東京は日本の政治経済の中心地であると同時に、さまざまな名所が集まっている「観光スポット密集地」でもあります。そのため東京のことをあまり知らない方からすると、観光に出かけようにも見たいところがたくさんあり過ぎて、なかなかプランが決められないのではないでしょうか。
そこで今回は「ここに行っておけば間違いない」という、「東京らしさ」が感じられる王道の観光スポットを厳選してご紹介しますので、ぜひ東京旅行のプランを決める際の参考にしてみてください。
東京を象徴する観光スポット
東京タワー
東京のシンボルとも呼べる東京タワーは、東京都港区にある高さ333mの総合電波塔です。150m地点(大展望台)と250m地点(特別展望台)の2ヵ所にある展望台に上れば、東京の中心から街の景色を望むことができます。タワーの足元には「フットタウン」という5階建ての多目的ビルがあり、漫画『ONE PIECE』をテーマにしたアトラクション施設や「東京タワー水族館」「マザー牧場カフェ」などの観光客向け施設がオープンしています。
住所:東京都港区芝公園4丁目2-8
東京スカイツリー(東京スカイツリータウン)
東京スカイツリーは2012年5月に開業した、東京タワーに代わる新しい電波塔です。高さは634mあり、タワーとしては世界1位、人工の建造物としては世界2位を記録しています。展望フロアは350m地点(東京スカイツリー展望デッキ)と450m地点(東京スカイツリー展望回廊)の2ヵ所にあり、東京タワーよりもさらに高い地点から東京の街を見下ろすことができます。
周囲には「東京スカイツリータウン」と呼ばれる東西約400mに渡る複合施設があり、300以上の店舗を構える「東京ソラマチ」、地上31階建ての複合オフィスビル「東京スカイツリーイーストタワー」、多機能型ドームシアターの「コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウン」などがある一大観光スポットとなっています。
住所:東京都墨田区押上1丁目1-13
東京駅(東京ステーションシティ)
東京駅はその名前や印象的な外観から、駅でありながら観光スポットとしても人気が高い場所です。レンガ造りの「丸の内駅舎」を中心とした周辺エリアは「東京ステーションシティ」と呼ばれていて、改札内外にさまざまな商業施設やホテル、ギャラリーが営業しています。駅構内にも「0キロ標識」「仲間の像」「京葉線コンコースステンドグラス」「RTOレリーフ」などのオブジェやモニュメントがあり、普通の駅とは違った見どころ満載のスポットとなっています。
住所:東京都千代田区丸の内1丁目
街自体が観光スポット
お台場
お台場は東京湾岸の埋め立て地に造られた、デートスポットとしても人気の海に囲まれた街です。お台場の象徴的な建物である「フジテレビ本社ビル」、複合商業施設の「ダイバーシティ東京」、夏にはビーチで遊べる「お台場海浜公園」、温泉テーマパークの「東京お台場 大江戸温泉物語」など数えきれないほどのスポットがあり、お台場だけでも1日中楽しめます。夜になるとライトアップされたレインボーブリッジと東京タワーが同時に観られるので、夜景スポットとしてもオススメです。
渋谷
渋谷は誰もがテレビや映画で観たことがあるであろう「スクランブル交差点」や、ファッションビルの「SHIBUYA109」で全国的に有名な街ですが、そのほかにも複合施設の「渋谷マークシティ」「渋谷ヒカリエ」「渋谷ストリーム」、放送テーマパークの「NHKスタジオパーク」、プラネタリウム施設の「コスモプラネタリウム渋谷」などというように観光スポットがたくさんあります。また「ハチ公像」や「モヤイ像」のような記念撮影にピッタリの場所もあるので、行けばきっと思い出に残ることでしょう。
六本木
六本木は港区の北部に位置する「世界と東京の交差点」と呼ばれている場所で、複合商業施設の「東京ミッドタウン」や「六本木ヒルズ」をはじめとして、回遊式日本庭園の「毛利庭園」、デザイン専門施設の「21_21 DESIGN SIGHT」などの観光スポットがあります。また周辺に大使館が多いため外国人向けの飲食店や商店が多く、海外から来た旅行者からも人気が高い観光スポットとなっています。
原宿・表参道
「竹下通り」を中心とした原宿・表参道エリアは、日本の若者文化の発信地として世界的に有名な観光スポットとなっています。駅の近くには「ラフォーレ原宿」や「表参道ヒルズ」のような巨大商業施設がある一方で、竹下通りにはパンケーキやクレープの人気店や、そこでしか買うことができないファッション・雑貨の専門店が数多く営業しています。
新大久保
新大久保は東日本でも有数のコリアンタウンがあることで有名な街で、大通りや裏通りには韓国料理店はもちろんのこと、韓流グッズ専門店、韓流コスメ専門店、韓流ファッション専門店など、韓国にまつわる店舗が軒を連ねています。新大久保駅は新宿駅から1駅ととてもアクセスもしやすい場所にあるので、韓流好きの方はぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。
浅草
浅草寺を中心とした浅草エリアは、下町情緒溢れる和の観光スポットとして人気の街です。おもな有名スポットとしては、浅草寺まで続く参道の両側に90軒近くの店舗が並ぶ「仲見世通り」、日本最古の遊園地である「浅草花やしき」、落語を中心とした演芸が楽しめる「浅草演芸ホール」などがあります。また近くに流れている隅田川は、毎年7月に開催される「隅田川花火大会」の会場として有名です。
上野
上野は「上野恩賜公園」や「上野アメ横商店街」などで有名な街です。上野恩賜公園は、パンダのニュースで度々取り上げられる「上野動物園」や、夏の時期になると水面がハスの花に覆われる「不忍池」(しのばずのいけ)がある場所で、そのほか博物館や美術館などの文化施設も園内に点在しています。上野アメ横商店街は食料品店を中心に衣料品、雑貨などの店舗が立ち並ぶ、都内でも特に有名な商店街です。
秋葉原
秋葉原は「オタクの聖地」としても有名な世界有数の電気街です。街の至るところに家電量販店があるのはもちろんのこと、ゲームショップやホビーショップ、アニメショップなどの専門店が立ち並んでいて、オタク文化が世界に広まった現在においては、世界中から観光客が集まるようになりました。また街の西側には730年に創建された、1300年近くの歴史を持つ「神田明神」があります。
日本橋
日本の商業と金融の中心地である日本橋には、東海道の出発点である「日本橋」や、百貨店でありながら国の重要文化財に指定されている「日本橋タカシマヤ」、日本初の本格的石造建築である「日本銀行本店本館」など多くの名建築物が残されています。また日本橋の隣町である人形町には、140年の歴史を持つ劇場「明治座」や、老舗の名店が並ぶ「甘酒横丁」などがあります。
公園&神社
新宿御苑
新宿御苑は1906年(明治39年)に皇室の庭園として誕生し、現在は国民公園として開放されている庭園です。都心にありながら敷地面積は58.3ヘクタールととても広く、そのなかには約1万本の木々と「旧洋館御休所」「旧御凉亭」など皇室時代の歴史的建造物が残されています。
住所:東京都新宿区内藤町11
代々木公園
1967年(昭和42年)に開園した東京23区内で5番目に広い都立公園で、園内は中央広場を中心に「オリンピック記念の宿舎」や「バードサンクチュアリ」などの施設があるA地区と、陸上競技場や野外ステージがあるB地区に分かれています。代々木公園では自転車の貸し出しを行っているので、園内をサイクリングすることもできます。
住所:東京都渋谷区代々木神園町、神南2丁目
葛西臨海公園
葛西臨海公園は東京湾沿いにある広さ約81万平方メートルの都立公園で、園内には「鳥類園ウォッチングセンター」「葛西臨海水族園」「ダイヤと花の大観覧車」などの施設があり、テーマパークとしても遊べる場所です。南端の「渚橋」を渡ったところには人工干潟である「葛西海浜公園」があり、夏の時期には潮干狩りや水遊びの場所として賑わっています。
住所:東京都江戸川区臨海町6丁目
井の頭恩賜公園
井の頭恩賜公園は、武蔵野市と三鷹市にまたがる広さ約43万平方メートルの公園です。園内には動物園と水生物園で構成される「井の頭自然文化園」、ボートの貸し出しを行っている「井の頭池」、スタジオジブリの公式美術館である「三鷹の森ジブリ美術館」などがあり、2017年で100周年を迎える西東京を代表する公園となっています。
住所:東京都武蔵野市御殿山1丁目、吉祥寺南町1丁目、三鷹市井の頭3・4・5丁目、下連雀1丁目、牟礼4丁目
明治神宮
明治神宮は1920年(大正9年)に創建された明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社で、元旦の初詣で日本一の参拝者数を誇り、大相撲横綱の手数入り(土俵入り)の会場として全国的にも有名な場所です。明治神宮がある「常磐の森」は代々木公園と隣接した場所にあり、約70万平方メートルの面積に10万本の人工林が植栽されているといいます。
住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
靖国神社
靖国神社は明治2年に創建された、「英霊」と呼ばれる幕末以来の志士や軍人・軍属などを祀っている神社です。境内には約500本の桜の木が植えられており、東京都の桜の開花日を決めるための標準木があることでも有名です。また毎年春と秋に例大祭が行われたり、毎年7月には「みたままつり」が開催されたりと、多くのイベントが開催されるスポットとなっています。
住所:東京都千代田区九段北3丁目1−1
テーマパーク&レジャー施設
東京ドームシティ
「東京ドームシティ」とは、東京ドームを中心とした都市型総合エンターテインメント地区のことです。おもな施設には、20以上のアトラクションがある遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」や、ショッピングモールと日帰り入浴施設のある「ラクーア」などがあり、また「後楽園ホール」や「プリズムホール」では随時イベントが開催されています。
住所:東京都文京区後楽1丁目3-61
サンシャインシティ
サンシャインシティは池袋のランドマーク的存在である複合商業施設で、おもな施設として、日本初の屋上水族館である「サンシャイン水族館」、ナムコ運営の屋内型テーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」、週刊少年ジャンプのマンガ作品をテーマにした「J-WORLD TOKYO」、古代オリエントに関する資料を展示している「古代オリエント博物館」などがあります。また地上高約240mの「サンシャイン60」の最上階には展望台が設けられており、池袋とその周辺の街並みを一望することができます。
住所:東京都豊島区東池袋3-1-3
赤坂サカス
赤坂サカスは「赤坂TBS放送センター」を中心とした複合施設で、商業施設の「赤坂Bizタワー」や、ライブハウスの「赤坂BLITZ」、エンターテインメント劇場「TBS赤坂ACTシアター」などがあります。赤坂サカス周辺は東京の桜の名所としても有名で、「花を咲かせる場所」であることが名前の由来のひとつになっているそうです。
住所:東京都港区赤坂5丁目
キッザニア東京
キッザニア東京は、江東区の「アーバンドック ららぽーと豊洲」内にある子供向け職業体験施設です。子どもに80以上ある仕事(アクティビティ)から好きなものを選んで職業体験をさせることができるという画期的なサービスを提供しており、そのほか家族用の施設として飲食店や保護者専用ラウンジ、6歳以下の子ども用の乳幼児エリアも設けられています。
住所:東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドックららぽーと豊洲ノースポート3F
上野動物園
上野動物園は1882年に開園した日本初にして最も古い動物園で、丘陵地の東園と不忍池北側の区域にある西園に合計約400種3,000点の動物が飼育されています。1972年にジャイアントパンダが来園してからは「パンダの動物園」として全国的に有名になりましたが、パンダ以外にもツチブタ、オカピ、ハシビロコウなどの珍しい動物や希少な動物を見ることができます。
住所:東京都台東区上野公園9-83
アクアパーク品川
アクアパーク品川は2015年7月にリニューアルオープンした、海の生き物を光や音、映像で演出するという最新式の展示方法が話題の「都市型水族館」です。施設内にはメリーゴーランドの「ドルフィンパーティー」や左右に振り子のように動く海賊船に乗って無重力の世界が体験できる「ポート・オブ・パイレーツ」といったアトラクションも用意されており、水族館の枠を超えたエンターテインメント施設として注目が集まっています。
住所:東京都港区高輪4-10-30(品川プリンスホテル内)
美術館・博物館
東京国立博物館
東京国立博物館は上野恩賜公園の北側にある、1872年に創設された日本最古の博物館です。構内にある6つの展示館には日本を含めた東洋の国や文化に関する美術作品や歴史資料、考古遺物など約11万6000件が保管・展示されていて、そのなかには88の国宝と636の重要文化財が含まれています。
住所:東京都台東区上野公園13-9
国立科学博物館
国立科学博物館は上野恩賜公園の東側に本館を構える、日本で唯一の総合博物館です。館内には「地球生命史と人類」がテーマの「地球館」と、「日本列島の自然と私たち」をテーマにした「日本館」の2つのエリアがあり、動物の剥製や恐竜の骨格標本、地球に落下した隕石など約370万点の資料が展示されています。
住所:東京都台東区上野公園 7-20
岡本太郎記念館
岡本太郎記念館は、港区南青山にある、芸術家・岡本太郎の作品を展示している美術館です。岡本太郎が1996年に亡くなるまで創作活動を行っていたアトリエでもある建物の内外には、絵画や彫刻など後世の芸術家に大きな影響を与えた作品の数々が展示されており、建物自体も凸レンズ型の屋根が乗せられたとてもユニークな外観をしています。
住所:東京都港区南青山6-1-19
三鷹の森ジブリ美術館
三鷹の森ジブリ美術館は、井の頭恩賜公園内にあるアニメーション美術館です。スタジオジブリ作品に関する展示物以外に美術館独自の芸術作品も多数展示されており、地下1階の「土星座」と呼ばれる映像展示室では、スタジオジブリオリジナルの短編アニメーションが随時公開されています。ジブリファンであれば一度は行っておきたい場所となっています。
住所:東京都三鷹市下連雀1丁目1-83(都立井の頭恩賜公園西園内)
その他の観光スポット
豊洲市場
豊洲市場は関東近県に水産物や青果物を供給している、世界でも最大規模の卸売市場です。紆余曲折を経て、2018年10月11日に築地市場から移転し、開場しました。様々な展示物が整備されており、築地に比べてより見学しやすい施設となっています。2019年には、まぐろのせり見学も開始される予定です。また、築地市場に軒を連ねていた多くの飲食店が移転してきており、変わらない美味しさのグルメを楽しむことができます。
住所:東京都中央区築地4丁目16−2(築地場外市場)
皇居
実は皇居とその周辺は観光スポットとして広く開かれており、大きく「日本武道館」や「東京都現代美術館」などの文化・芸術施設がある「北の丸公園エリア」、日中の時間帯だけ入ることができる「皇居東御苑エリア」、皇居観光の代名詞ともいえる「二重橋」や2000本のクロマツが植えられた「皇居外苑エリア」の3つのエリアに分かれています。また宮内庁に申し込みをすれば宮殿周辺の参観をすることもできるので、気になった方は詳しく調べてみると良いでしょう。
住所:東京都千代田区千代田1−1
羽田空港(東京国際空港)
本来空港は飛行機を利用する目的で訪れるところですが、実は羽田空港の国内線旅客ターミナルは観光スポットとしても人気を集めています。施設の一例としては、飛行機を見ながら食事ができるレストランや、プラネタリウムカフェの「PLANETARIUM Starry Café」、飛行機の操縦体験ができる「フライトシミュレーター」、日本初の空港内美術館である「ディスカバリーミュージアム」などがあり、羽田空港だけでも1日中遊べるほどです。東京観光にお出かけの際は、ぜひ羽田空港でも遊んでみてはいかがでしょうか。
住所:東京都大田区羽田空港
さいごに
東京には、東京そのものが観光スポットと呼べるほどたくさんの名所があるので、初めての方には今回紹介したような「東京らしさ」が感じられる観光スポットに行かれることをオススメします。東京旅行へお出かけの際には、ぜひ本記事で紹介した情報を参考にプランを立ててみてください。
各地からの羽田空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。大阪からは飛行機で約65分、早めに予約すれば新幹線より安い7,500円程度で予約できます。
東京-大阪間を飛行機で!料金と時間はどれくらい?
東京-札幌間を飛行機で!料金と時間はどれくらい?
飛行機VS高速バス!東京-福岡間の料金徹底比較!
羽田-広島間の航空券の料金と時間はどれくらい?
羽田空港発着の航空券を予約するなら国内航空券最大80%OFFのエアトリにおまかせ!
羽田空港発着の航空券予約はこちら