自動チェックイン機を導入しています。ANAは機内サービスだけでなく、空港でのサービスも充実しています。

ANAの新しい空港でのサービスは次の記事も参考にしてください
国内線初!ANA BAGGAGE DROPってなに?
ANAのサービスがリニューアル!「ANA FAST TRAVEL」ってなに?

空港ラウンジの違い

国内線の空港ラウンジでは、ANAは「ANA LOUNGE」と「ANA SUITE LOUNGE」、JALは「サクララウンジ」と「JALファーストクラスラウンジ」があります。
「ANA LOUNGE」「ANA SUITE LOUNGE」は、羽田空港・新千歳空港・伊丹空港・福岡空港・那覇空港にあります。JALの「サクララウンジ」は、羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、新千歳空港、仙台空港、小松空港、岡山空港、広島空港、松山空港、福岡空港、鹿児島空港、那覇空港に、「JALファーストクラスラウンジ」は羽田空港、伊丹空港、新千歳空港、福岡空港、那覇空港にあります。
ラウンジでは、ANA・JALともに軽食や飲み物を飲めるほか、ゆったりとした空間・座席が用意されており、搭乗までの時間をくつろいで過ごすことができます。また、シャワー室も完備されています。

ANA・JALラウンジを利用できる運賃クラスや利用基準について、以下の表にまとめました。

ANA ANA LOUNGE ANA SUITE LOUNGE
座席 プレミアムクラス
会員ステータス ダイヤモンド
プラチナ
ブロンズ
スーパーフライヤーズ(SFC)
ミリオンマイラー
JAL サクララウンジ JALファーストクラスラウンジ
座席 JMBダイヤモンド
会員ステータス JGCプレミア
JMBサファイア
JMBクリスタル
JALグローバルクラブ

JALとANAの【マイル・マイレージサービス】の比較

マイルの貯めやすさ
JALとANAを比較しても、獲得できるマイル数にほぼ差はありません。マイルは「フライト区間のマイレージ」と、予約クラスごとの積算率で計算がされます。
ソラシドエア、エアドゥ、スターフライヤー、アイベックスエアラインズ、オリエンタルエアブリッジは、ANAからコードシェア便が運航されており、フジドリームエアラインズ、北海道エアシステム、天草エアラインはJALからコードシェア便が運航されています。コードシェア便への搭乗の際もマイルが貯まるので、よく利用する航空会社のマイルを貯めるのがよいでしょう。

マイルについては次の記事も参考にしてください
「特別航空券」だけじゃない!貯まったマイルの使い方
マイレージの利用で飛行機旅行がもっとオトクに!キーワードは「アライアンス」

座席のグレードアップ
ANAの座席は「普通席」「プレミアムクラス」の2種類、JALの座席は「普通席」「クラスJ」「ファーストクラス」3種類があります。

【ANA】
プレミアムクラスは普通席の運賃に「+5,000円~15,000円」の追加料金を支払うことで利用できます。(※区間によって金額が変わります。) シートが普通席より大きく、「枕」「高性能ヘッドフォン」などアメニティが充実しています。その他機内サービスの充実はもちろん、出発前には専用のラウンジも利用できます。

ANAの座席については次の記事も参考にしてください
ANAの国内線のクラスは2種類!ANAの座席まとめ

【JAL】
JALの座席の区分で特徴的なのが、「+1,100円~3,300円」の追加料金で利用できる「クラスJ」です。普通席よりもシートの幅や座席の前後の間隔が広く、レッグレストも設置されています。そのお得な料金から人気の座席のため、早めの予約がおすすめです。
ファーストクラスは普通席の運賃に「+11,000円~13,200円」追加することで利用できます。広いシートで快適に過ごせるのはもちろん、食事や飲み物などの機内サービスが充実しており、空港内のラウンジを利用できるなど地上でのサービスも充実しています。

JALの座席については次の記事も参考にしてください
クラスJ?ファーストクラス?JALの座席まとめ
JALの国内線「クラスJ」ってなに?座席の特徴やコスパについて解説

JALとANAの【クレジットカード】の比較

ANA・JALともに還元率には大きな違いはないため、普段よく利用する航空会社のクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
この記事では、ANA・JALのクレジット一般カードの特徴について、以下の表にまとめました。

ANA JAL
年会費 2,200円(税込)
※初年度無料
2,200円(税込)
※初年度無料
ポイント還元率 0.5% 0.5%
国際ブランド Visa、Mastercard Visa・Mastercard
JCB・Amex
申込対象年齢 満18歳以上(高校生・大学生は除く) 満18歳以上(高校生は除く)
旅行傷害保険 【最高補償額】
海外旅行 1,000万円
国内航空 1,000万円
国内旅行 なし
【最高補償額】
海外旅行 1,000万円
国内航空 1,000万円
国内旅行 なし

さいごに

JALとANAでは航空券の料金にほとんど差がありません。JALとANAで差が出るのは「機内サービス」「座席」「預け荷物の制限」です。

機内サービスは、機内販売で機内食やお酒、軽食などを購入できるANAのほうがJALよりも充実しています。

座席はJALのほうがANAと比べて選べるクラスが多く充実しています。

預け荷物の制限は、JAL・ANA両社で最上級のクラスを利用した場合、JALはANAよりも5kgプラス無料で荷物を預けられます。また、預け荷物のサイズはJALのほうがANAよりもサイズの制限に余裕があります。

広い座席に座りたい場合はJAL、充実したサービスを受けたい場合はANAを利用してみてはいかがでしょうか?

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