最終便を利用して空港に到着した場合、空港によっては、公共交通機関の営業が終了している場合があります。今回は、深夜に空港へ到着した場合の対処法についてまとめました。
まずは、終電を確認してから航空券を予約
空港周辺に自宅がある方や自動車で空港へ向かった場合は問題ありませんが、空港から公共交通機関を利用して帰宅する場合には、目的地までの公共交通機関の終電の時間を確認してから予約するようにしましょう。
空港に到着後はすぐに駅まで向かえるわけではなく、預けた荷物を受け取る必要があります。遅い時間帯の飛行機を予約する場合、終電の時間ギリギリの便ではなく、自宅までの終電の時間を考慮した時間帯の便を予約しましょう。
遅い便を予約するときは周辺施設を事前に確認しておく
深夜便を利用する場合は、終電をなくした後でも過ごせる周辺施設を事前に確認しておきましょう。例えば、羽田空港周辺の場合、タクシーで15分の場所に24時間営業の平和島温泉があります。リラックスルームやレストランも併設しており、移動で疲れた体を癒せます。
周辺に何があるかを事前に確認しておけば、終電に乗り遅れたとしても落ち着いて行動できます。
空港に深夜に到着したときの対処法
1. タクシーを利用する
タクシーは深夜でも利用できるのがメリットです。しかし、深夜のタクシーは割増料金となるため、目的地までの距離によっては深夜バスやレンタカーよりも移動に費用がかかることがあります。
中には、定額料金を設定しているタクシー会社もあります。例えば、羽田空港で利用できる「kmタクシー」は、東京各地のエリア内であれば定額料金の運賃で利用できます。定額タクシーは会社によって事前予約を必要としている場合もあるため、利用するときは注意が必要です。
深夜に空港へ到着したときは、まずはタクシー乗り場を探しましょう。
2. 深夜バスを利用する
国際線の便を利用できる空港では、深夜バスが運行している場合があります。空港によっては、飛行機が深夜に空港へ到着した場合でもホテルなどがある場所へ向かえます。例えば、羽田空港国際線ターミナルでは、さまざまなエリアまで移動できるリムジンバスが深夜も運行しています。
3. 運転免許を持っている場合は、レンタカーを利用する
空港の周辺に24時間営業の「レンタカーショップ」があるなら、レンタカーを利用して目的地に向かうこともできます。
例えば、羽田空港そばの日本レンタカーの場合、軽自動車なら6時間利用で6,000円程度でレンタカーを利用できます。「ワンウェイ」サービスを利用すれば、向かい先の同じ系列店に「乗り捨て」ができる場合もあります。
乗り捨てが可能なレンタカー会社であれば、空港周辺の店舗にレンタカーを返す必要はありません。
4. 空港内にある24時間営業しているスポットで過ごす
24時間営業しているスペースがある空港では、深夜の時間帯でも空港内で過ごすことができます。24時間営業しているスポットがある空港は国内では少なく、次の4つの空港のみです。
・羽田空港:国際線ターミナル(無料)
・成田空港:第3ターミナル本館2階の出発ロビー、第2ターミナル1階北ウェイティングエリア(無料)
・関西国際空港:KIXエアポートラウンジ(有料)
・中部国際空港:2階到着ロビー(無料)
24時間過ごせる空港では、レストランやカフェなどが深夜でも営業しています。
5. 空港周辺にあるホテルを予約する
往路便の場合、空港周辺にあるホテルを予約しましょう。空港周辺にあるホテルを予約すれば、タクシー代も抑えられますし、距離によっては徒歩でも向かえます。空港によっては宿泊の料金が高めに設定されているものの、空港内にホテルがある場合もあります。
例えば、羽田空港の場合、タクシーで10分圏内のところにホテルがあります。
さいごに
深夜便や最終便は航空券の料金が安いのがメリットですが、目的地空港の終電をなくすと費用がかさむため注意しましょう。
公共交通機関を利用できない場合、深夜バスやタクシーでの移動が基本です。空港によってはレンタカーを利用できることもあります。
深夜便や最終便を利用する場合は、目的地空港の公共交通機関の終電時間を確認したうえで航空券を予約しましょう!
飛行機に初めて乗る場合や飛行機の乗り方に不安がある場合には、次の記事も参考にしてください。
初めての飛行機!航空券の予約の流れってどうなってるの?
初めてでも大丈夫!eチケットの使い方と当日の流れ
初めてで乗り方が分からず不安!?空港の入口から飛行機の搭乗口までの流れ